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マニラ:LRT1号線・2号線、MRT3号線:2026/2/19

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マニラ首都圏の都市鉄道は、2026年現在、マニラ・ライトレール・トランジット・システム(Manila Light Rail Transit System)の路線としてLRT1号線とLRT2号線、マニラ・メトロレール・トランジット・システム(Manila Metro Rail Transit System)の路線としてMRT3号線の計3路線がある。

LRT1号線は、マニラ首都圏パラニャーケ市のドクター・サントス(Dr. Santos)駅とケソン市のフェルナンド・ポー・ジュニア(Fernando Poe Jr.)駅までの24kmを結ぶ路線で、最初の区間が開業したのは1984年である。LRT2号線は、マニラ市のレクト(Recto)とリサール州のアンティポロ(Antipolo)を結ぶ16.5kmの路線で、2003年に開業した。MRT3号線は、パサイ市のタフト・アベニュー(Taft Avenue)とケソン市のノース・アベニュー(North Avenue)を結ぶ路線で、1999年に開業した。

LRT1号線のドロテオ・ホセ(Doroteo Jose)駅とLRT2号線のレクト駅、LRT1号線のエドサ(EDSA)駅とMRT3号線のタフト・アベニュー駅、LRT2号線のAraneta Center–Cubao(アラネタ・センター・クバオ)駅とMRT3号線の同名駅であるAraneta Center–Cubao駅は、徒歩で乗換が可能な駅として案内されている。また、LRT1号線のフェルナンド・ポー・ジュニア駅とMRT3号線のノース・アベニュー駅も、1.5km程度の距離であり、両区間ではバスが多数運行されているため、乗り換えが容易である。

下記路線図はアンティポロ駅で撮影したもので、緑がLRT1号線、紫がLRT2号線、赤がMRT3号線である。この路線図は少し古く、LRT1号線の南端がバクララン(Baclaran)になっているが、2024年11月に、ドクター・サントスまで延伸している。

 

特にLRT1号線とMRT3号線はラッシュ時間帯は大変な混雑となるようで、入場制限が行われるという情報もネット上で目にした。そのため、今回は、比較的空いていると思われる昼間に3路線をまとめて乗車することにした。

 

2026/2/19:LRT Line 1:Dr. Santos→Doroteo Jose

2026年2月19日木曜日。今回は、LRT1号線、LRT2号線、MRT3号線にまとめて乗車する。ドクター・サントス駅からスタートして、まずはLRT1号線でドロテオ・ホセ駅まで行き、そこでLRT2号線のレクト駅まで移動し、LRT2号線でアンティポロまで往復する。その後、LRT1号線の末端のフェルナンド・ポー・ジュニアまで行き、バスでMRT3号線の末端のノース・アベニューへ移動し、MRT3号線でタフト・アベニューまで乗り通す。タフト・アベニューからLRT1号線のエドゥサまで移動し、LRT1号線でドクター・サントスまで戻る。このようなルートで乗車することにした。

 

今回は、ドクター・サントス駅から徒歩10分程度のところにあるホテルに滞在していたため、10時過ぎにホテルを出て、まずはLRT1号線の末端であるドクター・サントス駅へ向かう。

大きな通りから脇に入ったところにドクター・サントス駅がある。奥はSM City Sucatという大型ショッピングモールである。

LRT1号線のドクター・サントス~バクララン間の約6kmが開業したのはごく最近の2024年11月のことである。ドクター・サントス駅付近は、まだ開発途上といった雰囲気であった。

駅前にはバスターミナルがある。

 

駅に入るところには金属探知機がある。荷物の検査はないが、必ず探知機を潜る必要がある。ただ、正直なところ、係員はいるものの、フリーパス状態に見えた。

 

まずは、ドクター・サントスからドロテオ・ホセ駅まで行き、そこでLRT2号線のレクト駅まで移動し、LRT2号線でアンティポロまで向かう。いわゆる乗継券的な乗車券はなく、ドクター・サントスで購入できるのはLRT1号線のドロテオ・ホセまでである。自動券売機の使い方は簡単で、行先を選択し、表示された金額を入れるだけである。ドクター・サントスからドロテオ・ホセまでは40ペソであった。

LRTとMRTの共通の乗車券としてBEEPカードという交通系ICカードがある。これを使うと、数ペソ安く乗車することができる。マニラに住んでいるのであればBEEPカードの方がよさそうな感があるが、見た限り、1回券を購入している人も多いように見えた。窓口でも1回券を購入することができ、窓口に並んでいる人も多い。

1回券。

 

自動改札機を通り、改札内に入る。

ホームは高架上にある。

 

停車中の列車は回送列車で、ドアが閉まっていた。この車両は日本車輛製造と近畿車輛が製造して2007年以降に投入された1200形である。2車体連接車を4両繋いで運行している。

連結部分はこのような形で、車両間の移動はできない。

 

ホーム停車中の列車が出発していくと、今度は、反対側の降車ホームに当駅止まりの列車が到着した。2023年に運行を開始した13000形電車である。スペインのCAF製で、こちらも2車体連接車を4編成連結して運行している。

 

次の列車は2分後だという。「Roosevelt」というのは、末端のフェルナンド・ポー・ジュニア駅の旧駅名である。2023年8月に改名されているが、案内はまだ古いままである。

 

ドクター・サントス駅からの風景。

 

当駅止まりの列車は、奥の引き上げ線に一旦入ったのち、乗車ホームに入ってくる。

 

数分待つと、フェルナンド・ポー・ジュニア行きの列車が到着した。13000形のラッピング車両であった。

 

13000形の車内。ロングシートが並んでいる。

ドア。

スペイン・CAF製である。

 

10時20分、ドクター・サントスを出発した。

次の停車駅はニノイ・アキノ・アベニュー(Ninoy Aquino Avenue)である。ニノイ・アキノ空港に最も近い駅ではあるが、ターミナル1まで2km以上離れており、空港アクセス目的での利用は現実的ではない。

パサイ市に入り、エドゥサ(EDSA)で一気に乗客が増えて、通路も客で埋まり、反対側の窓の外が見えなくなった。マニラの中心部に入り、ユナイテッド・ネーション(United Nation)でまとまった降車があり、やっと落ち着く。LRT1号線はずっと高架線を走っていく。

 

ドロテオ・ホセ(Doroteo Jose)には11時に到着した。

乗換駅だから、一定の降車客がいた。

 

ドロテオ・ホセ駅ホーム。

 

駅ホームからの風景。

 

駅によっては、構内に売店があるところもある。食事を出す店からおやつ系の店まであり、特に昼時は、焼売を売る店が繁盛していた。焼売はフィリピンでも定番の料理らしい。焼売とご飯のセットを70ペソで販売しており、後に他の駅でも見かけたので、食べようかとも思ったが、昼時は店の立ち食いスペースが先客で埋まっていた。今回は先に進むことを優先したため、結局食べなかった。

 

ドロテオ・ホセ駅でLRT2号線に乗り換える。改札を通ると、「Recto Station」「LRT-2 Recto」の案内が所々にある。

案内に従って、レクト(Recto)駅に繋がる歩道橋を進む。

 

2026/2/19:LRT Line 2:Recto→Antipolo

レクト駅に入り、金属探知機を潜ったのち、エレベータで上の階に上がる。この駅も、通路上には出店が並んでいた。

券売機でアンティポロ(Antipolo)までの乗車券を購入して、ホームへ向かう。

改札口。

 

ホームに停車していたのは2000形4両編成であった。車両は韓国・現代ロテム製、電気機器は東芝製とのことである。この路線の開業は2003年で、この車両もその開業時に投入されたものである。マニラのLRT・MRTの中で、唯一、大型車が運行する路線であり、軌間は日本の新幹線と同じ1,435mmの標準軌である。

 

既に発車直前だったのか、乗客は多かったが、まだ空席はあった。レクトを11時13分に出発した。

平日昼間とは言え、一定の乗降はあり、やっと空いてきたのは終点の1つ手前のマリキナ・パッシグ(Marikina–Pasig)であった。

 

2000形の車内。幅広の車体であることがわかる。1両にドアは5つある。

東芝と現代ロテムのロゴが並んでおり、その下にODAのシールが貼られている。

 

終点のアンティポロには11時43分に到着した。降車ホームと乗車ホームが分かれており、客を降ろすと、引き上げ線に入る。

 

ホームからの風景。

 

アンティポロ駅は、一方では、East Gate Business Center & Terminalという建物に直結している。

駅前。

 

反対側では、ショッピングモールSM City Masinagに繋がっている(ホームから撮影)。

 

2026/2/19:LRT Line 2:Antipolo→Recto

アンティポロ駅に戻り、乗車ホームに向かう。乗車ホームの1両目付近に駅員が立つ台があり、駅員がそこで案内を行っている。ホームの線路側に近づきすぎると、即、注意を受ける。

 

ホームからの風景。だいぶ郊外に来たという感じがある。

 

レクトからの列車が到着して、客を降ろし、引き上げ線に入る。この車両が、折り返し、レクト行きになる。

 

列車は10分間隔での運行だろうか、待っていると、ホーム上には客が徐々に多くなっていった。やっと入線してきた列車に乗車する。出発時点で席がすべて埋まっていた。

 

レクト行きは、12時にアンティポロを出発した。

途中のカティプナン(Katipunan)駅は、LRT2号線唯一の地下駅であり、この駅の前後にわずかに地下区間がある。

 

12時30分に終点のレクトに到着した。客を降ろすと、すぐに引き上げ線へ向けて発車していった。

 

2026/2/19:LRT Line 1:Doroteo Jose→Fernando Poe Jr.

ドロテオ・ホセ駅に戻り、LRT1号線の末端のフェルナンド・ポー・ジュニアまで向かう。

 

今回乗車したのは1200形であった。2車体連接車を4編成繋いだ車両である。この車両は2006年から2007年にかけて日本車輛製造と近畿車輛において製造され、今回乗車した車両は近畿車輛で製造されたものであった。

路線図。

近畿車輛製造である。

 

モニュメント(Monument)駅の脇には、SM City Grand Centralという大型ショッピングモールがある。2階に吉野家が入っているのが車窓からも見えたが、後で調べると、丸亀製麺やぼてぢゅうも入店しているらしい。この駅を過ぎると、LRT1号線は右に90度のカーブをする。

 

終点のフェルナンド・ポー・ジュニアには13時に到着した。かつてはルーズベルト(Roosevelt)駅と言い、2023年8月に現駅名に改名したという。

 

列車は、客を降ろすと、引き上げ線に入る。

 

フェルナンド・ポー・ジュニア駅。

 

2026/2/19:EDSA Carousel:Roosevelt→North Avenue

LRT1号線の末端のフェルナンド・ポー・ジュニア駅と、MRT3号線の末端のノース・アベニュー駅は1.5km程度の距離であり、歩いていくことも可能であるが、この間にはEDSAカルーセル(EDSA Carousel)と呼ばれるバスが走っている。このバスは、道路中央にある専用レーンを走行しており、歩道橋を使って、ルーズベルト停留所へ向かう。ホームには路線図があり、ありがたい。

 

バスは数分に1本の間隔で運行しており、すぐに来る。

乗車した後、車掌が回ってくる。ノース・アベニューまでは15ペソであった。

ノース・アベニューには5分弱で到着した。フェルナンド・ポー・ジュニア駅からノース・アベニュー駅まで、高架線は既に繋がっているようで、いずれこの区間で列車の運行も行われるようである。

ちなみに、フィリピンは右側通行で、バスレーンも右側通行、バスのドアも右側であるが、乗車ホームは島式構造になっており、バスが停車すると、バスの前面を通って右側のドアから乗車することになる。

 

フェルナンド・ポー・ジュニア駅もそうであったが、EDSAカルーセルの停留所と駅とは直結していないようで、いったん歩道橋を上がり、道路脇の歩道に降りて、改めて駅への階段を上がることになる。

バスターミナルだろうか。

一旦階段を降りた後、再びノース・アベニュー駅の階段を上がる。

 

2026/2/19:MRT Line 3:North Avenue→Taft Avenue

ノース・アベニューからは、MRT3号線をタフト・アベニューまで乗り通す。

 

反対側の降車ホームに3100形が到着した。中国北車大連機車車輛製造、2018年に運行を開始した比較的新しい車両で、3車体連接車を3編成繋いで運行している。

 

次いで、1999年の運行開始時に投入された、チェコ・CKDタトラ製造の3000形が到着した。こちらも、3車体連接車を3編成繋いで運行している。

 

前の列車との間隔があいたからか、ホームの客も多くなる。10分ほど待って、やっと列車が到着した。3100形であった。

路線図。

この車両も、編成間の行き来はできない構造になっている。

 

ノース・アベニューを13時37分に出発した。始発の時点で混雑しており、立ち客も多かった。前に並んでいたので席に座ることはできたが、もう反対側の窓の外が見えない状態であった。ラッシュ時は駅の入場制限もあるらしいが、昼間の時間帯でこの状況であるから、容易に想像できる。

MRT3号線は、エドゥサ通りに沿って走行する。この通りの周辺にはマニラのビジネスエリアがあるとのことで、各駅での乗降も多い。

終点のタフト・アベニューには14時10分に到着した。

 

タフト・アベニュー駅は、LRT1号線のエドゥサ駅と歩道橋で繋がっている。

LRT1号線の線路の上を通る。

エドゥサ駅付近。

 

2026/2/19:LRT Line 1:EDSA→Dr. Santos

エドゥサから、LRT1号線のドクター・サントス行きに乗車した。エドゥサからドクター・サントスまでの間は比較的空いていた。

車窓から。

 

終点のドクター・サントスには14時40分に到着した。

 

2026年:総目次

 

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