成田空港からつくば・土浦へは、関東鉄道と京成バス千葉イーストが共同で空港連絡バス「NATT'S」を運行している。土浦発は1日8便、成田空港発は1日7便で、土浦から成田空港までは72分、つくばセンターから成田空港までは52分、運賃は全区間2,400円である。
成田空港からつくばまで鉄道で向かおうとすると、京成成田空港線で東松戸、武蔵野線で南流山、つくばエクスプレスでつくばというのが最短と思われるが、途中2回の乗り換えが必要となる。土浦も、京成成田空港線で新鎌ケ谷、東武野田線で柏、常磐線で土浦、あるいはJR成田線で成田を経て我孫子、そこから常磐線ということになるのだろうが、いずれにせよ複数回の乗り換えが必要である。運賃こそ鉄道の方が安いものの、時間はバスの方が短く、乗り換えの必要もないため、バスの方が圧倒的に便利な区間といえよう。
2025/5/4:京成バス千葉イースト:NATT'S:成田空港第3ターミナル→土浦駅東口
2025年5月4日日曜日。今回は、13時に成田空港を出発するつくば経由土浦行きのバスに乗車した。乗車券は第3ターミナル1階到着ロビーで購入する。クレジットカード利用が可能で、2,400円であった。
土浦行きは11番乗り場からの出発である。13時発の便は京成バス千葉イースト成田空港営業所の担当であった。京成バス千葉イーストは、2025年4月1日の京成バスグループの改組により、かつての成田空港交通、千葉交通をはじめとする千葉県東部の京成グループ会社が統合してできた会社である。今回の便を担当する京成バス千葉イースト成田空港営業所は、かつての成田空港交通である。
車内は横4列で、後方にトイレが設置されている(後程撮影)。
座席。
成田空港第3ターミナルを出ると、第2ターミナル、第1ターミナルの順に停車する。第1ターミナルを出発する時点で、3分の1程度の座席が埋まった。
第1ターミナルを出発すると、東関東自動車道を少し走り、大栄JCTで圏央道に入る。
2010年に福島から成田空港へ向かうバスに乗車したときは、圏央道がまだ大栄まで開通しておらず、バスは常磐道のつくばJCTで圏央道に入ったのち、すぐのつくば牛久ICで高速を降り、そこから下道を進んだが、2015年にこの区間が開通した。
利根川を渡り、千葉県から茨城県に入る。
江戸崎PAを通過する。
牛久大仏の脇を通過する。
13時49分、つくば牛久ICで高速を降りる。
つくばセンターには14時05分に到着した。つくばエクスプレスとの接続駅である。停留所には関東鉄道の係員が待機しており、トランクから荷物を出す。
つくばセンターを出ると、次は終点の土浦駅東口である。
学園大橋で桜川を渡る。
学園大橋を過ぎると、まもなく土浦ニューウェイに入る。1985年の国際科学技術博覧会(つくば万博)の直前に開通した自動車専用道で、学園大橋から土浦駅東口までの3kmを結ぶ。
土浦ニューウェイ上には停留所が3つ設置されている。先日乗車した、水戸と土浦を結ぶ「TMライナー」は停車するが、この「NATT'S」は停車しない。
田中町停留所。
桜町四丁目停留所。
川口町停留所。
車窓から。
常磐線を跨ぐ。
高架から地平に降りると、まもなく土浦駅東口のロータリーである。
土浦駅東口には14時25分に到着した。
今回乗車したバスは、京成バス千葉イーストの三菱ふそう・エアロバス「成田230あ339」であった。
土浦駅東口。
【成田空港交通の乗車記録】
2,東京から和歌山へ:成田空港交通「サウスウェーブ号」:2024/6/20【2024/6関西】
3,成田空港から仙台・松島へ:成田空港交通「ザ・サンライナー」:2024/5/17【2024/5宮城・新潟】
2,仙台から成田空港へ:成田空港交通「ポーラスター号」:2012/2/24【2012/2ドイツ】