鉄道 日本の鉄道 2024/7近畿 民鉄(西) 記録

3,近鉄湯の山線・鈴鹿線:2024/7/12【2024/7近畿】

投稿日:2024年8月3日

【スポンサーリンク】



近鉄名古屋と伊勢中川を結ぶ近鉄名古屋線を軸として、途中の近鉄四日市から湯の山温泉まで湯の山線、伊勢若松から平田町まで鈴鹿線が延びている。まずは、この2路線にまとめて乗車する。

 

2024/7/12:近鉄湯の山線:普通:近鉄四日市→湯の山温泉

最初に乗車するのは近鉄湯の山線である。近鉄四日市から湯の山温泉までの15.4kmを結ぶ路線で、四日市鉄道によって1913年に開業、当時はナローゲージ(762mm)であった。1964年に1435mmに改軌の後、1965年に近鉄の路線となった。かつては大阪や名古屋からの特急列車も運行されていたが、現在は線内完結の普通列車のみ、昼間は1時間に2本、朝晩は1時間に3本の列車が設定されている。

近鉄湯の山線は、近鉄四日市駅の5番線、6番線からの出発である。

 

次の列車は8時29分である。車両は2444系3両編成であった。

ヘッドマーク。

 

車内はロングシートである。(後ほど撮影)

優先席。

 

近鉄の通勤列車には、ドアの窓が大きいという特徴がある。

 

運転室の戸には運賃箱がある。ただ、お馴染みの両替機付きの運賃箱ではなく、戸と一体化している。両替機などはなく、ただ現金を投入するだけのもののようである。

 

列車は、定刻8時29分に近鉄四日市を出発した。座席がほどよく埋まる程度の乗車率である。

近鉄四日市を出ると、少しの間高架を走った後、地上に降りて、中川原に到着する。湯の山線は単線で、早速、近鉄四日市行きと行き違いをする。その後、高角駅でも行き違いを行う。四日市から離れるにつれ、長閑な風景となる。

菰野には8時48分に到着した。3両目から私以外の全員が降りた。2両目も誰もおらず、1両目も1,2名が残ったのみである。ここで近鉄四日市行きと行き違いをするため数分停車した。

 

終点の湯の山温泉には8時59分に到着した。

 

すぐ向こうは行き止まりである。

 

自動改札機はなく、駅員に切符を見せて降りる。

 

湯の山温泉駅。

 

湯の山温泉駅前。駅名ともなっている湯の山温泉は駅から少し離れており、三重交通のバスで9分ほどだという。

 

2024/7/12:近鉄湯の山線:普通:湯の山温泉→近鉄四日市

折返し、9時04分発の近鉄四日市行きに乗車した。

 

湯の山温泉からの客は数名であったが、四日市に近づくにつれ客は増えた。終点の近鉄四日市には9時30分に到着した。

 

2024/7/12:近鉄名古屋線:急行:近鉄四日市→伊勢若松

近鉄四日市から、鈴鹿線の始発駅である伊勢若松へ向かう。9時34分発の急行松阪行きに乗車した。名古屋始発の列車であり、3分遅れで到着した。6両編成の列車はほどよく混雑しており、乗車した車両には立ち客も多かった。ドア脇で立って過ごす。途中塩浜に停車した後、伊勢若松には3分遅れの9時48分に到着した。

 

2024/7/12:近鉄鈴鹿線:普通:伊勢若松→平田町

近鉄鈴鹿線は、伊勢若松と平田町の8.2kmを結ぶ路線で、1925年に伊勢鉄道(現在の伊勢鉄道とは異なる)によって伊勢若松~伊勢神戸(現・鈴鹿市)が開業した。その後、合併と改称により、参宮急行電鉄、関西急行電鉄を経て、1944年に近鉄の路線となった後、1959年に近鉄名古屋線に合わせて標準軌に改軌、1963年には近隣の工場地域への通勤需要の高まりを受けて平田町まで開通して現在に至る。現在、昼間は1時間に2本、朝晩は最大4本の列車が設定されており、平日朝に1本だけ近鉄四日市からの直通急行があるほかは、線内完結の普通列車のみとなっている。

鈴鹿線は伊勢若松駅では4番線から出発する。

 

9時48分発の平田町行きは、乗車してきた急行松阪行きからの乗客の乗り換えを待ち、伊勢若松を2分ほど遅れて9時50分に出発した。車両は近鉄2000系3両編成であった。

内装は先ほどの2444系と似ていたが、運転室側の壁、貫通路側の壁とドアの化粧板が黒色で、どことなく高級感があった。

 

伊勢若松から平田町まで、全区間が鈴鹿市内で、終始街中を走る。柳と鈴鹿市の間で、河原田と津を結ぶ伊勢鉄道と交差する。伊勢鉄道との接続駅はない。

鈴鹿市には9時55分に到着した。この駅が鈴鹿市役所の最寄り駅だという。

 

終点の平田町には2分遅れを維持して10時01分に到着した。1面1線の駅で、駅舎は車止めの側にある。

 

折返しの伊勢若松行きは10時02分発である。今回使用しているのは乗り放題の「近鉄週末フリーパス」であるから、改札を出ずに折返し列車に乗車しても問題ないはずであるが、一応駅の外に出て、再びホームへ戻った。運転士も運転台を移動する必要があるため、若干の停車時間がある。

 

2024/7/12:近鉄鈴鹿線:普通:平田町→伊勢若松

平田町からは10時02分発の伊勢若松行きで伊勢若松へ折り返す。伊勢若松には10時13分に到着した。

 

2024/7/12:近鉄名古屋線:急行:伊勢若松→伊勢中川

伊勢若松からは、一気に大阪府の河内山本まで向かうことにした。

次の列車まで15分ほど待ち時間があるので、駅を出てみた。駅前は住宅街で、コンビニなどもない。

有人駅であるが、昼間時間帯には窓口は閉まっている。

 

10時28分発の急行松阪行きに乗車して、伊勢中川まで向かう。名古屋始発の6両編成で、混んでもなく空いてもなく、という乗車率であった。空席はあり、座っていく。

 

10時41分の江戸橋で、3分ほど停車して特急に道を譲る。

三重県に「江戸橋」というのはどういうことかと思うが、駅名の由来は、最寄りの志登茂川に架かる江戸橋である。江戸時代、津藩主が参勤交代で江戸へ行くときに藩士の見送りがこの橋までとされたことから、江戸橋と名付けられたのだという。

大阪難波行きの特急ひのとりが通過していった。

 

江戸橋を出ると、2分ほどで津に到着する。三重県の県庁所在地である津市の中心駅で、JR紀勢本線、伊勢鉄道との接続駅である。

 

伊勢中川の手前では大阪方面への特急が使用する短絡線が分岐する。

 

伊勢中川には11時01分に到着した。この駅は列車の両側にホームがあり、両方のドアが開く。

 

伊勢中川駅ホーム。

 

2024/7/12:近鉄大阪線:特急:伊勢中川→大和高田

伊勢中川からは、11時10分発の特急大阪難波行きに乗車して、大和高田まで向かう。特急券は920円であった。

 

11時10分発の大阪難波行きは賢島始発で、車両は22000系「ACE」4両編成であった。車内を見渡すと、窓側はある程度埋まっていたが、通路側には空席が多かった。

 

伊勢中川駅のホーム上にはファミリーマートがあり、こちらで昼食を購入した。

 

列車は11時10分に伊勢中川を出発した。途中、榊原温泉口、伊賀神戸、名張と停車して、三重県から奈良県に入り、榛原に停車した後、近鉄橿原線との接続駅である大和八木には12時01分に到着した。

 

大和高田には12時06分に到着した。この先の河内山本には特急は止まらないので、ここで後続の区間準急に乗り換えることにした。

 

大和高田駅。

 

2024/7/12:近鉄大阪線:区間準急:大和高田→河内山本

大和高田からは、12時14分発の区間準急大阪上本町行きに乗車した。

 

12時18分の五位堂で7分ほど停車して、急行と特急に道を譲る。その間に、乗車列車の撮影をした。

 

関屋駅を出ると奈良県から大阪府に入る。

信貴線との接続駅である河内山本には12時49分に到着した。

 

【2024/7近畿】(目次

2,名古屋から近鉄四日市へ:近鉄名古屋線:22000系「ACE」:2024/7/12【2024/7近畿】

3,近鉄湯の山線・鈴鹿線:2024/7/12【2024/7近畿】【←本記事】

4,近鉄信貴線・西信貴鋼索線(西信貴ケーブル):2024/7/12【2024/7近畿】

 

【スポンサーリンク】

 

【その他の近鉄線の乗車記録】

19,伊賀神戸から近鉄四日市へ:近鉄大阪線・名古屋線:23000系「伊勢志摩ライナー」:2024/7/14【2024/7近畿】

17,大阪から伊賀神戸へ:近鉄大阪線:23000系「伊勢志摩ライナー」:デラックスシート:2024/7/14【2024/7近畿】

15,Osaka Metro中央線・近鉄けいはんな線:Osaka Metro400系:2024/7/13【2024/7近畿】

13,近鉄南大阪線・長野線・道明寺線:2024/7/13【2024/7近畿】

12,近鉄吉野線・南大阪線:観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」:2024/7/13【2024/7近畿】

11,近鉄吉野線:2024/7/13【2024/7近畿】

10,近鉄御所線:2024/7/13【2024/7近畿】

9,近鉄生駒線・田原本線:2024/7/13【2024/7近畿】

7,近鉄天理線:2024/7/12【2024/7近畿】

6,近鉄橿原線(新ノ口連絡線)・京都線:30000系「ビスタEX」:2024/7/12【2024/7近畿】

5,近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル):2024/7/12【2024/7近畿】

3,名古屋から大阪へ:近鉄特急「ひのとり57列車」:2023/6/23【2023/6西日本】

6,近鉄志摩線・鳥羽線・山田線:近鉄特急:近鉄12410系:2022/8/27【2022/8近畿】

 

【スポンサーリンク】



-鉄道, 日本の鉄道, 2024/7近畿, 民鉄(西), 記録
-

Copyright© ピーナッツの旅行記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.