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10,JR富良野線:富良野・美瑛ノロッコ6号:2006/7/30【2006/7北海道】

投稿日:2019年5月26日

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2006/7/30:JR富良野線:富良野・美瑛ノロッコ6号:富良野→旭川

富良野からは、富良野・美瑛ノロッコ6号旭川行きで旭川へ向かう。夏の期間に運行しているトロッコ列車である。

16時になったので、ホームへ移動し、富良野・美瑛ノロッコ6号旭川行きに乗車する。この列車は、先頭にはノロッコ号専用と思われる、緑や黄色、ピンクなど明るい色で塗られたディーゼル機関車が連結されている。

客車はトロッコ車両3両編成が基本のようであるが、この日は多客期であるためか4両編成であった。応援として連結された車両は、水道やコンロなどが完備されたバーベキューカーであった。もちろん、この列車ではそれらの設備が使用できないようになっている。

 

1両目に売店があり、ノロッコ号限定のグッズやお菓子が売られていた。

車内には観光客が多いが、地元の高校生や普段着姿の人も結構乗っていた。

最後尾の車両に座る。この車両も観光用に改造されていて、進行方向左側には、窓側に向けてベンチが置かれていた。進行方向右側は、テーブルを挟んで6人が座れるようになっているボックスシートとなっていた。

 

4人掛けのボックスシートで構成された車両もあった。

 

出発時間が近づくと、大手旅行社の親子向けツアーの参加客が、添乗員に引き連れられて乗り込んできて、賑やかになる。

16時11分、定刻に富良野を出発した。顔に涼しい風が吹き付け、心地よい。列車はのんびりと富良野市内を抜けて、田園風景の中を走る。そのうち、観光案内のテープが流れ始める。日本語の後に、英語、中国語、韓国語でも放送されたのには驚いた。

ゆったりとした速度で走る。最初の停車駅である中富良野を出てしばらく走ると、進行方向左手のなだらかな丘にラベンダー畑が見えるとの放送がある。列車からは遠かったが、確かに、絨毯のように敷き詰められた濃い紫色のラベンダーの畑が見えた。

進行方向右手には、富良野岳や十勝岳など数々の山々が重なるようにしてそびえ立っている。そのような風景を見ていると、ノロッコ号のための臨時駅であるラベンダー畑に停車する。この駅から、十数人が乗り込んできた。

 

景色を眺めていると、車掌が「ノロッコ号乗車証明書」を配り始めていた。その車掌から、ノロッコ号のオレンジカードを3枚買う。オレンジカードを3枚買うと、旭川車掌区が制作したノロッコ号のCDが無料で付いてくる、という企画につられたのであった。とは言え、オレンジカードはいずれ使うことができるので、勿体ないとは思わない。

オレンジカードを購入すると、台紙も付けてくれた。

購入したオレンジカード。

 

次の停車駅の上富良野では、列車が数分停車した。車内放送では、駅の売店でラベンダーソフトクリームが売られていることが放送される。駅の花壇には幾本ものラベンダーが植えられている。ここで、親子向けツアーの客が降りていき、車内が空く。

 

上富良野を出ると、勾配を列車は上ってゆく。景色もそれにつれて変化し、線路の両端には、時折丘が現れるものの、針葉樹林が広がりはじめる。

 

山の中を走っていくと、美馬牛に着く。ここでも数分停車する。

美馬牛駅の駅舎には、クリスマス飾りのようなリースがかけられている。

黄色に塗られ、目や口なども描かれているラッセル車が留置線に停車していた。なかなか風情がある、山の中の小駅であった。

 

美馬牛の次は美瑛である。響きの良い地名である。もっとも、美瑛とはアイヌ語の「ビイエベツ」が由来で、これは日本語に訳すると「脂ぎった川」という意味らしい。だが、現在、車窓から見た美瑛の風景は、おしゃれな街と言う印象が大きい。

 

美瑛から旭川まではノンストップで走る。景色の楽しめる区間が終わったからか、速度も速くなる。しばらくは水田地帯を走るものの、旭川に近づくにつれて住宅が多くなり、17時46分、いくつものビルが建ち並んでいる旭川に到着した。

 

旭川駅。

 

【2006/7北海道】(目次

9,滝川から富良野・布部へ:JR根室本線:2006/7/30【2006/7北海道】

10,JR富良野線:富良野・美瑛ノロッコ6号:2006/7/30【2006/7北海道】【←本記事】

11,旭川:プラトンホテル:2006/7/30【2006/7北海道】

 

【観光列車の乗車記録】

(JR東日本)

7,五所川原から秋田へ:JR五能線:快速リゾートしらかみ4号:2006/2/18【2006/2北東北】

(津軽鉄道)

6,津軽鉄道・ストーブ列車:2006/2/18【2006/2北東北】

 

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