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7,米沢から坂町へ:JR米坂線(代行バス):2023/12/23【2023/12東北】

投稿日:2024年1月13日

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JR米坂線は、山形県の米沢と新潟県の坂町を結ぶ90.7kmの鉄道路線で、1936年に全通した。先日の只見線と同じく、豪雪地帯を走る路線として知られている。この路線は、2000年代前半まではキハ58系、キハ52形といった国鉄形気動車で運行をしており、その頃に一度乗車したことがある。

自然災害の影響を受けやすい路線であり、これまでも度々運休が発生することはあったが、2022年8月3日から4日にかけての集中豪雨により橋梁崩落を始め多数の被害が発生して以降、今泉~坂町間67.7kmが現在に至るまで長期運休となり、代行バスによる輸送に置き換えられている。2023年4月に、JR東日本は、復旧にかかる費用として約86億円、工期5年が見込まれる旨を公表し、JR東日本と沿線自体地での協議も開始されたが、今後の復旧方針は現在のところ定まっていないようである。

 

2023/12/23:JR米坂線:普通:米沢→今泉

今回は、米沢駅を12時16分に出発する普通今泉行きに乗車する。この列車は、今泉で10分の接続で坂町行きの代行バスに接続し、坂町には15時05分に到着する。

米坂線の列車は、米沢駅の4番線、5番線から出発する。

 

12時16分発の今泉行きは、キハ110系1両編成での運行であった。

車内には、4人掛けと2人掛けのボックスが並んでいる。(今泉にて撮影)

 

米沢駅を出発する時点で、乗客は20名程度であった。列車は、米沢を出ると、南米沢、西米沢と停車していく。南米沢は複数の高校の最寄り駅であり、一定数の学生が乗車してきた。

次いで、西米沢でもパラパラと乗車があり、車内には立つ客も出始めた。

ただ、羽前小松でまとまって降りていき、車内は15名ほどになった。

外は吹雪いており、雪が窓に付いて、窓からは何も見えない。

終点の今泉には12時45分に到着した。米沢から23kmの地点である。

今泉駅駅名標。

 

今泉駅は、赤湯と荒砥を結ぶ山形鉄道フラワー長井線との接続駅である。

 

2023/12/23:JR米坂線:代行バス:今泉→坂町

今泉駅。

今泉から坂町までは代行バスでの運行で、次の今泉発は10分後の12時55分である。バスは既に駅前に停車していた。新潟交通観光のマイクロバスであった。

車内は、1列+2列の横3列仕様であった。

 

坂町行きのバスは12時55分に今泉駅を出発した。乗客は10名であった。

 

各駅に立ち寄る都合上、細い道も使いながら進む。最初の停車駅である萩生駅には13時05分に到着した。

米坂線の踏切を渡る。当然であるが、線路は全く除雪されていない。雪の中から草が出ているのも見える。

 

羽前椿駅。駅舎内には飯豊町観光協会の事務所が入っているという。

 

各駅で1分程度の停車時間が確保されている。土地柄、運転手も雪道の運転に慣れているというのはあるのだろうが、ダイヤには相当余裕があるのかもしれない。一般的な路線バスと違って、遅れて当たり前、というダイヤ設定ではないようである。

 

再び米坂線の踏切を渡る。

 

「道の駅いいで めざみの里観光物産館」の前を通過する。

 

手ノ子駅。

 

手ノ子より先は、バスは国道113号を進む。さらに雪深いところへ入っていく。道にも雪が積もっており、ガタガタという乗り心地である。羽前沼沢、伊佐領、羽前松岡では、バスは駅前には入らずに、国道113号上に停車する。

 

小国駅が近づくと、街に入る。この辺りが小国町の中心部である。

小国駅には14時01分に到着した。米沢を出てから1時間45分ほど経過している。小国駅では6分の停車時間があり、トイレ休憩となる。

小国駅には係員がいた。切符の販売も行われているようである。

 

小国駅を14時06分に出発した。国道113号を進む。

向こうに横根スキー場が見えた。

 

小国と越前金丸駅との間に県境があり、山形県から新潟県に入る。バスは荒川に沿って進む。

 

新潟県に入って最初の駅は越後金丸である。ここも駅前には入らずに国道113号上で停車する。

 

越後片貝駅。

 

向こうは米坂線の線路である。

 

越後下関駅あたりまで来ると、山から下りたという感じになる。

越後下関駅と越後大島駅も駅前には入らない。越後下関駅では駅前の通りにある新潟交通観光の下関営業所付近に、越後大島駅では国道113号上に停車する。

 

終点の坂町には、定刻の15時05分に到着した。米沢から2時間50分、今泉から2時間10分であった。

 

【2023/12東北】(目次

6,山形から米沢へ:JR奥羽本線:701系5500番台:2023/12/23【2023/12東北】

7,米沢から坂町へ:JR米坂線(代行バス):2023/12/23【2023/12東北】【←本記事】

8,坂町から余目へ:JR羽越本線:特急いなほ7号:E653系1000番台:2023/12/23【2023/12東北】

 

【列車代行バスの乗車記録】

9,余目から新庄へ:JR陸羽西線(代行バス):2023/12/23【2023/12東北】

アルピコ交通上高地線:3000系:2021/9/11

 

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