高松琴平電鉄(ことでん)志度線は、高松市の瓦町を起点にさぬき市の琴電志度まで12.5kmを結ぶ路線で、開業は1911年と、こちらもかなり歴史のある路線である。この12.5kmの中に現在は16駅が設置されており、駅間距離は短く、最短で0.6km、最長でも1.3kmである。列車は、昼間は24分間隔で運行している。
高松から志度へはJR高徳線も僅かに南側を平行して走っており、一部区間では寄り添うような形となっているが、ことでん志度線の方が駅数、本数共に多い。
2023/10/21:高松琴平電気鉄道志度線:普通:瓦町→八栗
長尾線で長尾まで往復した後、瓦町駅には11時55分に到着した。
高松琴平電鉄には琴平線、長尾線、志度線の3路線があり、かつてはいずれも瓦町駅で線路が繋がっていたというが、1994年に始まった瓦町駅改良工事により、志度線は、琴平線、長尾線と完全に分断された。志度線のホームは、琴平線、長尾線と離れた4番線、5番線からの出発である。
長い距離なので動く歩道が設置されているが、2021年6月1日から節電のため運行を停止している。
階段を降りるとホームである。
駅名標。ピンク色は志度線のラインカラーである。
4番線には12時04分発の志度線普通琴電志度行きが停車していた。
車両は600形である。その中でも今回乗車した627・628編成は、名古屋市交通局名城線で運用に就いていた名古屋市交通局1800形である。1800形はもともと中間車であったので、高松琴平電鉄に譲渡されるにあたって先頭車化改造が施された。
先ほど乗車した琴平線、長尾線の1200形も18m車でやや小さめであるが、この車両はそれよりも圧迫感を感じた。後で調べると、15m車であった。車内はロングシートである。
優先席。
ドア。
ドア上に路線図がある。
日本車輌で1974年(昭和49年)に製造された車両であった。
1999年(平成11年)に京王重機で改造のうえ、高松琴平電鉄に譲渡された。
列車は定刻12時04分に瓦町を出発した。瓦町を出ると、列車は東へ進む。
すぐに次の駅である今橋に到着した。
今橋駅には志度線の車両基地がある。
琴電屋島には12時21分に到着した。JRにも屋島という駅があるが、両駅間は850mほど距離があり、徒歩10分である。
八栗には12時26分に到着した。今回はここで降りた。
八栗駅の駅名標。
八栗駅の最寄りには八栗寺という四国八十八箇所の第八十五番札所があり、登山口から山上までケーブルカーが走っている。これから、このケーブルカーに乗りに行く。
無人駅ではないが、この時間帯は駅員はいなかった。
駅待合室。
八栗駅。
【2023/10四国】(目次)
18,高松琴平電鉄琴平線:1200形:2023/10/22【2023/10四国】
19,高松琴平電鉄長尾線:1200形:2023/10/22【2023/10四国】
20,高松琴平電鉄志度線:(1)瓦町から八栗へ:600形:2023/10/22【2023/10四国】【←本記事】
21,八栗ケーブル(八栗鋼索鉄道線):2023/10/22【2023/10四国】
22,高松琴平電鉄志度線:(2)八栗から琴電志度へ:700形:2023/10/22【2023/10四国】