今回の旅行の目的の1つは、117系に乗車することであった。117系は、1979年から1986年にかけて216両製造され、当初は京阪神地区で東海道本線・山陽本線の新快速運用に充当され、新快速運用から撤退の後も、JR東海・西日本の各線区で運行を続けてきた。私自身は、2009年に米原から大垣まで乗車したことがある。
運行開始から30~40年近く経過をして、既に多くの編成が廃車となっているところであり、2023年4月には京都地区での定期運行を終了し、残す定期運用は岡山地区のみとなっていたが、岡山地区でも新型車両227系「Urara」の運用開始に伴い2023年7月21日で運用を終了することが決定していた。
東日本に住んでいると馴染みのない車両であるが、定期運用終了に先立って乗っておくことにした。なお、臨時列車では、引きつづき「WEST EXPRESS 銀河」で117系に乗車することが可能である。
2023/6/24:JR赤穂線:普通:岡山→播州赤穂
岡山を20時08分に出る赤穂線直通の播州赤穂行きに117系が充当されるという。この列車で、播州赤穂まで往復することにした。
出発数分前に、4番線に播州赤穂行きが入線した。予定通り117系である。
117系は2ドアであるが、停車位置についての案内放送がなかったため、各車両3箇所に列ができている。そのため、列車が到着してから、ドアがないところに立っていた人が一様に左右に動き出す。
列車は、定刻20時08分に岡山を出発した。岡山出発の時点では帰宅客で混雑しており、相席となった。ただ、各駅でパラパラと、あるいは一定の降車があり、播州赤穂に近づくにつれて空席の方が多くなった。この時間帯の列車ではよく見かける光景である。
終点の播州赤穂には21時19分に到着した。一旦改札を通る。岡山から播州赤穂まで990円である。
2023/6/24:JR赤穂線:普通:播州赤穂→岡山
再び改札を通り、ホームに戻る。ここまで乗車してきた117系は、折返しの21時27分発の岡山行きに充当される。私も、これに乗って岡山に戻る。
運用終了前の土曜日の夜ということもあって、カメラを構えている客もいるが、まだ多くはない。誰も乗車していない車内を撮影できるくらい、余裕があった。
117系100番台、E09編成。
側面の行先表示。
ドアは1両2ドア、両開きである。
壁や座席の色合いからか、高級感のある車内である。
反対側を見る。
座席は転換クロスシートである。
ドア脇の席は転換できないので、ボックス席の部分が生まれる。
車端部。
編成中1両にトイレが設置されている。
トイレは和式である。
今回乗車した車両は、川崎重工昭和61年(1986年)製造であった。117系の中でも最後に製造された車両である。
折返しの岡山行きは、定刻21時27分に播州赤穂を出発した。本日の岡山行き最終電車である。
終点の岡山には22時42分に到着した。
【2023/6西日本】(目次)
14,坂出から岡山へ:快速マリンライナー54号:グリーン車:2023/6/24【2023/6西日本】
15,岡山から播州赤穂へ:JR赤穂線:117系:2023/6/24【2023/6西日本】【←本記事】
16,岡山:スマイルホテル岡山:ダブルルーム:2023/6/24【2023/6西日本】
【赤穂線の乗車記録】
3,姫路から岡山へ:JR赤穂線:115系300番台:2022/12/30【2022/12西日本】