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3,名古屋から大阪へ:近鉄特急「ひのとり57列車」:2023/6/23【2023/6西日本】

投稿日:2023年7月11日

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2023年6月23日金曜日。東京からのドリームなごや1号は、名古屋駅新幹線口に6時40分に到着した。この日は、岡山を15時05分に出る特急やくもの指定券を予約しているので、それまでに岡山に着けば良い。時間があるので、名古屋から近鉄、阪神、山陽電鉄を乗り継いで網干まで行き、そこからJRで岡山へ向かうことにした。

 

2023/6/23:近鉄名古屋線・大阪線・なんば線:ひのとり57列車:近鉄名古屋→大阪難波

まずは7時に近鉄名古屋を出る近鉄の有料特急列車「ひのとり」で大阪まで向かう。指定券は、先ほどドリームなごや1号に乗車中に、近鉄のウェブサイトから購入した。「ひのとり」にはプレミアムシートとレギュラーシートがあるが、今回はレギュラーシートにした。特急料金は、名古屋から大阪までの通常の特急料金1,930円に「ひのとり」の特別料金200円が加算され、合計2,130円であった。

 

JR名古屋駅の売店で朝食用に駅弁を購入してから、近鉄名古屋駅へ向かった。近鉄名古屋駅は地下駅である。

 

Suicaで自動改札機を通り、近鉄の乗り場へ入る。

近鉄の乗り場にも売店があり、こちらでも弁当の購入ができた。「ひのとり弁当」などのオリジナルの弁当も用意されていた。

営業時間外であったが、手羽先で有名な風来坊の店舗もあった。その他、カフェが営業しており、サンドイッチなどはこちらでも購入できる。

 

先発の6時50分発特急賢島行きはアーバンライナーでの運行であった。

 

出発5分ほど前に、7時発のひのとり57列車大阪難波行きが入線した。

「ひのとり」は2020年7月に運行を開始した近鉄80000系の愛称である。アーバンライナーの後継として名阪特急に投入された。現在、名阪特急の速達型には「ひのとり」、停車駅が多いタイプにはアーバンライナーが充当されている。

「ひのとり」は6両あるいは8両で構成され、両側の先頭車がプレミアムシート車両、中間車がレギュラーシート車両である。プレミアムシート車両はハイデッカー構造となっている。プレミアムシートは、見た目がJR東日本のグランクラスに似ているが、追加料金は900円と安く、それだからか人気が高いようである。今回乗車する57列車も、レギュラーシートの空席が比較的多いのに対して、プレミアムシートは満席であった。

側面の行先表示。

 

今回乗車した「ひのとり57列車」は8両編成で、私は6号車のレギュラーシートを予約していた。

 

レギュラーシートの車内。

座席。

バックシェル型の座席で、リクライニングを最大まで倒しても、後ろの席に干渉しない構造となっている。

背面テーブル。

肘掛けにはインアームテーブルも備わっている。

 

座席前には、フットレストとカップホルダーが備わっている。

フットレストはペダルで角度を変えることができる。

 

肘掛けにリクライニングレバーとコンセントがある。

 

座席間の肘置きは、細いものが2本ある。

 

窓枠部分は広くなく、物を置く余裕はない。

 

座席前のポケットには、「雑誌・書籍要約読み放題サービス」というサービスの案内があった。これは「ひのとり」オリジナルのサービスである。

 

デッキとの仕切りドア上には、案内用の大型液晶ディスプレイが設置されている。

そのドア脇には、荷物を置くスペースがある。

 

6号車は車いす対応の車両で、5号車寄りデッキには車いす対応のトイレがある。

トイレは温水洗浄便座であった。

 

そのほか、男性用トイレと洗面所がある。

男性用トイレ。

洗面所。おしぼりが備わっている。

 

車両によっては、デッキに鍵付きのロッカーが設置されている。

ロッカーの反対側はベンチコーナーとなっている。

壁には「ひのとり」のエンブレムがある。

2021年にはブルーリボン賞を受賞している。

 

57列車大阪難波行きは、定刻7時に近鉄名古屋を出発した。まず、近鉄名古屋線を伊勢中川へ進む。近鉄名古屋線は、近鉄名古屋から三重県の伊勢中川までの78.8kmを結ぶ路線である。その後、伊勢中川から近鉄大阪線に入り大阪上本町、近鉄難波線に大阪難波へ向かう。この列車の停車駅は少なく、近鉄名古屋を出ると、津、大和八木、鶴橋、大阪上本町のみの停車である。

近鉄名古屋駅は地下駅であるが、出発すると、すぐに地上に出て、車両基地もある米野駅を通過する。黄金駅を過ぎると高架に上がる。横にはJR関西本線の高架もある。

関西本線との接続駅である八田駅を通過する。

 

長島の付近で、木曽川、長良川、揖斐川を相次いで渡り、三重県に入る。

 

名古屋駅で購入した弁当を開けた。「名古屋名物 だるまのみそかつえびヒレ重」。1,000円也。

本来であれば半熟玉子が入っているようだが、玉子不足で野菜煮物が入っているという。

たしかに、玉子が入りそうなスペースに野菜煮物が入っていた。濃いめの味付けの味噌カツ、海老フライで、ご飯が進む。美味しくいただいた。

 

プレミアムシートのある両側の先頭車のデッキに、カフェスポットがある。コーヒーマシーンと、お菓子と飲み物、「ひのとり」のグッズを販売した自動販売機が設置されている。キャッシュレス決済には対応しておらず、現金のみの対応である。

挽きたてコーヒーは200円であった。カップは「ひのとり」オリジナルのものである。

 

津には7時44分に到着した。三重県の県庁所在地で、JR東海の紀勢本線との乗換駅である。

 

津を出ると、しばらくは紀勢本線と併走する。

田園風景が広がる。

 

列車は、伊勢中川駅構内の短絡線を介して、伊勢中川駅のホームを経由することなく、近鉄名古屋線から近鉄大阪線へ入る。近鉄大阪線は、伊勢中川と大阪上本町を結ぶ108.9kmの路線である。

デルタ線の中には、色々と看板が並んでいる。

 

のどかな風景が続く。

 

東青山を通過すると、全長5,652mの新青山トンネルに入り、布引山地を越える。このあたりは人家も少なく、特に新青山トンネルを出たところにある西青山駅は秘境駅としても紹介されている。

 

名張を過ぎると奈良県に入る。

JR桜井線と接続をする桜井を通過すると、大和八木に到着する案内が流れた。

 

8時37分に大和八木に到着した。近鉄橿原線との接続駅である。降りる客も乗る客も一定数いる。

 

高安検車区を通過する。

車窓から。

 

近鉄八尾を通過すると、鶴橋到着の案内が流れた。鶴橋には9時03分到着した

鶴橋の次は大阪上本町である。大阪上本町は近鉄のターミナル駅であり、地上ホームは7面6線の頭端式ホームがあるらしいが、難波線に直通するこの列車は2面2線の地下ホームに停車する。地下に入ってすぐ、9時05分に到着した。

大阪上本町から近鉄難波線に入る。難波線は、大阪上本町と大阪難波を結ぶ2kmの路線である。この区間では喫煙コーナーを含め禁煙との案内が流れた。

終点の大阪難波には9時09分に到着した。

 

反対側のホームには、9時15分発の京都行き観光特急「あをによし」が停車していた。

 

大阪難波駅駅名標。

 

【2023/6西日本】(目次

2,東名江田から名古屋へ:ジェイアール東海バス「ドリームなごや1号」:ビジネス・シート:2023/6/22【2023/6西日本】

3,名古屋から大阪へ:近鉄特急「ひのとり57列車」:2023/6/23【2023/6西日本】【←本記事】

4,阪神なんば線・武庫川線:2023/6/23【2023/6西日本】

 

【近鉄の乗車記録】

6,近鉄志摩線・鳥羽線・山田線:近鉄特急:近鉄12410系:2022/8/27【2022/8近畿】

 

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