益田を11時23分に出発した山口線の普通列車は、山口に13時13分に到着した。山口県の県庁所在地山口市の中心駅であり、地方交通線の駅とはいえ、堂々とした駅舎であった。
今回は青春18きっぷを使用しているので、このまま13時16分発の山口線で新山口まで行き、山陽本線に乗り換えて広島方面へ向かえば、追加料金はかからない。ただ、山口駅から山陽本線の防府駅まではバスが出ているので、今回はこちらを使ってみることにした。
山口と防府とを結ぶバスを運行するのは中国JRバスである。今回乗車するのは、防府~山口~萩を結ぶ中国JRバス「防長線」の一部であるが、現在では防府と萩を直通する便はなく、全ての便が山口で系統分離をしている。山口~防府間は、平日は30本以上、土休日も20本以上の便が設定されている。幹線路線という感じである。
2023/1/1:中国ジェイアールバス:防長線:山口駅→防府駅
防府駅行きのバスは、山口駅前の1番乗り場から出発する
駅舎側には切符売り場があり、時刻表と運賃表が頭上に掲示されていた。山口駅から防府駅までは870円である。
バスを待っていると、JR九州バスの高速バスが到着した。博多と山口を結ぶ「福岡・山口ライナー」で、博多を9時半に出発したバスである。山口駅到着は定刻13時35分なので、10分ほどの早着であった。
山口駅を13時30分に出る防府行きのバスに乗車した。山口と防府を結ぶ便は、山口大学、中尾口を始発とする便が大半であるが、13時30分のバスは山口駅が始発である。
客は山口駅から2名であった。
山口駅を出て約10分、ゆめタウン山口というショッピングセンターに入った。ここで2名乗車した。
山口インターのあたりで、萩と防府を結ぶ国道262号に入ると、後は防府駅までほぼ一直線である。
14時頃、山陽新幹線の高架下を通ると、防府まではあと少しである。
防府駅の手前に八王子という停留所があるが、この日は通過した。近くに防府天満宮があり、初詣の渋滞回避のための迂回らしい。
終点の防府駅には14時12分に到着した。料金は870円であった。Suicaをはじめとした交通系ICカードでの支払いが可能であった。
山陽本線防府駅。
【2022/12西日本】(目次)
17,山口駅から防府駅へ:中国ジェイアールバス「防長線」:2023/1/1【2022/12西日本】【←本記事】
18,防府から広島へ:JR山陽本線:2023/1/1【2022/12西日本】