朝から十国峠のケーブルカーと箱根の海賊船、ロープウェイ、ケーブルカー、登山電車に乗車して、小田原には15時26分に到着した。ここからは青春18きっぷを使って、本日は豊橋まで向かう。小田原から東海道本線をそのまま西に進んでも良いが、時間はあるので、御殿場線にも乗車しておくことにした。
2022/3/25:JR東海道本線:普通:小田原→国府津
小田原駅の小田急の改札口の横にある立ち食いの「箱根そば」で昼食の後、15時53分発の東海道本線普通宇都宮行きで、御殿場線の始発の国府津へ向かった。国府津には15時59分に到着した。
2022/3/25:JR御殿場線:普通:国府津→沼津
御殿場線は、東海道本線の国府津と沼津を御殿場経由で結ぶ60.2kmの路線である。1889年に、東京と大阪を結ぶ幹線路線の一部として開通した。1934年に熱海~函南間の丹那トンネルが開通して、東海道本線が熱海経由となるまでは、こちらが東海道本線であった。
国府津から、16時03分発の御殿場線普通沼津行きに乗車した。
沼津行きは313系2両編成での運行であった。
車内はセミクロスシートとなっている。
国府津を出ると、北西に向けて進む。現在の東海道本線が箱根の南側を進むのに対し、御殿場線は箱根の北側を走る路線である。御殿場線は、両端の国府津、沼津から中間の御殿場に向けて急勾配が続く。最急勾配は25パーミルだという。御殿場駅付近に、沿線で標高の一番高い標高455mの地点がある。そのため、かつて東海道本線であった頃、すなわち蒸気機関車で運行していた頃であるが、国府津、沼津で列車を後押しする補機を連結し、御殿場駅で走行中に補機を切り離すという運用が行われていたという。
国府津と下曽我の間に、JR東日本国府津車両センターがある。先日引退した相模線の205系500番台が留置されていた。
【→205系500番台の乗車記録はこちら】
松田の手前で小田急小田原線と交差する。小田急側からJR側に1本の線路が延びているが、これは小田急線とJR御殿場線とを直通する「特急ふじさん」が使用する連絡線がある。かつて、前身の「特急あさぎり」でこの連絡線を通ったことがある。
【→特急あさぎり号の乗車記録はこちら】
小田急線と交差してまもなく、松田に到着する。ここは小田急の新松田駅に近い。多くの乗車があった。松田では4分ほど停車して、国府津行きと交換をする。御殿場線が東海道本線であった頃は複線化されていたが、御殿場線となった後の1943年に単線化されたという。
山北には16時30分に到着した。現在は、東京方面から国府津経由で御殿場線に直通する列車はないが、2012年までは、東京から山北まで直通する運用があった。
山北の次の谷峨を出ると、県境を越えて、神奈川県から静岡県に入る。静岡県に入り、駿河小山から先は進路を南に向けて沼津へ向かう。
御殿場には16時59分に到着した。御殿場駅は御殿場線の中心駅であり、ここを始発・終着とする列車も多い。向かいのホームには、小田急60000形MSEが停車していた。17時23分発の特急ふじさん6号新宿行きに充当されるのであろう。
御殿場では9分間停車した後、17時08分に出発した。御殿場以降の各駅では降車よりも乗車の方が多く、次第に車内は混雑してきた。
17時32分に長泉なめりに到着した。2002年に新設の、比較的新しい駅である。変わった駅名だなと思ったが、「なめり」とはこの駅周辺の地名で、漢字で書くと「納米里」となる。
終点の沼津には17時42分に到着した。
沼津駅で降りたのは初めてである。
次に乗り換える列車まで40分ほど時間がある。この時間を使い、沼津駅のQBハウスで散髪をした。それでも時間が余ったので、サンマルクカフェに入り、お茶にした。
【2022/3東日本・東海】(目次)
11,早雲山から強羅を経て小田原へ:箱根登山鉄道:箱根登山ケーブルカー・登山電車:2022/3/25【2022/3東日本・東海】
12,JR御殿場線:2022/3/25【2022/3東日本・東海】【←本記事】
13,沼津から浜松へ:JR東海道本線:ホームライナー浜松3号:2022/3/25【2022/3東日本・東海】