ホテルで2時間ほど休憩した後、電車に乗ろうと思って、20時過ぎにホテルを出る。何か乗ったことのない車両が来ないかなと期待しつつ、マンガブサール駅へ向かう。
2013/11/5:Commuter Line:Manggabesar → Manggarai
ボゴール行きがすぐに来るらしい。ホームに上がると、新型車KFW I-9000型が入線してきた。これに乗る。主要機器はボンバルディア製、車体はインドネシアのINKA製で、日本が技術協力をしているという。
新しいだけあって、まだ車内はぴかぴかである。座席はロングシート、座面にはモケットが張られている。
ドア上にはモニターがあるが、これはまだ使用していない。
ボゴールまで行っていると帰りが遅くなるので、マンガライまで乗って、降りる。
ジャカルタからスラバヤへ行くアルゴ・ブロモ・アングレック(Argo Bromo Anggrek)の専用車が停車していた。
元営団6000系。
マンガライ駅、先日も見たが、かつての駅の横に、新駅舎ができている。新駅舎と言っても、ガラス張りの、なんのおもしろみのない建物である。
マンガライ駅旧駅舎。
駅前は賑わっていて、子供用の列車が走っている。食べ物はさほどなく、服など雑貨が売られている。規模は小さい。
21時過ぎ、マンガライからマンガブサールに戻る。なんと、ボゴールからの列車が103系である。写真を撮り、早速乗ろうと思う。降車客の流れが激しいので、しばし脇で客の流れを見つつぼんやりと待っていると、なんとドアが閉じられてしまう。マンガライからコタまでの区間は、降車が大半なので、客が降車し終わると、なんの予兆もなく扉を閉めてしまう。ものすごく大きな魚を逃がした気分になる。もっとも、まだ現役でがんばっていることが分かっただけでも収穫である。
2013/11/5:Commuter Line:Manggarai → Mangga Besar
15分ほど待ち、次の東急車でマンガブサールへ戻った。
いったんホテルに戻った後、マンガブサールの通りの屋台で夕食にする。この日も魚介類にしようと思う。魚介類の屋台はいくつかあるので、昨晩とは違う屋台にする。昨晩の屋台が嫌だったのではなく、別のところにも入ってみたかっただけである。
屋台の前に並ぶ魚を見ていると、店員が声をかけてくる。ある魚を指さして値段を聞くと、Rp50,000という。これに空心菜の炒め物とご飯をつけてもらう。魚の調理法について聞かれ、何も答えられないでいると、バーベキューでいいかと聞いてきたので、それでお願いする。たぶん、焼くか揚げるかを言えばよかったのだろう。のどが渇いていたので、お茶もつけた。魚はピリ辛で、絶妙な味付けであった。
結構辛いソース。
お茶。
食べたのはこの魚だったか。
大満足であり、相当にお腹がいっぱいだったが、デザートにドリアンを食べる。
よく熟れていて、手で持つのが大変であった。ジャカルタのドリアンは言うほどに臭わない。味は、なんとなくやみつきになる感じのものとしかいいようがなく、説明しがたい。
それにしても、この界隈は23時を過ぎても賑やかである。マンガブサールのこの付近は、男性の夜遊び場が多い。それゆえだろう。シンガポールのゲイランもそうであるが、このような場所は、夜遅くまで人通りが多く、表通りにいる限りは治安の悪さを感じたことがない。
腹もぱんぱんになったが、好きなゼリーをコンビニで買ってホテルへ戻った。
【2013/10インドネシア】(目次)
26,タマンミニ・交通博物館:2013/11/5【2013/10インドネシア】
27,ジャカルタの通勤列車(4):KFW I-9000:2013/11/5【2013/10インドネシア】【←本記事】
28,ジャカルタの通勤列車(5):元国鉄203系:2013/11/6【2013/10インドネシア】
【INKA製KRL-1型の乗車記録】
22,ジャカルタの通勤列車(2):KRL-1型ほか:2013/11/4【2013/10インドネシア】