鉄道 2026/7韓国 韓国の鉄道 記録

9,東海から東大邱へ:嶺東線・中央線・大邱線:ムグンファ1774列車:2026/7/4【2026/7韓国】

投稿日:2026年8月9日

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東海(Donghae:トンヘ)からは、11時02分発の嶺東線経由のムグンファ1774列車東大邱(Dongdaegu:トンテグ)行きに乗車し、中央線・慶北線と接続する栄州(Yeongju:ヨンジュ)方面へ向かう。嶺東線は、江陵(Gangneung:カンヌン)から東海を経て栄州を結ぶ路線で、先ほど乗車した江陵から東海までは日本海沿いを、東海から栄州までは内陸の山岳区間を走行する。東海で運行系統が分かれており、通しで運行するのは一部の観光列車のみである。今回乗車するムグンファ1774列車も、東海が始発であり、嶺東線を栄州まで進んだのちは、中央線、大邱線に乗り入れて東大邱まで向かう。

列車名の「ムグンファ」とは韓国の国花であるムクゲの韓国語だという。ムグンファ号は、韓国鉄道公社KORAILの優等列車の種別の1つであり、都市圏の電鉄線を別とすると、各種別の中で停車駅は最も多く、運賃も安い。地方では普通列車の位置づけらしい。

なお、この日は、もともと栄州で6分の乗り換え時間で慶北線のムグンファ1798列車に乗り換え、金泉(Gimcheon:キムチョン)まで向かうことにしていた。ただ、後述する通り、栄州到着時点で7分遅れており、金泉行きが接続を待たずに出発したため、この列車に東大邱まで乗り通すことにした。

 

2026/7/4:ムグンファ:1774列車:東海→東大邱

東海駅は、江陵方面と栄州を結ぶ嶺東線と、三陟、慶州、釜山方面への三陟・東海線の列車が発着する駅である。

待合室には切符売り場のほか小さな売店がある。

 

11時02分発ムグンファ1774列車東大邱行きは、出発10分前に改札が開始された。ホームは4番線である。

 

東海駅駅名標。

構内は広く、タンク車が停車している。

 

ムグンファ1774列車は、電気機関車を先頭に客車が2両連結されている。

客車の外観には、経年によるものなのか、ひび割れも見られる。

サボ。

 

車内には転換リクライニングシートが並んでいる。

 

座席。

各座席には棒状のフットレストがある。

 

私の座った側の窓側座席には、足下に暖房の配管だろうか、大きなでっぱりがあり、足元が若干狭く感じた。

 

テーブルはない。

 

車端部には家庭用エアコンが備わっている。

 

2号車の車端部には車いすスペースがある。

 

この車椅子スペースの側からデッキに出ると、車いす対応の大型トイレがある。

 

反対側の1号車と2号車の間のデッキにも洗面所とトイレがある。

洋式トイレ。

男性用トイレ。

トイレの間に洗面台がある。

 

ドア。

 

列車は、定刻11時02分に東海を出発した。客は少なく、私の乗車した2号車に乗車しているのは10名もいなかった。

東海駅を出て少しすると、高層マンションが密集している箇所がある。駅から少し離れたところが栄えているということだろうか。

 

ただ、そこから5分もすると、一気に長閑な風景になる。

 

未老(Miro:ミロ)を11時14分に通過する。かつては旅客営業をしていたようであるが、現在は全列車が通過する。嶺東線にはそのような駅が散見される。

 

車窓から。

 

新基(Singi:シンギ)を11時26分に通過する。新基駅は停車列車もある駅であるが、この列車は通過する。

 

車窓から。

 

道溪(Dogye:トゲ)が近づくと街が現れる。

 

道溪には11時41分に到着した。

 

道溪では3分の停車の後11時44分に出発する予定であるが、定刻になっても動かない。嶺東線は単線であり、ここで、ソウルの清涼里を7時34分に出発した中央線、太白線、嶺東線経由のムグンファ1671列車東海行きと行き違いをすることになっているが、その列車が遅れているため、先に進めない。1671列車は11時51分に到着した。

 

こちらも8分遅れの11時52分に出発した。

 

道渓から東栢山の間は、太白山脈を越えていく急勾配区間であり、かつてはオメガループが設けられたうえで、羅漢亭、興田とスイッチバックの駅が続いた。ただ、2012年に同区間にソラントンネルが開通した。全長16.7kmの長大トンネルで、勾配緩和のため一部はループ式となっている。列車は、道渓を出ると、すぐにソラントンネルに入る。道渓と東栢山の間は18.2kmであるから、この区間は大半がトンネルである。

 

東栢山(Dongbaeksan:トンベクサン)には12時06分に到着した。トンネル開通とともに駅も移転、新駅舎になったという。もう10年以上経過しているが、まだ新しい雰囲気がある。

 

東栢山を出ると、右方向へ分かれていく路線がある。おそらく、中央線の堤川(Jecheon:チェチョン)へ繋がる太白線の線路であろう。

 

車窓から。

 

鐵岩(Cheoram:チョラム)には12時16分に到着した。構内は広大である。旅行という雰囲気の女性4名グループが降りていき、旅行客か地元客かは定かではないが6名ほど乗車した。

 

車窓から。

 

12時24分、銅店(Dongjeom:トンジョム)に停車する。ここも現在は旅客列車の停車がない駅である。ここで、対向の栄州発東海行きムグンファ1773列車と行き違いをした。

 

石浦(Seokpo:ソクポ)には12時32分に到着した。

 

車窓から。

 

承富(Seungbu:スンプ)には12時44分に到着した。この辺りからは、パラパラと乗車がある。

 

車窓から。

 

両元(Yangwon:ヤンウォン)を経て、汾川(Buncheon:プンチョン)には13時02分に到着した。

 

車窓から。

 

縣洞(Hyeondong:ヒョンドン)には13時13分に到着した。

 

車窓から。

 

林基(Imgi:イムギ)には13時20分に到着した。

 

鹿洞(Nokdong:ノクトン)を13時27分に通過する。

 

車窓から。

 

春陽(Chunyang:チュニャン)には13時33分に到着した。

春陽駅付近。

 

巨村(Geochon:コチョン)を13時50分に通過する。

 

車窓から。

 

奉化(Bonghwa:ポンファ)には13時55分に到着した。

 

この列車は、時刻表上、栄州には14時に到着予定であるが、10分程度の遅れで走行している。もともと、栄州では6分の接続で14時06分発の慶北線ムグンファ1798列車金泉行きに乗り換える予定であった。回ってきた車掌に、栄州で金泉行きに接続するか確認する。私は英語が得意ではなく、おそらく車掌も同じだったようだが、スマホのグーグル翻訳を介して説明をすると、すぐにこちらの意図を理解して、電話でおそらく司令に連絡して確認をしてくれる。車掌も、グーグル翻訳で説明をしてくれる。ただ、接続は取らない、チケットを払い戻す必要がある、とのことであった。日本であれば、数分の遅れなら接続待ちをしてくれることが一般的かと思うが、嶺東線と慶北線はそのような関係ではないらしい。それであれば、今回は慶北線を諦めてこの列車で東大邱まで行きたい。それを告げると、栄州からの車掌にその旨を伝えるように言われる。

まだ慶北線の出発時刻の前であったので、栄州からのムグンファ1798列車の乗車券を払い戻す。若干のキャンセル料はあるようだが、当日でも払い戻しは可能である。

 

栄州(Yeongju:ヨンジュ)には、10分遅れの14時09分に到着した。

ちょうど、隣のホームからムグンファ号が出発していく。サボを見ると、当初乗る予定の金泉行きであった。

 

列車は、栄州から中央線に入る。中央線はソウルと慶州を結ぶ路線で、ソウルと釜山を結ぶ京釜線と並び韓国を縦断する路線である。

栄州までは車内は空いていたが、ここで多くの客が乗車してきた。私が座っていた席にも新しい客が来たので、一旦デッキに避難する。出発してから、空いている席へ移動する。

栄州で乗務員交代があり、早速回ってきた車掌に、栄州までの乗車券と、東大邱まで乗りたい旨を書いたグーグル翻訳を見せると、すぐに端末で確認してくれる。追加料金は10,000ウォンであった。ここでの支払いもクレジットカードに対応しており、レシート状の乗車券と領収書が発券された。座っていた席はこの先も空席だったようで、問題ないとのことであった。

 

車窓から。

 

安東(Andong:アンドン)には14時28分に到着した。ここで隣に高齢の男性が座る。日本語が分かる人で、少し話をする。

 

義城(Uiseong:ウィソン)には14時44分に到着した。隣の男性は、ここで降りていった。安東から義城までは25kmなので、短距離利用とまでは言えないのかもしれないが、それでも、先ほどの嶺東線内とは異なり乗客が多く、また各駅での客の入れ替わりがある。

 

軍威(Gunwi:クヌィ)には15時に到着した。

 

15時17分、北永川(Bugyeongcheon:プギョンチョン)を通過する。

北永川を通過すると、この列車は、中央線の永川(Yeongcheon:ヨンチョン)方面へは向かわずに短絡線へ分岐する。この辺りはデルタ線となっており、1辺はソウルと慶州を結ぶ中央線、1辺が大邱と永川を結ぶ大邱線、もう1辺は現在乗車している中央線のソウル方面から大邱線の東大邱方面を結ぶ短絡線である。この後に東大邱から改めて大邱線に乗り通し、翌日は中央線を乗り通すので、結果として今回の旅行でこの3辺全てに乗車することになる。

 

大邱線は永川と大邱の手前の佳川(Gacheon:カチョン)を結ぶ26kmの路線である。韓国を縦断する2つの代表的路線である京釜線と中央線を、大邱の付近で繋いでいる。なお、今回私が乗車した列車のように、中央線ソウル方面から大邱線東大邱方面へ進む列車に乗車すると、永川駅には立ち寄らない。

 

河陽(Hayang:ハヤン)には15時32分に到着した。

 

琴江(Geumgang:クムガン)には15時37分に停車した。ここではドアは開かない。駅名標は新しそうな感じであるが、現在は旅客営業をしていないようである。

 

佳川から先は京釜線に乗り入れ、終点の東大邱(Dongdaegu:トンテグ)には定刻より5分遅れて15時50分に到着した。東海から4時間48分の乗車であった。

乗車してきたムグンファ1774列車。

 

【2026/7韓国】(目次

8,江陵から東海へ:嶺東線:KTXイウム752列車:2026/7/4【2026/7韓国】

9,東海から東大邱へ:嶺東線・中央線・大邱線:ムグンファ1774列車:2026/7/4【2026/7韓国】

10,東大邱から太和江へ:大邱線・中央線・東海線:ヌリロ1881列車:2026/7/4【2026/7韓国】

 

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