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7,スカルノハッタ空港からスディルマンへ:スカルノハッタ空港鉄道:2018/2/3【2018/2インドネシア】

投稿日:2019年9月14日

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スカルノハッタ空港内のスカイトレインを全区間乗車した後、鉄道駅でスカイトレインを降りる。ここから、ジャカルタ市内に向かう空港鉄道(Airport Reilink Service)に乗ろうと思う。空港鉄道は、2月4日現在、スカルノハッタ空港とスディルマン・バル(Sudirman Baru)の間を結んでいる。スディルマン・バルは、BNIシティ(BNI City)とも呼ばれているようだが、どちらが正式名称なのかはよく分からない。

 

2018/2/3:Soekarno-Hatta Airport Reilink:Bandara Soekarno-Hatta → Sudirman Baru

スカルノハッタ空港駅は、基本的なところはできあがっているが、まだ工事している部分も多い。テナントは、コンビニと軽食堂が入っている程度である。

 

自動券売機に行くと、人の良さそうな係員が迎えてくれる。彼がすべて操作してくれる。私がしたことは、係員にクレジットカードを手渡し、促されて暗唱番号を入力することだけであった。料金はRp70,000也。支払いはクレジットカードのみである。この点については繰り返し確認したが、やはり現金では乗ることができないとのことであった。

乗車券。出発時刻は書かれているが、座席は書かれていない。自由席らしい。

 

切符売り場の横には待合スペースがあり、切符を購入するとそちらへ促される。

 

次の列車は15時10分発である。15時頃になって、改札口が開く。

3番線に停車中のスディルマン行きの列車に乗る。1番線と2番線はまだ工事中であり、こちらのホームしか使えないようであった。

工事中の反対側のホーム。

ホームドアと列車ドア。

 

車両(後ほどスディルマン駅で撮影)。

 

ホームドアと列車のドア。

6号車から乗車し、前の方へ進んでいく。6号車の乗車口では気にならなかったが、前の方の車両で、ホームドアと列車のドアのズレが気になる。まさかの設計ミスであろうかと思ったが、後に、編成を長くする計画があることを知った。とはいえ、暫定的とはいえ、この状態で営業を開始するのは、インドネシアらしいと言えるかも知れない。

 

車両はボンバルディアとインドネシアのINKAとが共同受注したらしい。6両編成である。集団見合い式の座席が並んでいる。

 

座席。

リクライニングの角度はかなり深い。

座席と座席の間にはUSBのコンセントがある。

 

車内を1号車に向けて歩いてみる。改札側の車両はそこそこ人が乗っているが、先頭車に近づくにつれて客は少なくなる。

1号車には車いす対応の座席がある。

 

空港列車らしく、荷物置きがある。

 

モニターと表示器。表示器では速度表示もなされていた。

 

ドア。

 

非常用のハンマー。

 

トイレは、先頭車に男子小用と洋式の2つが設置されている。洋式は真空式であった。

 

15時10分、定刻にスカルノハッタ空港を出発する。改札側の車両にはそこそこ乗っているとはいえ、全体的に見ると客は少ない。私が座った2号車は3人しか乗っておらず、私以外の2人は空港職員といった感じである。

列車の自動放送ではマンガライ行きと案内されるが、マンガライへはまだ行かないはずである。

空港を出ると、のんびりとした速度で、空港の外を大きく回るような形でバトゥ・チェプール(Batu Ceper)へ向かう。速度は車内の表示器でも表示されるのであるが、見ていなかった。体感的にはかなり遅いように感じられた。

 

15時26分、バトゥ・チェプールに到着する。数人乗ってくるが、職員といった感じの人である。バトゥ・チェプールを出ると、ここからは既存のタンゲラン線である。タンゲラン線内はすべての駅を通過する。タンゲラン線内では先行の普通列車を追い抜くことはなかったかと思う。たぶん駅の構造上、追い抜きが可能な駅がないのだと思う。空港特急が走ることによってタンゲラン線の運行本数が減ったり、運転間隔が開いたりすることになるはずだから、沿線の人にとってはいい迷惑であろう。

 

ドゥリには15時45分に到着する。車内放送ではドゥリ(Duri)と放送されるが、この列車はドゥリでは客扱いをしないし、停車したところにはホームがない。行き先をマンガライと案内したり、現在は客扱いをしないドゥリを放送したりなど、将来を見据えた設定になっていることは分かるが、先走りすぎている感が否めない。

ドゥリ駅は橋上駅舎になっていた。一見して、日本の新しい駅と似たような作りである。

 

運転手が反対方向の運転席に向かって車内を歩いて行く。10分ほど停車して、反対方向に動き出す。混雑しているタナ・アバン(Tanah Abang)を通過し、その次のカレット(Karet)を通過すると、すぐにスディルマン・バルである。カレットとスディルマン・バルはほとんどつながっていると言って過言ではないだろう。そんな距離であった。

 

スディルマン・バルには定刻16時06分に到着した。

車外の表示器。Soekarno-Hatta International Airport~Mannggaraiということか。マンガライへの乗り入れ計画もあるようだが、現在はスディルマン・バルが終点である。

車両。

 

スディルマン・バル駅。

この駅は空港鉄道専用の駅なので、ここから通勤列車に乗ることはできない。駅前には、ブルーバードタクシーと、ガンビル駅行きのトランスジャカルタが停車している。バスに乗ろうとすると、17時発と言われる。

結局、この駅と通路を介して繋がっているスディルマン駅へ歩く。この界隈、スディルマン駅、空港鉄道のスディルマン・バル駅、カレット駅がほとんど距離を置かずに連なる感じとなっている。

通路から見たスディルマン・バル駅。

 

スディルマン駅へ。

 

【2018/2インドネシア】(目次

6,ジャカルタ・スカルノハッタ空港:スカイトレイン:2018/2/3【2018/2インドネシア】

7,スカルノハッタ空港からスディルマンへ:スカルノハッタ空港鉄道:2018/2/3【2018/2インドネシア】【←本記事】

8,ジャカルタ2日目の夕食:2018/2/3【2018/2インドネシア】

 

【インドネシアのその他の空港連絡鉄道】

(メダン・クアラナム空港)

14,メダンからクアラナム空港へ:エアポートレールリンク(Airport Railink Services Kualanamu):2017/8/14【2017/8インドネシア】

 

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