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7,台北捷運逃生體驗營:2010/3/6【2010/3台湾】

投稿日:2019年6月15日

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2010年3月6日土曜日。この日は台北で過ごす。

朝9時に起床する。昨晩買っておいたセブンイレブンのおにぎりを食べる。「嘉義鶏肉飯」と「哇沙米鮭魚」の2つであるが、共に美味しい。「嘉義鶏肉飯」は、その名の通り鶏肉が入っていて、味付けはあっさりしている。「哇沙米鮭魚」は、味付け海苔に巻かれており、脂ののった鮭が入っている。

 

本日は、まず復興崗駅近くにある「台北捷運逃生體驗營」に向かう。この施設は、MRTに関する学習施設で、既に行かれた方のWebページの記事を見る限りでは、台湾版の地下鉄博物館といった感じである。中国語の厳密な意味は分からないが、名前からも、「逃生」を体験できる施設、つまり緊急時にどうやって逃げて生き延びることができるかを体験できる施設のように推察できる。この施設、一般公開は土曜日のみらしく、この日は土曜日だったので、旅程に組み込むことができた。

 

2010/3/6:台北捷運淡水線:民権西路→復興崗

10時に出発する。捷運民権西路駅に向かう。

まず窓口でEasyカードを購入する。日本のスイカと同様のものであり、台北市内の地下鉄やバスで使用可能である。500元也。うち100元はデポジットなので、購入時点では400元分の使用が可能である。

淡水行きの電車で復興崗へ向かう。車内の端には、「kawasaki 2007」のプレートがある。車両番号は「2328」で、100の位が「3」だからC371型である。したがって、川崎重工2007年製のC371型車両である。

復興崗で下車した後、駅の精算所で、手帳に「台北捷運逃生體驗營」と書いて、どこに行けばよいのかを聞く。係員は、私の手帳に漢字で道順を書き込み、そして中国語で説明してくれる。漢字とニュアンスで理解できる。要は、目の前にある階段を上がって、跨線橋上にある出口から出るようにということなのだろう。

跨線橋の上の改札口は「北投捷運機廠出口」という、いかにも職員専用出口といった感じの出口がある。この出口の前に警備員が座っている警備員に「台北捷運逃生體驗營」と書いた手帳を見せると、入門票にサインするように言われる。さらに何か中国語で話しかけてくるので、身分証を出せとでも言っているのかと思い、国際学生証を見せると、頷く。

その職員専用出口から出て、北投捷運機廠内の職員用跨線橋を渡り、階段を下りる。「機廠」とは車両基地のことである。「北投」とは地名で、淡水線で復興崗の隣の駅は北投駅である。

階段を下りた後は、「逃生體驗營」の案内板に従って進む。途中、公園のような感じで整備されているところもある。

館内に入ったところで、お金を支払う。50元である。レシートが渡される。

パンフレットをもらい、早速見て歩こうとすると、中国語で何か言われる。よく分からないので、英語で「中国語は分かりません」と言うと、英語で話してくれる。その後の英語のやりとりで、英語を喋るガイドが1人ついてくれるという。当日の入館客が少なかったからなのだろうが、ありがたいサービスである。せっかくなのでお願いする。ついてくれたのは、私と同年代と思われる女性のスタッフであった。

女性スタッフの話は、この施設の沿革から始まる。やはり、基本的には小学生向けの学習施設という位置づけらしく、体験して遊びながら学ぶ、という趣旨の施設らしい。もっとも、展示品の説明のパネルには中国語と英語の両方が記載されており、私のような海外からの観光客についても意識はしているようではある。スタッフは、一つ一つの展示やゲームについて、英語と、ときには筆談で丁寧に案内してくれた。

 

「認識捷運」のコーナーの展示品は以下の通り。(以降、名称については、パンフレットに記載されている中国語の名称をそのまま使用する)

・捷運多媒體地圖

捷運の駅とその周辺の観光ガイド。中国語と英語でのガイドがある。例えば、「剣潭」を押すと、士林夜市の案内が出る。

・禁止攜帯物品遊戯

捷運車内に持ち込んではいけない物を当てるゲーム。床に様々なものが映写され、持ち込み禁止品が出てきた場合、それを踏む。爆竹、動物、危険な薬品などは踏まなければならない。風船は5個までは持ち込み可能だが、6個以上は違反らしい。持ち込み禁止品を車内に持ち込んだ場合は、多額の罰金となる。

・GOGO台北捷運虚擬駕駛

トレインシミュレーターである。ガイドに日本の「電車でGO!」に似ているような気がすると告げると、その通りとのことであった。実際に運転することもでき、この時は小さな子供達が遊んでいた。

・動態模擬駕駛

動態装置付きの捷運シミュレーター。実際に運転することができる。ただ、素直に運転させてくれるわけではなく、ハプニングが起きて急停車しなければならないという事態もある。私が運転したときには、ホームに人が落ちて急停車しなければならなかった。他には、地震などのハプニングも起きるらしい。ちなみに、マスコンはワンハンドルである。ただ、日本とは逆で、「押して力行、引いて制動」である。欧州ではこのタイプが一般的らしい。

・捷運機具設備展示区

木柵線のタイヤの実物が展示されている他、パネルを用いた各種展示がある。

 

次いで、「防災知識」のコーナー。

・滅火體驗室

実際に消火器の使い方を教えてもらい、スクリーン上に表示された火に向けて消化器を噴射する体験が可能。消化器は1回につき10秒程度しか使えない。

・捷運安全小常識

パネルを用いた簡単な安全についての知識の説明。

・時光走廊

屋内展示と屋外展示を結ぶ廊下に、各国の地下鉄や駅の写真と、鉄道事故の記録がパネル展示されている。都市規模とMRTの車両の関係などについて、ガイドが説明してくれる

 

次いで、「逃生體驗」のコーナー。

・隧道逃生区、列車逃生区

MRT淡水線のモックアップが展示されている。ホームの非常ボタン、監視カメラ、地下鉄車両の非常ドアコック、ホームドアと地下鉄車両がずれたときの脱出方法などなどの説明が最初に行われる。非常ドアコックも動かすことができる。その次に、モックアップの車両に乗る。2つのドアに1つずつ消化器と非常電話があるという。

その後、緊急時の前面の貫通扉からの脱出と、ホーム下の待避空間への避難を体験する。実際にここまで体験できる施設は、日本ではないのではないだろうか。

・車站逃生室

駅の中で火事があったときに、どうやって脱出するか。非常口のサインの方へ行くと、扉がいくつもある。すべての扉をさわって、熱を感じない扉を開けながら出口に向かうという体験ができる。

 

その他

・防音壁

木柵線の防音壁とその他の路線の防音壁が展示されている。木柵線の防音壁はプラスチック状のもの、その他の路線の防音壁はコンクリート。どちらも、多数の小さな穴が空いており、騒音を吸収するとのこと。写真左が木柵線の防音壁、右がその他の路線の防音壁らしい。

 

小さい割には充実した展示がなされており、結構遊ばせてくれる施設であった。日本の鉄道博物館を想像していくと物足りなさを感じるかもしれないが、先に書いたとおり、ここは博物館と言うよりもむしろ学習施設という位置づけである。平日は火曜日から金曜日まで開館しているものの、予約をした学校の団体のみを対象としているらしい。

写真撮影は可能であり、最初、写真を撮らないでただ説明を聞いて体験していると、何度か「写真は撮らなくて良いの?」と気にしてくれた。

12時、台北捷運逃生體驗營を出て、復興崗駅へ戻る。

 

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