14時頃までホテルで休憩する。今後の予定が立たないまま、とりあえずバンドン駅に向かう。
駅の窓口の横に近郊列車の時刻表が貼られている。"Jadwal"が時刻表を意味するインドネシア語であることは覚えた。時刻表を見ると、パダララン(Padalarang)とチカレンカ(Cicalengka)への列車が多いことが分かる。パターンダイヤではなく、朝から晩まで適度に散らばっている。列車の本数はそこそこある。ということは、あちらまで行って「帰りの電車がない」などということにはならないはずである。列車の種別だが、"KRD PATAS"と"KRD EKONOMI"の2つである。この違いはその時には分からなかったが、"Patas"とは快速列車であった。
2011/9/19:KRD PATAS:787:Bandung→Padalarang
次の列車はと見ると、14時15分に"KRD PATAS"のパダララン行きがある。早速窓口で購入する。Rp5,000也。乗車券を見ると、列車名のところには"Baraya Geulis"と書かれている。
改札で乗り場を駅員に聞き、さらにホームで物売りに列車を確認する。
列車は、5両編成のディーゼルカーであった。車両は、青と黄色で塗装されており、なかなか鮮やかである。一方で車内は地味な色遣いであった。ロングシートで、座席は堅い。
ドアにはステップがついている。
車内。
定刻14時15分にバンドン駅を出発する。出発後に、ドアが自動で閉まる。ただ、一部のドアは故障しているのか、開きっぱなしであった。
ドア。
車内は空いていた。途中駅はチマイ(Cimahi)だけで、終点のパダラランには14時40分に到着した。
まずは帰りの列車の時刻を確認する。"KRD PATAS"のバンドン行きは14時50分であるが、これは今の列車の折り返しである。帰りはせっかくなので"KRD EKONOMI"に乗りたい。"EKONOMI"の列車の次の出発は15時35分である。これにしようと決める。ちなみに、この駅には、ジャカルタとバンドンを結ぶ優等特急列車アルゴ・パラヒャンガン号も数本停車するらしい。なんとなく意外な感じである。
パダララン駅の外に出る。
駅前にあるのは、一本の細い道である。その細い道に、車のみならず大型トラックが多く走る。排気ガスでモウモウとしている。道を渡るのが怖い。道の左右には長い露天ができている。周りにはビルは見あたらない。住宅街らしきものも見渡せる範囲には見あたらない。この駅で降りた人はどこへ向かうのかと思う。
【2011/9インドネシア】(目次)
33,バンドン:2011/9/19【2011/9インドネシア】
34,バンドンからパダラランへ:KRD PATAS 787列車:2011/9/19【2011/9インドネシア】【←本記事】
35,パダラランからバンドンへ:KRD Ekonomi 930列車:2011/9/19【2011/9インドネシア】