君津から乗車した内房線の普通列車は、浜金谷駅に11時05分に到着した。
本日の目的は東京湾フェリーであるが、時間はあるので寄り道をしていくことにする。浜金谷駅のすぐ側に、鋸山という標高329.4mの山があり、ここに登山客用のロープウェイがある。京成グループの鋸山ロープウェー株式会社が運行しているロープウェイで、1962年に開業したという。せっかくなので、これに乗ることにした。
浜金谷駅を出て、東京湾沿いの道を徒歩5、6分ほど歩く。
鋸山ロープウェーの看板が見えた。
矢印に従って、金谷神社の横を通り、少し山の方へ入る。
まもなく鋸山ロープウェーの山麓駅に着いた。駐車場は満車で、車が何台か列を作っていた。
鋸山ロープウェーの山麓駅。
2020/10/3:鋸山ロープウェー:鋸山山麓駅→鋸山山頂駅
切符売り場で往復乗車券を購入する。
料金は片道500円、往復乗車券が950円であった。往復乗車券を購入した。乗車券は硬券であった。
なかなか混雑していたが、ロープウェーも通常15分間隔のところ5分間隔で運行しており、人が駅に滞留しないような配慮があった。
ほぼ待つことなく、ロープウェーに乗車した。ゴンドラは3代目で、スイスのCWA社製、2012年に導入されたものだという。
ゴンドラの窓は開けられ、また、定員も若干制限されていたかもしれない。
4分ほどで山頂駅に到着した。
山頂駅の階段を上がると、展望台があり、その脇に、鋸山山頂の看板がある。
一方からは房総半島が見える。
反対側からは、東京湾を挟んで対岸の神奈川県側を望むことができる。
視界が晴れていれば富士山も見えるらしいが、この日は見えなかった。
鋸山から見えた浜金谷駅。
鋸山山頂駅まで来た観光客の多くは、日本寺へ向かう。説明書きによれば、日本寺は、聖武天皇の勅詔をうけ、725年に行基によって開かれた関東最古の勅願所である。境内には、日本寺大仏と呼ばれる薬師瑠璃光如来の大仏、千五百羅漢、地獄のぞきなどの見所があるという。ここまで来たからにはそちらも見ておくべきなのかもしれぬが、人も多く、億劫である。散策コースを回ると1時間半近くかかるというので、今回はやめておくことにした。
売店で地獄アイスという真っ黒なソフトクリームが売られていた。
せっかくなのでこれを購入した。味はバニラアイスであった。
山頂駅の建物の中には、鋸山ロープウェーの説明、過去の採石に関する展示があった。
2020/10/3:鋸山ロープウェー:鋸山山頂駅→鋸山山麓駅
12時を回った頃に、折り返しのロープウェイに乗って山麓まで下った。
【2020/10千葉・神奈川】(目次)
2,新宿から浜金谷へ:JR内房線:特急新宿さざなみ3号:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
3,鋸山ロープウェー:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】【←本記事】
4,金谷から久里浜へ:東京湾フェリー「かなや丸」:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
【その他のロープウェイの乗車記録】
5,筑波山ロープウェイ:2019/12/6【2019/12筑波山】