インドネシアからの帰国便は、スカルノハッタ空港を23時45分に出るアシアナ航空762便ソウル行きである。
ホテルで荷物を引き取り、20時30分、マンガブサール通りからタクシーに乗って空港へと向かう。乗車したのはエクスプレスタクシーであったが、名前に反してまれに見る低速運転で、最高でも時速70kmしか出さなかった。運転手がそういう人たったのだろうか、それとも車の調子が悪かったのだろうか。それでも21時30分にはジャカルタ・スカルノハッタ国際空港に到着した。低速運転が幸いしたのか、メーターに表示された料金はいつもよりも安いRp105,000で、高速代とチップを合わせてもRp125,000で済んだ。
早速チェックインを済ませ、ラウンジの入場券と搭乗券を受け取る。
出国審査では、審査官のおじさんが、「さよなら」と言いながら勢いよくパスポートにスタンプを押した。免税店でお土産を数点購入する。
2016/9/19:ジャカルタ・スカルノハッタ空港:プレミアラウンジ(Premier Lounge)
ラウンジ券。
毎度のプレミアラウンジに入る。
そこそこ混雑していた。
今回は夕食をしっかりと食べてきているので、お菓子を軽くつまむにとどめた。
2016/9/19:アシアナ航空762便(OZ762):ジャカルタ → ソウル(仁川):A330-300(HL8293)
23時15分、アシアナ航空762便ソウル行き搭乗開始の放送を聞いてからラウンジを出て、保安検査を済ませ、D6搭乗口から機内へと入る。
搭乗券。
本日の機材も、A330-300型機である。2014年に導入された機材で、座席の見かけは行きの便と同じだったが、フライトマップのようなエンターテイメントシステムの一部でデザインが異なっていた。この便もほとんど満席のようであった。
23時45分、定刻でジャカルタを出発する。滑走路前で待たされることもなく、23時58分に離陸する。
ふと眠りに落ち、起きると、座席のテーブルが開けられ、上にはサンドイッチがのっていた。以前は寝ている人には配られなかったが、今回はとりあえず全員に配っているようであった。ハムとチーズのサンドイッチであった。その直後に、お盆にオレンジジュースと水を載せてのドリンクサービスがある。
サービスが一通り終わると、すぐに消灯される。
2016年9月20日火曜日。
3時10分、目が覚める。機内には明かりがついている。明かりが点いたから目が覚めたのかも知れない。まだマニラの手前で、朝食には早すぎる時間である。すぐに機長から放送が入る。急病人が出たためマニラに目的地外着陸するという。この時点ではまだ高度35000フィートを飛行中であったが、すぐに降下が始まる。ジャカルタとマニラとでは1時間の時差があるので、マニラの現地時刻では4時15分である。着陸に際してリクライニングを元に戻し、窓のシェードを開けなければならない。寝ている客も多かったが、比較的スムーズに進む。
マニラのニノイ・アキノ国際空港には4時43分に着陸した。着陸後、誘導路上でしばらく待機させられる。空港側の準備が整っていなかったのだろうか。そうだとしたら、急病人発生という事態であるのにもかかわらず、相当にお粗末な対応である。4時58分、ターミナル1の7番搭乗口に入り、シートベルトサインが消える。隣には日本航空が駐機している。
どうやら急病人はビジネスクラスにいたようである。あるいは、ビジネスクラスに移されていたのかもしれない。前の方で、医療スタッフが点滴を持つなどして動いているのが見える。5時30分、機長から、急病人が病院に搬送された旨の放送がある。さらにその5分後、メンテナンスが終了次第仁川空港に向けて出発すること、それまでに1時間以上かかることが放送がされる。
駐機中、機内は寝ている人も多く、静かであった。シートベルトサインは消灯しており、トイレ等は自由に使うことができた。また、エンターテイメントシステムも常時稼働していた。ドリンクサービスも1回回ってきた。
7時15分、機長からまもなく出発すること、ソウル到着が12時頃であることが放送される。
7時26分、機内安全ビデオが放映され、出発する。出発ラッシュの時間帯のようで、機長から、離陸の順番が5番目であり、15分近く離陸まで時間を要することが放送される。8時01分に離陸し、39000フィートまで上昇する。再度、機長から、12時20分頃にソウルに到着する予定であるとの放送が入る。
シートベルトサインが消灯すると、機内食が配られる。卵とジャガイモか、シーフードライスかの選択で、シーフードライスを選んだ。エビと白身魚のあんかけであった。これにヨーグルトと果物がつく。味は悪くはない。ただ、ご飯が乾燥していた。
その後、寝ている間に飛行機は台湾の西側、東シナ海を通り、朝鮮半島に入る。41000フィートまで上昇している。
着陸に際して、ユニセフのCMが流されるが、設定を間違えたのか、機内安全ビデオが途中まで流された。
12時18分に仁川空港に着陸する。強烈なブレーキがかかった。できるだけ早く減速して、ターミナルに近い誘導路で脱出しようとしたのかもしれない。12時24分に35番搭乗口に到着する。定刻が8時55分であるから、3時間29分遅れであった。
乗り継ぎ便の出発時刻が過ぎている客は降りたところで係員が対応する、との放送が入る。
さて、私も10時発のアシアナ航空104便成田行きの搭乗券を持っていたが、当然のことながら出発済みである。飛行機を降りると、行き先と名前を書いた紙を持った人が声を上げている。"OZ104 Narita"の文字の下に私の名前が書かれている。那覇行きはインドネシア人の団体も入っているようで人が多く、別に大きく陣取っていたが、その他の便で乗り遅れた客はあまり多くないようであり、成田行きへの乗り継ぎも私の他には1人だけであった。ここで申し出ると、15時10分発成田行きの搭乗券と交換になった。
【2016/9インドネシア】(目次)
18,ジャカルタの通勤列車(2):2016/9/19【2016/9インドネシア】
19,ジャカルタからソウル(仁川)へ:アシアナ航空762便:2016/9/19【2016/9インドネシア】【←本記事】
20,ソウル(仁川)から成田へ:アシアナ航空106便:2016/9/19【2016/9インドネシア】
【同路線の過去の搭乗記録】
25,ジャカルタからソウル(仁川)へ:アシアナ航空762便:2016/2/9【2016/2インドネシア】