2010年3月8日月曜日。この日は高雄から台東へ向かう。高雄発は12時16分なので、朝はゆっくりである。
朝9時に起き、斜め向かいにあるセブンイレブンでおにぎりを買い、朝飯とする。肉鬆の入ったコンビニおにぎりである。わりと美味しいが、肉鬆はもそもそとしているので、好き嫌いが分かれそうである。
11時にチェックアウトをし、高雄駅へ行く。駅前を歩いていると、若い女性が何か話しかけてきた。「中国語が分からない」と言うと、鞄からなにやら色々と出してくる。売りつけようとしているのだろうかと思い、足早に立ち去る。
高雄駅駅舎。
駅の窓口で、「高雄→枋寮…区間車 枋寮→台東…普快車」と書いた手帳を出す。すぐに作ってはくれるが、窓口の係員は、手帳を隣に座っている係員に見せて、なにやら笑顔で話している。「日本の鉄道ファンか……」とでも言っていたのかも知れない。
枋寮までの乗車券。
少し時間があったので、高雄駅の旧駅舎を見に行く。高雄駅を出て、捷運の高雄車站を越えてさらに向こうに行くと、そこに旧駅がある。現在、内部は高雄願景館と呼ばれる資料館となっているようだが、この時はまだ閉館時間だったようで、中には入ることができなかった。
2010/3/8:屏東線:区間141次:高雄→枋寮
12時、改札を通りホームに向かう。
列車は3番線からの出発であった。
区間141次枋寮行きは、区間車ではあるが、復興号で使われる客車での運行であった。10両くらい繋いでいるだろうか。後ろの3両は、荷物車、莒光号の回送の客車、郵便車であった。魅力的な編成である。
先頭はディーゼル機関車。
後方の荷物車。
行き先表示。
手動のドアを開けて列車に乗り込む。車内には、濃い緑色のリクライニングシートが並んでいる。簡易リクライニングシートではあるが、普通列車であることを考えると、破格の車内設備である。客は少ない。編成が長いので、駅の改札や階段に近い車両には多く乗っているが、その他の車両にはほとんど乗っていない。
トイレは洋式に改造されていた。
12時16分、定刻に発車する。左に大きな車両基地を見ながら、屏東線に入る。
途中の屏東までは高雄への通勤路線といった感があり、列車の本数も非常に多い。
屏東を出ると非電化区間に入り、ローカル線の色が濃くなる。普通列車が1時間30分に1本程度の区間となる。
どこの駅だったかは忘れたが、このようなパネルのある駅があった。100系新幹線の台湾新幹線風である。
枋寮には定刻14時04分に到着した。客はほとんどいなかった。
枋寮駅にて。奥の方には使われていなさそうな車両が停車していた。
【2010/3台湾】(目次)
18,高雄:舜鈺商務旅館:2010/3/7【2010/3台湾】
19,高雄から枋寮へ:屏東線:区間141次:2010/3/8【2010/3台湾】【←本記事】
20,枋寮から台東へ:南廻線:普快355次:2010/3/8【2010/3台湾】