ゆとりーとラインのバスで高蔵寺に到着したのは12時45分であった。名古屋から東京へ向かうバスの時間まであと3時間ほどあるので、中央本線で名古屋に戻っても時間が余る。そこで、久々に愛知高速交通東部丘陵線に乗車することにした。
愛知高速交通東部丘陵線は、八草と藤が丘の8.9kmを結ぶ、現在は日本で唯一の磁気浮上式鉄道で、愛称は「リニモ(Linimo)」である。2005年の愛知万博開催に合わせて、2005年3月6日に開業した。愛知万博の開催時、始発の八草駅は万博八草駅、途中の愛・地球博記念公園駅は、万博会場駅と称していた。私自身、愛知万博の際に一通り乗車はしているため、改めての乗車である。
2024/12/24:愛知環状鉄道:普通:高蔵寺→八草
高蔵寺から、愛知環状鉄道線で東部丘陵線の一方の起点である八草へ向かう。
高蔵寺駅の改札口はJRと愛知環状鉄道で共有である。
高蔵寺駅では、愛知環状鉄道の列車は一部を除いて1番線から出発する。
ホームの駅名標はJR東海の仕様である。
13時03分発の愛知環状鉄道線普通岡崎行きに乗車した。
高蔵寺から5駅、13時20分に八草に到着した。八草駅は愛知万博開催時には万博八草駅と称し、名古屋から中央本線・愛知環状鉄道線直通の「エキスポシャトル」が直通していた。
2024/12/24:愛知高速交通東部丘陵線:普通:八草→藤が丘
八草駅では、愛知環状鉄道とリニモは駅舎内で繋がっており、外に出る必要は無い。
改札口はコンパクトなつくりである。
ホームにはフルスクリーンのホームドアが設置されている。
地平に愛知環状鉄道線が走り、駅前にはバスロータリーがある。
この時間帯は8分間隔での運行で、次の列車は13時25分であった。
ただ、一番前の席に座りたいので、1本待つことにした。
藤が丘からの列車が到着した。車両は100形である。リニモの車両はすべてこの車両である。
1番線に到着した列車は、いったんさらに奥へ引き上げた後、藤が丘行きとして2番線に入線する。
13時33分発の普通藤が丘行きに乗車した。車内はセミクロスシートである。
ボックスシート。
ロングシート。
一番前には2人掛けの席がある。
その反対側は車いすスペースとなっている。
ドア。
リニモは自動運転で、運転手は乗務しない。
藤が丘からの列車が到着した。日東工業株式会社のラッピング車両であった。
定刻13時33分に八草を出発した。8mm浮上して走行するが、浮いている感覚はない。
陶磁資料館南駅。海抜176.3m、リニモの駅の中で最も海抜が高い駅とのことである。
車窓から。
愛知高速交通本社、車庫がある。
車窓から。
愛・地球博記念公園駅。愛知万博の長久手会場北ゲートの最寄りで、愛知万博開催時は万博会場駅と称していた。
現在では2面3線であるが、愛知万博開催時は、この駅舎の両外側にさらに仮説駅舎・ホームがあったらしい。私もそこで乗降しているはずだが、既にその記憶はない。当時はかなりの人混みで、じっくりと駅を見ている余裕はなかった。
車窓から。
公園西駅。愛知万博開催時は長久手会場西ゲートの最寄りであった。
名古屋瀬戸道路と交差する。
芸大通駅。
芸大通駅のすぐそばにはトヨタ博物館がある。
郊外型大型店が多いエリアを進む。
長久手古戦場駅。
長久手古戦場を過ぎると、街中に入ってきたという感じになる。
杁ヶ池公園駅。
杁ヶ池公園を出ると、90度のカーブが2回ある。
はなみずき通駅。
はなみずき通駅を出ると、終点の藤が丘までトンネルが続く。
藤が丘駅には13時50分に到着した。
2024/12/24:名古屋市交通局東山線:普通:藤が丘→名古屋
藤が丘から名古屋方面へは、地下鉄東山線が直通している。藤が丘駅では、リニモが地下駅、地下鉄東山線が地上駅となっている。
14時発の高畑行きに乗車した。
5050形電車。
名古屋には14時28分に到着した。
【2024/12北海道】(目次)
14,大曽根から高蔵寺へ:ゆとりーとライン:2024/12/24【2024/12北海道】
15,愛知高速交通東部丘陵線(リニモ):100形:2024/12/24【2024/12北海道】【←本記事】
16,名古屋から東京へ:京王バス「新宿~名古屋線 9004便」:2024/12/24【2024/12北海道】
【磁気浮上式鉄道の乗車記録】
22,仁川空港磁気浮上鉄道:2017/8/17【2017/8インドネシア】
【2005年の記録】
愛知万博の際に名古屋と愛知環状鉄道線万博八草(現・八草)を結んでいた「エキスポシャトル」。
当時購入していた愛知高速交通の磁気記録式乗車カード「トランパス」。