この日は、鳥取を9時半前に出て、山陰本線を乗り通し、下関に18時35分に到着した。
さて、JR西日本のウェブページ上の運行情報では、昨日来、寒波による大雪の影響で列車に運休・遅れが生じる恐れがあるとの案内が出されていたが、さしあたり本日は大丈夫そうである。そこで、厚狭まで移動し、美祢線で長門市まで往復した後、翌朝のことも考慮し、この日は宇部新川で宿泊することとした。
2021/12/25:JR山陽本線:普通:下関→厚狭
下関駅は、山陽方面と九州方面への列車が接続する駅である。6番線からは徳山方面への列車が、7番線からは小倉方面への列車が出発する。
下関を18時46分に出る山陽本線普通徳山行きに乗車した。車両は2ドアの115系であった。この車両に乗車したのは初めてかもしれない。
車内にはクロスシートが並んでいた。
18時43分、隣のホームに小倉からの列車が到着した。座席がだいぶ埋まった。
列車は、定刻18時46分に下関を出発し、厚狭には19時19分に到着した。
厚狭駅北口。山陽新幹線も停車する駅であるが、山陽新幹線のコンコースは南側にあり、北口の駅舎だけを見ると新幹線の停車駅には見えない。
2021/12/25:JR美祢線:普通:厚狭→長門市
美祢線は、山陽本線の厚狭と山陰本線の長門市を結ぶ路線で、路線距離は46kmである。1904年に厚狭から南大嶺を経て大嶺までが開通し、1924年に長門市までの全線が開通した。現在は、1日10往復、普通列車のみの運行であり、一部の列車は長門市から山陰本線仙崎支線に乗り入れて仙崎まで行く。
厚狭を19時31分に出る美祢線普通長門市行きに乗車した。キハ120形2両編成であった。
19時53分、南大嶺駅に到着した。1997年までは、この駅から大嶺まで大嶺支線が分岐していた。
街の灯りが見られるようになって、19時57分、美祢に到着した。路線名にもなっている、美祢線の中心駅である。2両目に乗車していた客はここで全員降りた。日本最大のカルスト台地である秋吉台は、美祢駅が最寄り駅である。
車内。頭上には小学生の描いた絵が飾られていた。
ゴミ箱が置かれている。
車内にはトイレが設置されている。登場時にはなく、後付けのものらしい。2007年頃に設置されたようであるが、車いす対応の大型のものではなく、キハ40形などと同じサイズである。
このトイレはあまり見かけるものではなく、トイレに入って鍵を閉めると、便器内に泡が出る。
於福と渋木の間は駅間距離が9.9kmと長い。速度制限もあるようで、時にはかなり速度を落としつつ、15分かけて走る。
車窓に、煌びやかな旅館の灯りが見えるようになると、20時32分、長門湯本に到着した。長門湯本温泉の最寄り駅である。
終点の長門市には20時39分に到着した。長門市駅は山陰本線との接続駅であり、山陰本線の列車は、この後、21時06分に下関行き、21時20分に東萩行きがある。仙崎行きの列車は17時45分が最終である。
本日3度目の長門市駅である。
2021/12/25:JR美祢線:普通:長門市→厚狭
この日は昼食も中途半端であったが、夕食もまだ食べることができていない。昼に長門市駅に来たときに、長門市駅からすぐのところに弁当店ほっともっとがあることを確認していた。そこに行き、のり弁を購入した。
折り返し、長門市を21時01分に出る美祢線普通厚狭行きに乗車した。本日の美祢線の最終電車である。
先ほど厚狭から乗車した車両は2両編成であったが、長門市に到着してすぐに1両が切り離されて回送となり、残された1両が折り返しの厚狭行きとなった。ほどよく乗車している感じで、地元客とおぼしき客もいれば、旅行中といった風の客もいる。人が少なかったら弁当を開けようかと思ったが、後で食べることにした。
南大嶺で、長門市行きの最終列車と行き違いをする。
終点の厚狭には22時08分に到着した。
【2021/12西日本】(目次)
13,長門市から下関へ:JR山陰本線:キハ40形・キハ47形:2021/12/25【2021/12西日本】
14,JR美祢線:キハ120形:2021/12/25【2021/12西日本】【←本記事】
15,JR宇部線:123系:クモハ123-6:2021/12/26【2021/12西日本】