沼津から東海道本線に乗り、豊橋には20時46分に到着した。もう夜は遅いが、ホテルに行く前に、名鉄豊川線に乗っておくことにした。名鉄豊川線は、豊橋市の隣の豊川市内、豊川稲荷と国府を結ぶ7.2kmの路線である。今回は、豊橋から飯田線で豊川まで向かい、名鉄豊川線で国府まで行き、名鉄名古屋本線で豊橋へ戻ることにした。
2022/3/25:JR飯田線:普通:豊橋→豊川
豊橋駅にはJRと名鉄が乗り入れている。名鉄はJRの駅を間借りしている格好になっており、名鉄のホームは、JR飯田線と東海道本線に挟まれた3番線の1線のみである。
名鉄線の乗り場にはIC乗車券の端末があり、IC乗車券で乗り継ぐ際には端末にタッチをする必要があるが、中間改札は設置されていない。
名鉄が使用する3番線は、2番線の飯田線と対面乗り換えが可能である。
さて、飯田線の列車は1番線、2番線からの出発で、今度の豊川行きは1番線からの出発であった。
車両は313系2両編成で、ワンマン運転である。
飯田線は豊橋から岡谷までの長大路線であるが、豊橋~豊川は豊橋の通勤圏ということか区間列車もある。この区間、豊橋駅を基準に見ると昼間は1時間に3,4本、ラッシュ時は最大6本と、比較的本数が多い。
豊橋を出発すると、船町、下地の順に停車する。このあたりは名鉄名古屋本線と線路を共有するが、両駅共に飯田線のみが停車する。下地を出ると名鉄線と分かれ、小坂井、牛久保に停車する。名鉄豊川線の豊川稲荷駅が見えると、まもなく終点の豊川に到着した。豊川着は21時13分であった。
豊川駅は、商売繁盛の御利益で知られる豊川稲荷の最寄り駅で、豊川稲荷までは徒歩5分であるという。事実、隣接する名鉄の方は、駅名が豊川稲荷である。
2022/3/25:名鉄豊川線:準急:豊川稲荷→国府
豊川駅西口を出て屋根のある通路を左側に進むと、すぐに豊川稲荷駅に着いた。
名鉄豊川稲荷駅から見たJR豊川駅。
名鉄豊川稲荷駅。
名鉄豊川線は、昼間は1時間に2本から4本程度の運行である。昼間は豊川線内完結の列車が中心であるが、朝晩は名古屋本線に乗り入れる列車がある。
次の列車は、21時24分発、名古屋本線直通の準急名鉄岐阜行きである。
豊川稲荷駅の駅名標。
豊川市宣伝部長の「いなりん」。キツネといなり寿司が合体したキャラクターとのことである。
列車は、3500系4両と3100系2両が連結した6両編成であった。
豊川稲荷方に3100系が連結されている。
岐阜方に3500系が連結されている。こちらに乗車した。この車両には乗客がいなかった。
3500系車内。
優先席は青色のモケットである。
ドア。
車掌スイッチがある。
ドア横には鏡がある。
車端の連結部の上に案内表示器がある。
この車両は日本車輌1996年製造であった。
独特の書体である。
出発前に車内が数秒ほど停電するという事態があったが、列車は定刻21時24分に豊川稲荷を出発した。
種別は準急であるが、豊川線内は各駅に停車する。豊川を出るとわずかに飯田線と併走した後、飯田線と分かれて右側へ進む。しばらくは家々の間を走る。沿線は住宅街のようである。
豊川線は全線単線である。国府の一つ手前の八幡で、豊川稲荷行きと交換した。
国府には21時36分に到着した。「国府」と書いて「こう」と読む。
2022/3/25:名鉄名古屋本線:準急:豊川稲荷→国府
国府からは、21時39分発の急行豊橋行きで豊橋へ向かった。
急行豊橋行きは、9500系4両と3150系2両を連結した6両編成であった。3150系の方に乗車した。(写真は豊橋にて撮影)
1両の半分がクロスシート、もう半分がロングシートという車内であった。
ドア上には案内表示器がある。
列車は、途中伊奈に停車した後、終点の豊橋には21時48分に到着した。
列車は、折り返し急行岐阜行きとなった。一般的に、列車の行先表示器は、幕かLEDが使われていることが多いが、3150系では三菱電機製のオーロラビジョンが使われている。
豊橋方は9500系であった。
豊橋駅。
【2022/3東日本・東海】(目次)
13,沼津から浜松へ:JR東海道本線:ホームライナー浜松3号:2022/3/25【2022/3東日本・東海】
14,名鉄豊川線:2022/3/25【2022/3東日本・東海】【←本記事】
15,豊橋:東横INN豊橋駅東口:シングル:2022/3/25【2022/3東日本・東海】
【名鉄線の乗車記録】
13,名鉄犬山線・広見線:2019/3/20【2019/3中部】
11,名鉄名古屋本線・各務原線・小牧線・地下鉄上飯田線:2019/3/19【2019/3中部】
3,名鉄空港線・常滑線:2019/3/19【2019/3中部】