東京メトロ銀座線は、2019年12月28日から2020年1月2日までの6日間にわたって、渋谷駅のホーム移転に伴う線路切替工事のために、渋谷~表参道間および青山一丁目~溜池山王間で終日運休となった。
その関係で、この期間は、表参道~青山一丁目間と溜池山王~浅草間で折り返し運転がなされた。そのため、普段では見られない「青山一丁目行き」「表参道行き」「溜池山王行き」が見られた。
2019年12月29日日曜日。
出かけたついでに、この区間運行列車に乗車してきた。
2019/12/29:東京メトロ銀座線:普通:青山一丁目→表参道
半蔵門線で青山一丁目まで来て、ここで銀座線に乗り換える。そもそも青山一丁目から表参道、渋谷へ行く人は半蔵門線を利用するであろうから、銀座線の青山一丁目駅ホームにはほとんど人がいなかった。むしろ案内係の方が多く、そのうちの1人が、「次の列車は19時53分発です」と直接声をかけてくれた。12分間隔での運転であった。
駅のホームの案内表示も、「渋谷方面」の文字の上に「表参道方面」のシールが貼られていたり、渋谷の表記が紙で覆われていたりしていた。
青山一丁目駅も工事中である。
しばらくすると、表参道方から回送列車が到着した。この列車が、19時53分発の青山一丁目発表参道行きとなる。
青山一丁目発表参道行きは、青山一丁目から表参道まで通常の渋谷方面行きの線路を使って営業運転をした後、表参道からは回送となって、今来た線路を逆走して青山一丁目に戻る。表参道発青山一丁目行きは、その反対で、表参道から青山一丁目まで通常の浅草方面行きの線路を使って営業運転をした後、青山一丁目からは回送となり、今来た線路を逆走で表参道に戻る。単線並列での運行を行っているのであった。間にあるのが外苑前駅だけだから、このような運行で差し支えないのだろう。
車内は空いていた。私の乗車した車両には誰も乗っていなかった。
車内のLCD画面の表示。
他の車両を見渡しても、ほとんど人が乗っていない。がら空きで青山一丁目を出発する。
次は外苑前である。先述の通り、青山一丁目から表参道、渋谷へ行く人は最初から半蔵門線に乗るはずである。この区間列車は、もっぱら外苑前駅の利用客のためにあるといって良いのだろう。
外苑前からは何人か乗車してきた。
次は終点の表参道である。
表参道駅に到着した。列車はこの直後に回送となり、今来た線路を青山一丁目に向けて逆走していった。
普段は「渋谷方面」とでも書かれているのであろうが、このときは「降車専用ホーム」のシールが貼られていた。
表参道駅駅名標。ここでも渋谷の文字が紙で覆われていた。
2019/12/29:東京メトロ銀座線:普通:表参道→青山一丁目
渋谷で所用を済ませた後、今度は、逆に表参道発青山一丁目行きに乗車した。路線図は青山一丁目で区切られていた。
駅構内には案内員が多く、迷っているそぶりを見せている人には声をかけるなどしていた。
20時49分発の表参道発青山一丁目行きに乗車する。やはり客は少ない。
外苑前に停車する。
空いていたことは行きと同様であるが、この列車では青山一丁目まで乗り通す客も目立った。
青山一丁目駅。ここも「浅草方面」などではなく「降車専用ホーム」と表記されていた。
2019年12月30日月曜日。
せっかく青山一丁目と表参道の区間列車に乗ったのだから、その翌日、浅草と溜池山王の区間列車にも乗車した。こちらの運行形態は通常とほぼ変わりなかった。約3分間隔で列車は運行していた。
2019/12/30:東京メトロ銀座線:三越前→溜池山王
三越前から溜池山王行きに乗車した。
溜池山王行き。
三越前にて。
溜池山王まで乗車した。
溜池山王駅にて。列車は、一旦渋谷方に引き上げた後、2番線に入り、浅草行きとなって出発していった。