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新越谷駅から南流山駅へ:東武バスセントラル「深夜急行バス ミッドナイトアロー吉川・三郷・南流山」:2025/5/2

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深夜バスは、終電が運行される時間帯、あるいはその後に、都心部や拠点駅からベッドタウンに向けて運行されるバスで、終電に乗り遅れた通勤客や飲み会帰りの客をターゲットとしている。2020年の新型コロナウイルス感染症蔓延を機に全国的に運行休止となり、2023年に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したのちも、バス会社の従業員不足やいわゆる「2024年問題」の影響で復活することなく廃止となったり、あるいは運行再開しても廃止となったりするケースが散見された。例えば、私が昨年乗車した、池袋駅から小手指駅までの西武線沿線を結ぶ西武バスの「Midnight S-tarmine」は、2021年12月という比較的早い時期に運行を再開したものの2024年7月に運行を終了しており、その際の西武バスのプレスリリースには、「運行に必要な要員の確保が困難なため」との記載があった。

その中で、2024年12月に運行を再開したのが、東武バスセントラルの深夜急行バス「ミッドナイトアロー吉川・三郷・南流山」である。平日の金曜日と休日前の平日のみの運行であるが、新越谷駅を25時に出発して、武蔵野線に沿って、吉川、三郷を経て南流山駅まで向かう。

なお、東武伊勢崎線の新越谷駅とJR武蔵野線の南越谷駅は隣接している。南越谷駅から南流山方面への武蔵野線の終電は、0時04分発の新習志野行きである。南流山行きの深夜急行バスは、武蔵野線の終電が出発してから約1時間後に新越谷駅を出発する。

 

2025/5/2:東武バスセントラル:深夜急行バス ミッドナイトアロー吉川・三郷・南流山:新越谷駅東口→南流山駅

2025年5月2日金曜日。東京メトロ半蔵門線沿線から、東武伊勢崎線に直通する終電の準急北越谷行きに乗車した。乗車中に日を跨ぎ、5月3日土曜日になる。曳舟駅で乗客救護、北千住駅で車内清掃が入り、新越谷には、定刻3分遅れの0時40分に到着した。

新越谷駅からの発車は、0時52分発の北越谷行きを残すだけである。この北越谷行きは、23時40分に東京メトロ日比谷線の中目黒を出発し、途中の北千住を0時26分に出る列車である。

 

バスは新越谷駅東口の1番乗り場から出発する。駅前ではストリートミュージシャンが歌っており、酔っ払いがはしゃいでいるので賑やかである。

 

1番乗り場の横の柱には、今回乗車する「ミッドナイトアロー吉川・三郷・南流山」を告知する掲示があった。

 

バスは10分ほど前に到着した。一般的な路線バスの車両である。後ろドアからの乗車であるが、乗車時に交通系ICカードのタッチは不要で、整理券の発行も行われない。

 

車内(後程撮影)。

 

出発時刻である1時の少し前に、おそらくJR南越谷駅の駅員だろう、バスに向かって歩いてきた。運転手と一言二言かわす。「出発して大丈夫です」という声が聞こえる。JR武蔵野線の時刻表を見ると、府中本町を0時01分に出る南越谷行き終電は、終点の南越谷に0時51分に到着する。この列車が遅れた場合は、バスも出発を待つことがあるのかもしれない。ただ、この日は京葉線の信号確認の影響で大幅な遅れが生じており、0時04分発の新習志野行き終電すらまだ南越谷を出発していない状況であった。一方の東武鉄道の方は、前述した23時40分中目黒発、0時26分北千住発の普通北越谷行きの最終電車が新越谷に0時51分に到着し、こちらから乗り換えることができる。

 

定刻1時、バスは新越谷駅を出発した。乗客は4人である。この路線は新越谷駅からしか乗車できないため、乗客はこれで確定である。かなり少ないと思うが、南流山までの各駅へ向かうのであれば、武蔵野線に乗車した方が早くて安いため、この日に限っては、偶然にもまだ動いている武蔵野線の方に客が流れたのかもしれない。このバスに乗車すると、終点の南流山駅まで約1時間、運賃は1,600円であるが、武蔵野線であれば15分、230円である。

 

越谷レイクタウン駅入口に1時12分に到着した。ここまでの運賃は540円である。ここで2人降りていく。写真の向こうは大相模調節池である。すぐ近くには日本最大級の商業施設であるイオンレイクタウンがある。

 

越谷レイクタウン駅東口を出ると、武蔵野線からは少し離れて、吉川上町、吉川団地、市役所・おあしす前、吉川ネオポリス、吉川車庫、保第二公園と進む。あたりは住宅街となっている。1時30分に到着した吉川ネオポリスで1名降りていき、残りの客は私だけとなった。この辺りまでは新越谷駅から900円である。

吉川駅入口を1時35分頃に通過すると、この先は武蔵野線沿いを進む。武蔵野線は吉川美南駅、新三郷駅、三郷駅の順に駅があるが、このバスは、駅間に1つか2つ停留所がある。吉川美南駅、新三郷駅、三郷駅北口では駅前のロータリーに入り、一周する。

 

三郷駅北口を出ると、流山橋で江戸川を渡り、埼玉県から千葉県に入る。

 

終点の南流山駅には2時に到着した。定刻が1時58分であるから、ほぼ定刻である。バスは南流山駅北口のバス乗り場に着いた。新越谷駅からの運賃は1,600円で、交通系ICカードで支払った。

 

運転手が車内を確認した後、バスは出発していった。

 

南流山駅北口バス乗り場には、京成バスと東武バスセントラルが乗り入れる。

 

高架のJR武蔵野線南流山駅では、遅延していた終電も既に出発しており、シャッターが閉まっていた。この写真の背後には、地下に繋がるつくばエクスプレスの駅の入り口もある。

 

この日は、南流山駅から40分ほど歩いて快活CLUB松戸馬橋店に向かい、そこで仮眠をとった。

 

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