小田急ハイウェイバスは、新宿と御殿場・箱根との間で、高速バス「新宿=御殿場・箱根線」を運行している。2025年現在、1日26本の運行で、うち半数近くが御殿場駅止まり、そのほかに、御殿場経由で箱根まで向かう便、御殿場プレミアム・アウトレットや富士スピードウェイホテルに直行する便もある。種別も複数あり、「特急」は東名高速道路上の各バスストップで停車するが、「超特急」「直行」はほとんどのバスストップを通過する。
2025/9/19:小田急ハイウェイバス「新宿=御殿場・箱根線 超特急51便」:もころんラッピングバス:バスタ新宿→御殿場駅
2025年9月19日金曜日。14時35分にバスタ新宿を出る御殿場駅行きの超特急51便に乗車することにした。予約は、当日の朝、発車オーライネットで予約をした。新宿から御殿場までは2,000円であるが、発車オーライネットで予約をしたところ、ネット割引が適用されたようで、1,940円であった。
14時過ぎにバスタ新宿へ向かう。
御殿場行きのバスは、14時10分過ぎにバスタ新宿に到着した。出発まで時間があるので、4階の駐車スペースでしばし待機となる。
今回乗車する便は、2025年8月2日に運行を開始した「もころんラッピングバス」による運行である。「もころん」は、2023年に誕生した小田急電鉄の子育て応援マスコットキャラクターであり、鉄道の方では、2023年11月に「もころん」をラッピングした「もころん号」の運行を開始、2024年にラッピングのリニューアルを行い、2025年9月現在も運行中である。今回、バスにも「もころん」ラッピングが導入されたわけであるが、小田急ハイウェイバスのウェブサイトの情報によると、バスタ新宿と御殿場・箱根方面とを結ぶ路線、バスタ新宿と木更津とを結ぶ路線、羽田空港と御殿場・箱根方面とを結ぶ路線に投入されており、運行ダイヤもウェブサイトで公開されている。この日の「もころんラッピングバス」は、午前中に新宿から木更津まで往復した後、14時35分発の御殿場行きの運用に就くことになっていた。
前のバスが出発して、最前方に移動した。
出発10分前の14時25分に、B4乗車口に入線して、乗車開始となった。
車内は横4列、補助席付きで、最後尾にトイレが設置されている。外観は目を引くラッピングであるが、車内の方は、ヘッドカバーが特別仕様であるほかは、普通のバスと同じである。
壁にコンセントが設置されている。
ヘッドカバーは「もころんの」オリジナル仕様である。
定刻14時35分にバスタ新宿を出発した。客は10名程度である。
この便は、通常であれば、バスタ新宿を出ると、池尻大橋で乗車扱いをしたのち、東名足柄、東名御殿場、御殿場駅の順番に停車する。ただ、8月10日から9月19日まで(その後26日までに変更)の間、首都高速3号渋谷線の池尻出入口が工事のため通行止めになる影響で、下り便は池尻大橋停留所を通過する措置が取られていた。
甲州街道から山手通りにかけては混雑しており、何回か信号待ちで停止する。
14時55分、初台南出入口から首都高速中央環状線に入り、大橋JCTで3号渋谷線に入る。
用賀を過ぎると東名高速道路となる。多摩川を渡り、東京都から神奈川県に入る。
15時13分、東京料金所を通過する。
東名江田停留所を通過する。小田急ハイウェイバスの「新宿=御殿場・箱根線」は、「特急」便であれば東名江田に停車するが、今回の「超特急」便は通過する。
【→東名江田からの乗車記録はこちら】
大井松田ICを過ぎると、東名高速道路の下り線は左ルートと右ルートに分かれる。この便は右ルートを進む。東名足柄停留所の手前で2つのルートが再び合流するが、その手前で上り線の東名足柄橋と立体交差する。
16時06分、東名足柄に到着した。新宿で高速に乗る前の渋滞が響いたのか、高速では順調に進んだものの、7分遅れである。
御殿場プレミアム・アウトレットを左手に見つつ進む。
16時11分、御殿場ICで東名高速道路を降りる。
16時12分、東名御殿場停留所に停車する。ここで数名降りていく。
終点の御殿場駅(箱根乙女口)には、7分遅れを維持して16時17分に到着した。新宿を出てからおよそ1時間40分であった。
本日の車両は、三菱ふそう・エアロエース「世田谷210あ1701」である。
小田急ハイウェイバスの新宿行きは、御殿場駅(箱根乙女口)の3番乗り場から出発する。
御殿場駅箱根乙女口。御殿場駅はJR御殿場線の駅であるが、小田急の特急列車「ふじさん」も新宿から乗り入れている。
【小田急バスの乗車記録】
小田急バス「宿44」「境91」「渋26」:2021/7/23
5,木更津から新宿へ:小田急シティバス「アクアライン高速バス」:2020/11/13【2020/11千葉】