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鎌倉から吉川美南へ:JR横須賀線・東海道本線・武蔵野線:快速「ホリデー快速鎌倉」:E257系5500番台:2022/8/13

投稿日:2022年9月1日

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臨時快速「ホリデー快速鎌倉」は、JR武蔵野線の吉川美南駅と横須賀線の鎌倉駅とを結ぶ全車指定席の快速列車である。「ホリデー快速」という名称の通り、主に土休日の運行で、朝に鎌倉行きが、夕方に吉川美南行きが設定されている。武蔵野線沿線住民の、横浜・鎌倉方面への需要を見込んでの運行であろう。

この列車の大きな特徴として、定期旅客列車の設定がない武蔵野線の府中本町~鶴見間を走行することが挙げられる。武蔵野線は、一般的には、西船橋と府中本町を大回りで結ぶ「東京メガループ」の一部を構成する路線として知られており、駅で目にする路線図でもそのように記載されているが、実は一方の起点は鶴見である。府中本町と鶴見の間は基本的に貨物列車が走る区間であり、「ホリデー快速鎌倉」はこの貨物線を走行する数少ない旅客列車である。

なお、今回の乗車後の2022年8月19日に出されたJR東日本のプレスリリース「秋の臨時列車の運転について」で、10月以降、同区間でほぼ同時刻に「特急鎌倉」が設定されることが公表された。現在は快速列車であるから乗車券のほかに指定席券530円を支払えば乗車可能であるが、特急化されれば特急料金が必要となる。B特急料金が適用されるようで、100kmまで1,480円、150kmまで1,890円である。えきねっとを見る限り、35%引きの「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」も同時に設定されるとのことであるが、それでも値上げとなる。

 

2022/8/13:快速「ホリデー快速鎌倉」:鎌倉→吉川美南

2022年8月13日土曜日。台風8号が接近している日であった。昼過ぎに鎌倉発の「ホリデー快速鎌倉」号の空席状況をえきねっとで確認すると、ほとんど空席であった。まだこの列車に乗車したことがなく、先述の通り武蔵野線の貨物線を走行する列車ということで興味はあったので、乗車することにして鎌倉へ向かった。

鎌倉駅に着いたのは16時半頃であった。台風8号の影響で雨が徐々に強まっていた。それでも横須賀線の列車は定刻であり、ホリデー快速鎌倉も予定通り運行するとのことで安心する。

 

鎌倉駅の指定席券券売機で指定席券を発券する。鎌倉から吉川美南まで、指定席料金は530円である。

 

17時21分発のホリデー快速鎌倉号吉川美南行きは、出発間際になって鎌倉駅の2番線に入線した。

 

車両は、特急用車両のE257系5500番台5両編成であった。この車両は定期列車での運用がなく、もっぱら臨時列車で使用される車両である。

 

車内。

 

座席は特急用の転換リクライニングシートであるが、快速列車だからか、枕カバーはない。

 

背面テーブル。

 

肘掛けにはリクライニングと座面スライドのレバーがある。

 

デッキにはトイレ、洗面所がまとまっている。

洋式トイレ。

 

男性用トイレ。

 

洗面台は、スペースの関係からか斜めに設置されており、シンクも小さい。

 

乗降ドアの隣には小さなスペースがあったが、かつて公衆電話が置かれていたところだろうか。

 

列車は定刻17時21分に鎌倉を出発した。空席が多かった。

 

鎌倉を出ると、北鎌倉、大船、横浜の順に停車する。戸塚までは横須賀線の線路を走ってきたが、通過駅の戸塚で東海道本線の線路に移り、横浜駅では東海道本線の7番線に到着した。

横浜駅のホーム上では、全席指定席であること、西国分寺まで停車しないことが繰り返し案内されていた。横浜を17時43分に出発した。横浜でも客は乗ってきたが、それでも全体的に見て空席の方が多かった。

 

鎌倉駅のホームにある大船軒の売店で、「押し寿し食べくらべ」という弁当を買っていた。980円也。

6貫入りで、小鯵、中鯵、 小鯛の押し寿司が2貫ずつ入っていた。美味しくいただいた。

 

鶴見駅の手前で東海道本線の線路から貨物線の線路へと移ったのだろう。17時51分、鶴見駅の、ホームのないところに停車した。

左側には京浜東北線のホームがある。

右側にも何本か線路がある。

 

鶴見では4分ほど停車して、17時55分に出発した。ここからが武蔵野線である。ただ、鶴見から新鶴見信号所までは、東海道本線と武蔵野線との重複区間である。

新鶴見信号所を通過すると武蔵野線単独の区間に入る。時刻表の路線図には載っていない区間である。

すぐにトンネルに入り、5分ほどでトンネルを抜けると、右側には梶ヶ谷貨物ターミナル駅がある。

梶ヶ谷貨物ターミナルを通過すると再びトンネルに入る。このトンネルは長く、通り抜けるのに10分近くかかったと思う。その後も、何度か短いトンネルを通る。

トンネルの合間からの車窓。

何度目かのトンネルを抜けると、列車は多摩川を渡った。右側に南武線が併走する。

 

武蔵野線旅客列車の起点・終点駅である府中本町を通過し、18時27分に西国分寺に到着した。横浜を出発してから44分後である。ここで降りていく客も一定数いた。西国分寺は中央線との接続駅でもある。

 

西国分寺を出ると、武蔵野線内、新秋津、東所沢、北朝霞、武蔵浦和、南越谷、越谷レイクタウンの順に停車する。車内からは徐々に客が少なくなっていた。武蔵野線内に入ってから乗車する客は、見た限りいなかった。

越谷レイクタウンの到着に際しては、終点の吉川美南では2番線に到着するために西船橋方面への乗り換えはホームの移動が必要であること、越谷レイクタウンでの乗り換えがおすすめであることが放送された。

 

西国分寺から50分ほど走り、終点の吉川美南には定刻19時17分に到着した。

 

前面のLED表示では、列車名が日本語とローマ字で交互に表示されていた。

 

側面の行先表示は「臨時」であった。

 

車体には「SERIES E257」と書かれている。

 

2022/8/13:JR武蔵野線:普通:吉川美南→西船橋

吉川美南からは、19時21分発の京葉線直通東京行きに乗車した。台風8号接近の影響で京葉線は運転見合わせとなっており、乗車した列車は19時49分に到着した西船橋で運転打ち切りとなった。総武線は通常通り運行していたので、西船橋からは総武線で東京方面へ向かった。

西船橋駅にて。

 

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【大船軒の駅弁の記録】

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2,新宿から浜金谷へ:JR内房線:特急新宿さざなみ3号:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】

 

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