渦潮は干潮と満潮の時刻の前後1~2時間に生じ、この日の干潮時刻は17時30分である。鳴門で海から渦潮を見ようとすると、鳴門観光港停留所前から出るうずしお観潮船と、大塚国際美術館前あるいは亀浦口停留所のすぐ近くから出るうずしお汽船の2社があるが、今回はうずしお汽船の方に乗船することにした。こちらの方が最終がわずかに遅く16時30分である。
徳島から鳴門へは徳島バスが1時間に2本以上の便を運行している。鳴門までの経由地や鳴門側の終着地で系統が分かれており、全部で7つの系統があるが、徳島から大塚国際美術館前、鳴門観光港、亀浦口へ向かう場合は鳴門公園行きの17系統か18系統に乗車すればよい。いずれの便も途中の広島までは国道11号バイパスを経由し、その後、17系統は鳴門に直行し、18系統は徳島空港に立ち寄る。
2025/6/18:徳島バス:鳴門線 17:徳島駅前→大塚国際美術館前
今回乗車するのは15時に徳島駅を出る17系統である。
徳島駅のバス乗り場には自動券売機があり、徳島空港をはじめ一部の区間についてはこの券売機で事前に乗車券を購入することができる。
鳴門公園・鳴門観光港・大塚国際美術館までは870円で、この券売機で購入できた。車内は現金のみであるが、券売機は交通系ICカードやQRコード決済に対応しており、Suicaで支払った。
鳴門行きは徳島駅前のバスターミナル16番乗り場から出発する。今回乗車した15時発のバスは、途中の広島という停留所まで国道11号バイパス経由で運行する便であった。
時刻表は紙ではなく液晶画面に表示されるタイプである。
発車2分前にバスが到着した。
定刻15時に徳島駅前16番乗り場を出発した。
徳島城の脇を通過する。
国道11号吉野川バイパスを進み、徳島大学前を経て、吉野川大橋で吉野川を渡る。
徳島自動車道の徳島ICを通過する。
新加賀須野橋で今切川を渡り、徳島市から松茂町に入る。
今切川を渡ったのち、国道11号バイパスから降りて、鳴門へ進路を向ける。バイパスを降りたところに、広島ランプという停留所がある。
徳島空港の脇を進み、鳴門市に入り、旧吉野川を渡る。
東発という停留所がある。「ひがしばり」と読む。
鳴門駅には15時48分に到着した。10分ほど遅れての到着である。ここで観光客風の客が増えた。
徳島から鳴門までは鳴門線直通の電車で約40分である。17系統が定時運行であれば、バスと鉄道は所要時間はほぼ同じである。
鳴門駅から6分ほどで、高速鳴門に到着した。神戸淡路鳴門自動車道の下に位置し、自動車道上にある高速バスの高速鳴門バスストップへは、ここからスロープカーで向かうことができる。
高速鳴門を出ると、小鳴門橋を渡る。左側に競艇場「ボートレース鳴門」がある。
今回乗船するうずしお汽船は、最寄り停留所が亀浦口であるが、車内の案内では大塚国際美術館前で降りるようにとの案内がある。このバスは、大塚国際美術館前を出ると、鳴門観光港まで少し迂回するので、このバスが迂回している間に、徒歩でうずしお汽船の乗り場まで行くことができる。その程度の距離である。
大塚国際美術館前には12分遅れの16時08分に到着した。ここで降りたのは私だけであった。
バス停を降りて、バスの進行方向に向けて少し進む。
突き当りを右折して少し行くと、うずしお汽船の乗り場がある。大塚国際美術館前の停留所から5分もかからない。16時12分頃に到着した。
うずしお汽船のウェブサイトによると、乗船する場合は出発15分前までに着かなければならないようである。ぎりぎりの時間であった。
【2025/6四国】(目次)
3,高知から徳島へ:とさでん交通「高知徳島エクスプレス」:2025/6/18【2025/6四国】
4,徳島から鳴門へ:徳島バス「鳴門線 17」:2025/6/18【2025/6四国】【←本記事】
<つづく>