この日は大分から熊本まで向かい、熊本で一泊する。熊本へは、JR豊肥本線で向かうことにしていた。豊肥本線は、阿蘇カルデラを横切り大分と熊本を結ぶ148kmの路線で、阿蘇高原線の愛称がある。
豊肥本線は、大分県内、熊本県内では比較的本数が充実しているものの、大分・熊本県境を越える豊後竹田~宮地間では普通列車が1日5本、特急列車が1日2本と本数が少なく、両県間を移動する場合には、豊後竹田~宮地の列車にあわせて旅程を組むことになる。今回は、15時に豊後竹田を出発する宮地行きに乗るべく、13時46分に大分を出る豊後竹田行きに乗車することにした。
2024/12/31:JR豊肥本線:普通:大分→豊後竹田
大分から、13時46分発の豊肥本線普通豊後竹田行きに乗車する。
列車は、転換クロスシートのキハ200系2両編成であった。(豊後竹田にて撮影)
車内(後程撮影)。
大分を定刻13時46分に出発した。車内はほとんどの座席が埋まり、相席となった。
豊肥本線は、大分を出ると、まずは三重町まで南下する。
中判田には14時03分に到着した。地図を見る限り、この辺りまでは豊肥本線に沿って団地が点在している。大分から中判田までは区間列車も設定されており、朝晩は1時間に3本の運行となっている。
車内はだいぶ空いてきて、中判田の次の竹中で窓側に移る。
中判田を出ると、列車は大野川に沿って進む。
犬飼駅。
車窓から。
14時24分の菅尾で3分停車して、対向の大分行きと行き違いをする。
三重町には14時33分に到着した。豊後大野市の中心駅であり、この駅で大分へ折り返す列車も多い。三重町から宮地までは運転間隔が1時間半近く空く時間帯もある。
三重町からは西に進路を向ける。
終点の豊後竹田には14時59分に到着した。竹田市の中心駅であり、ここを境に、宮地までの区間は一気に本数が減る。
2024/12/31:JR豊肥本線:普通:豊後竹田→宮地
豊後竹田では15時発の普通宮地行きに乗り換える。豊後竹田から宮地へ向かう普通列車は1日5本のみで、この列車の前が10時44分、この列車の後が17時33分である。
大分からの列車が到着したのは14時59分で、乗り継ぎ時間はわずか1分であるが、豊後竹田駅は1面2線の構造で、対面乗り換えとなるので、向かいに停車している列車に乗れば良いだけである。「荒城の月」が流れる中、向かいの列車に移動した。
宮地行きの列車はキハ125形1両編成による運行であった。各ボックスに1人ずつ座っている状態で、空いている。
【→キハ125形の乗車記録はこちら】
豊後竹田と宮地の間は35kmほど距離があるが、山間部を走行するため、中間駅は4つしかなく、特に玉来~豊後萩は9.7km、波野~宮地は10.7kmと駅間の距離が離れている。
豊後萩には15時17分に到着した。駅舎には荻駅交流館が併設されており、中には図書館もあるという。
豊後萩と滝水の間で県境を越えて大分県から熊本県に入る。
熊本県に入ってすぐのところにある滝水には15時26分に到着した。
波野には15時33分に到着した。標高754m、JR九州で最も標高が高いところにある駅である。
波野を出ると、2283mの坂の上トンネルをはじめとして、願成就トンネル、堂山トンネル、神石トンネル、天狗トンネルとトンネルが続く。
列車は左右にカーブをしながら、高度を下げていく。
宮地には15時46分に到着した。向かいには、15時47分発の熊本行き臨時特急かわせみ やませみが停車していた。
【2024/12九州】(目次)
12,別府ラクテンチケーブル線:2024/12/31【2024/12九州】
13,大分から宮地へ:JR豊肥本線:2024/12/31【2024/12九州】【←本記事】
14,宮地から熊本へ:JR豊肥本線:特急かわせみ やませみ:2024/12/31【2024/12九州】
【豊肥本線の乗車記録】
16,熊本駅から肥後大津駅を経て熊本空港へ:JR豊肥本線・「空港ライナー」:2023/9/10【2023/9九州】
15,平成駅(熊本県:JR豊肥本線):キハ147形:2021/12/12【2021/12九州】
8,JR豊肥本線:特急九州横断特急3号:2021/12/11【2021/12九州】