ロサンゼルスからのアシアナ航空203便は、4時55分にソウル・仁川国際空港に到着した。乗り継ぎの成田行きは、9時発のアシアナ航空102便である。手荷物検査を受けて、出発階に上がる。
2011/8/21:ソウル・仁川空港:アシアナビジネスラウンジ
アシアナラウンジに直行する。


アシアナクラブゴールド会員(スターアライアンス・シルバーに相当)に昇格の際に送られてきたバウチャーを出すと、入場を許可される。
とりあえずシャワーを使いたい旨を告げると、すぐに使えるとのことであった。搭乗券を預け、シャワールームの鍵をもらう。

シャワールームは使いやすかった。普段の朝と同じく、シャワー・トイレ・歯磨き・髭剃り・着替えをする。歯ブラシや髭剃り、石けん類は一通りそろっている。長距離フライトの後にさっぱりできるのはうれしい。


鍵を返して搭乗券を受け取り、ラウンジで休憩する。





窓からは駐機場が見える。

食事類はまだ準備されていないが、辛ラーメンやお菓子、パン、ドリンクはセットされていた。



お菓子とドリンクをいただき、PCを無線LANにつなぎネットサーフィンをする。周りでは辛ラーメンを食べている人が多い。

7時頃になると客も多くなる。
シェフが食事のセッティングを始める。あまり種類は豊富ではないが、腹を満たすには十分である。味も比較的良い。


2011/8/21:アシアナ航空102便(OZ102):ソウル(仁川)→成田:B747-400(HL7428)
アシアナ航空102便成田行きは37番搭乗口からの出発であった。8時35分に搭乗開始となる。機材はB747-400型機であった。事前座席指定の際になぜかビジネスクラスの座席を指定できたので、もちろんそちらを指定していた。
搭乗券。

機内に入り、21Kの座席に着席する。予定通り、ビジネスの座席である。本来のビジネスクラスの客は2階に乗せて、1階部分はエコノミーという扱いにしたようである。ただ、本来のエコノミークラスが満席というわけではないようであった。
座席の配置は2+3+2の横7列であった。


座席の操作パネル。

ただ、この広い座席、何となく落ち着かない。このような座席は座り慣れなていないからだろう。
最初は空席もあったこの区画だが、出発時間が近くなると、すべての座席が埋まる。
9時05分に出発する。広い空港を延々と移動し、9時20分頃に離陸した。
シートベルトサインが消灯すると、まもなく機内食と飲み物のサービス。機内食は選択の余地はない。メインはシーフードであった。正直、あまり美味しくない。全体的に水っぽい。ラウンジで食べていたこともあって、完食はできなかった。

トレーが下げられた後、せっかくのビジネスのシートなのでライフラットにして横になる。身体をまっすぐにできるのはよいが、水平ではなく傾いているので、どうもずり落ちる感じがある。もっとも、通常のエコノミーのシートに比べれは遙かに良いことには変わりない。私がシート機能を使いこなせていなかっただけかもしれない。
飛行機は、石川県から、福島県付近まで北上し、そこから成田を目指すという、大回りのルートで進む。

まもなくシートベルトサインが点灯する。座席の位置を元に戻す。
着陸は11時14分であった。B滑走路に着陸した。空港側から着陸したため、その後、第1ターミナルまではかなり時間がかかる。さらに、この便の操縦士、非常に地上滑走が遅い。
11時29分、定刻19分遅れでターミナルに到着した。
シートベルトサインが消灯するとともに、後ろに座っていた韓国のおばちゃん達が、ものすごい勢いで2,3個のバックを上の棚から出している。荷物を出して出口の方へ歩きかけていた私に体当たりしてくる。何かを言う。表情と口調からして、「あ、ごめん」といった感じの韓国語を発したのであろうが、元気がいいなと思う。

最初から数人目で機外に出たのだが、到着機が重ならなかったのか、人気がない。入国審査には一番乗りで着く。
税関にも客はいなかった。検査官も、私が来たのを見て持ち場についたという感じである。パスポートを見せるだけで、特に何も聞かれることなく突破する。11時38分には到着ロビーにいた。飛行機を降りてから5分というのは、今までで新記録である。

【2011/8アメリカ合衆国】(目次)
33,ロサンゼルスからソウル(仁川)へ:アシアナ航空203便:2011/8/20【2011/8アメリカ合衆国】
34,ソウル(仁川)から成田へ:アシアナ航空102便:2011/8/21【2011/8アメリカ合衆国】【←本記事】
35,成田空港から仙台へ:JR成田線・常磐線・東北本線:2011/8/21【2011/8アメリカ合衆国】
【同路線の搭乗記録】
5,成田からソウル(仁川)へ:アシアナ航空103便:2011/8/13【2011/8アメリカ合衆国】