2024年3月24日日曜日。この日は急に予定がなくなってしまったため、どうしようかと迷った結果、少し乗り歩きをすることにした。
山交バスは、宮城県の仙台から山形県の新庄まで、一般道経由の都市間バス「48ライナー」を運行している。48ライナーの「48」とは、宮城県と山形県を結ぶ国道48号のことで、この路線は仙台を出てから山形券東根市まで国道48号を走行する。現在、平日9往復、土日祝日6往復の運行で、午前中には新庄発、午後は仙台発が多く設定されている。両区間の所要時間は2時間20分ほどである。
仙台側の広瀬通一番町、仙台高専広瀬キャンパス入口の2箇所については、新庄行きは乗車専用停留所、仙台行きは降車専用停留所となっているが、その他の停留所は乗降共に可能である。そのため、例えば、仙台から作並温泉へ向かう場合にもこの路線を使うことができ、また山形県内での利用も可能である。
鉄道であれば羽前千歳か小牛田で乗り換えが必要となる両区間であるが、バスであれば乗り換え無しで行くことができる。時間帯によっては、鉄道よりも所要時間は短い。以前から気になっていた路線であり、この機会に乗ってみることにした。
2024/3/24：山交バス：新庄・仙台線 48ライナー：仙台駅前→新庄駅東口
この日は、11時05分に仙台駅を出る新庄行きのバスに乗車することにした。土日祝のダイヤでは、仙台発の初便である。
新庄行きのバスは、仙台駅前23番乗り場から出発する。このバス停の前には、かつては仙台ホテルという老舗ホテルがあり、2011年にそのホテル跡地にEDENという商業施設が開業したが、EDENも2024年1月に閉店となり、今は何もない。
23番乗り場からは、上山・高松葉山温泉行きの便も出発する。
出発数分前に、11時05分発の新庄行きのバスが到着した。
座席。
15名ほど乗車して、定刻に仙台駅を出発した。広瀬通に入り、広瀬通一番町で停車をする。ここからの乗車はない。
広瀬通一番町を出ると、立町トンネルから仙台西道路へ入る。仙台発の多くの高速バスと同じ経路である。ただ、仙台宮城インターで高速に入ることなく、そのまま国道48号を直進する。
西道路の終点である折立から先は、愛子バイパスを走行する。
バイパスが終わると、11時27分、仙台高専広瀬キャンパス入口に到着した。ここで1名乗車する。
このあたりから作並まで、国道48号はJR仙山線と併走する。
熊ヶ根駅付近。
作並温泉入口、作並温泉と停車するが、客はいない。
作並温泉を出ると、県境の関山峠に差し掛かる。まだ雪も残っている。
山形県東根市に入り、大滝を経て休石あたりまで来ると、両側が開けてくる。
天童市を経て山形市へ至る国道48号から分かれて、月山眺望ラインの看板がある県道29号を進む。
12時15分過ぎにさくらんぼ東根駅に到着した。奥羽本線・山形新幹線の駅である。ここで数名降りていき、数名乗車した。
12時35分に村山駅に到着した。
ここにはバスの待合所があり、その中にトイレがあるようで、運転手がトイレに行きたい人はここでと案内する。それに呼応して数名がトイレに行き、戻ってくるとすぐに発車となった。
村山駅を出ると、いったん奥羽本線の線路を跨いだ後、国道13号山形北バイパスを進む。
途中でバイパス、奥羽本線と分かれて、尾花沢市の中心部へ入る。尾花沢待合所には13時に到着した。尾花沢市というと銀山温泉が有名であるが、この尾花沢待合所からバスで30分ほどだという。
僅かではあるが、最上川に沿って進む区間もある。
舟形十字路には13時18分に到着した。奥羽本線の舟形駅に近い。
ちょうど先日運行を開始したE8系「つばさ」が走って行くのが見えた。
終点の新庄駅東口には13時31分に到着した。仙台から新庄までは2,200円で、Suicaなどの交通系ICカードでの支払いも可能である。
今回の車両はいすゞ・ガーラ「山形200か519」であった。
新庄駅東口。
【2024/3東北】（目次）
3,仙台：ホテル モンテ エルマーナ仙台：スタンダードシングル：2024/3/23【2024/3東北】
4,仙台から新庄へ：山交バス「新庄・仙台線 48ライナー」：2024/3/24【2024/3東北】
5,新庄から仙台へ：JR陸羽東線・東北本線：快速湯けむり号：キハ110系：2024/3/24【2024/3東北】