2022年12月31日土曜日。この日は、糸崎を出て、呉線、芸備線、可部線、岩徳線に乗車し、山口県の宇部まで向かう。
まず乗車するのは呉線である。呉線は、広島県の三原と海田市の87kmを結ぶ路線で、1935年に全線開通した。三原も海田市も山陽本線と接続しており、山陽本線は同区間で内陸部を、呉線は瀬戸内海側を走る。
呉線を全線走破する列車は少なく、特に昼間は広で運転系統が分かれている。三原から広までは1時間に1本ほど、昼間は2時間近く空く時間帯もある。広から先、広島方面は、昼間は1時間に2本、呉より先はさらに1本増える。海田市駅側では、全ての列車が山陽本線に乗り入れて広島駅へ直通する。
2022/12/31：JR呉線：快速安芸路ライナー：糸崎→広島
ホテルを7時頃に出て、糸崎駅へ向かった。この時間帯は駅員がおらず、そのまま改札を通った。
乗車するのは、7時09分発の快速広島行きである。
階段を上り、3番線へ向かった。
7時09分発の快速広島行きは、糸崎から三原までは山陽本線を走り、三原で呉線に入る。三原から呉までは各駅に停車し、呉を出ると吉浦、坂、矢野、海田市に停車して広島へ向かう。広島到着は9時54分である。
車両は227系3両編成であった。現在、呉線の車両は227系で統一されている。
広島地区の227系には「Red Wing」という愛称がある。
車内は転換クロスシートである。（以下、一部別列車で撮影したものも含む）
座席。
ドアのすぐ横の座席は転換しないので、部分的にボックスシートとなる。
ドア脇に補助席がある。
車端部にロングシートがある。
車いすスペース。
ドア。
案内表示器が千鳥配置で設置されている。最近の列車であるが、液晶モニターではなく、小さめのスクロール式電光表示器であった。
ドアは半自動式である。車内側のボタンは、広告枠と同化している。
車外の押しボタン。
車外から見たドア。
車いす対応の大型トイレが設置されている。
列車は、定刻7時09分に糸崎を出発した。客は少ない。次は三原である。
三原には7時13分に到着し、14分間停車する。この間に改札口に行き、「青春18きっぷ」の3回目に印を入れてもらった。その後、駅の改札外にあるセブンイレブンでコーヒーを購入した。
三原を出ると左側へ大きくカーブし、山陽本線と分かれる。
沼田川を渡る。
まもなく瀬戸内海が車窓左側に見える。
安芸幸崎駅の手前で、今治造船の工場の脇を通る。愛媛県今治市に本社を有する国内最大手の造船メーカーである。
しばらく瀬戸内海に沿って進む。
7時50分に忠海に到着した。ウサギの島として有名な大久野島へは、この駅で船に乗り換えである。テープによる車内放送でも、その旨の案内があった。この列車からも、旅行客風の人が降りていった。
8時03分に竹原に到着した。呉線は単線であり、ここで糸崎行きと行き違いをした。
所々、内陸部を走る区間もある。
安浦には8時39分に到着した。最初は空いていた車内であるが、この辺りから少しずつ客が増えてきた。
車窓から。
広には9時に到着した。7分ほど停車する。ここで乗ってくる客は多い。列車の本数もここを境に多くなる。広までワンマン運転であったこの列車であるが、ここからは車掌も乗務する。
呉までは各駅に停車する。車窓風景も、街中といった感じになった。さらに客が増えた。
路線名にもなっている呉を9時17分に出ると、ここから、ようやく快速運転となる。吉浦に停車すると、5駅、10kmほど無停車で走り、坂に停車すると、そのあとは矢野、海田市と順に停車する。
海田市には9時43分に到着した。呉線の起点・終点である。
海田市からは山陽本線に入る。海田市と広島の間には、向洋、天神川の2駅があるが、この列車はいずれも通過する。
広島カープの本拠地であるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島が見えると、まもなく広島である。
終点の広島には9時51分に到着した。
【2022/12西日本】（目次）
8,糸崎：HOTEL AZ 広島三原店：シングルルーム：2022/12/30【2022/12西日本】
9,糸崎から広島へ：JR呉線：快速安芸路ライナー：227系「Red Wing」：2022/12/31【2022/12西日本】【←本記事】
10,広島から三次へ：JR芸備線：快速みよしライナー：キハ47形：2022/12/31【2022/12西日本】