JR日光駅から東武日光駅へ移動する。
行楽シーズンなので、東武鉄道も臨時列車には力を入れている。15時25分には臨時特急きりふり号浅草行き、15時50分には臨時快速北千住行き、その後も臨時快速南栗橋行きを2本運転している。
15時50分の臨時快速北千住行きに乗ることにする。追加料金はかからないし、北千住到着は17時59分と、ちょうどよい時間である。
駅構内の土産物店をのぞくと、レモン牛乳があったので買って飲む。
さらに、ここでお土産をいくつか購入する。
2011/10/15:東武日光線・伊勢崎線:臨時快速:東武日光→北千住
臨時快速北千住行きは、東武1800系6両編成による運行であった。以前、急行りょうもう号(現特急りょうもう号)で運行されていた、赤色の車体に白の帯が入った車両である。急行りょうもう号としての運用を終了後は、300系や通勤車両に改造されたり廃車になったりした編成もある中で、この1編成だけが臨時列車用に残っているとのことである。
乗降口。
客室とデッキを仕切るドア。
客室。
リクライニングシートではなく、シートピッチも狭いが、座り心地は悪くない。肘置きにモケットが貼られているところ、フットレストが設置されているところに、元優等列車らしさが現れている。追加料金がかからない快速列車にしては、十分すぎる設備である。
フットレスト。
前の座席から引き出されるテーブル。
席を向かい合わせにしたときにも使うことのできるテーブル。
デッキのくず物入れ。くず物と空き缶で2段になっている。
化粧室。
列車は、15時50分、定刻に東武日光を出発した。乗車したのはモーター車だが、さすが優等列車用の車両で、モーター音はあまり響かない。乗り心地がよい。ただ、空しすぎる乗車率である。各車両に2,3人しかいない。
この列車の知名度の問題もあるのかもしれないし、天気が悪いということもあったのかもしれない。もっとも、行楽期間にしては日光自体に観光客が少なかった。聞くところによると、福島の原発事故の影響があるという。だいぶ距離は離れているはずだが、観光客の少なさを実際に目の当たりにすると、さもありなんという感じである。
新鹿沼では後続の特急きぬ130号浅草行きを先行させるため、しばらく停車する。この時間を使って、外に出て写真撮影をする。やはり、同業者が何名かいる。
追加料金のかからない快速列車であるから、途中駅からは少ないながらも通勤・通学客も乗車する。
順調に走ってきたのだが、南栗橋駅の手前で停車する。信号待ちかと思ったが、車内放送によると、先行列車が踏切走行中に異音のために停車したという。3,4分で動き出すが、南栗橋駅に入り、運転停車となる。15分近く停車する。運転再開は17時31分であった。
東武動物公園には、定刻を17分遅れて17時42分に到着する。
春日部で多くの客が乗る。本来は日光への観光客輸送の列車のはずだが、皮肉なことに、春日部~北千住間が乗車率のピークであった。
ところどころ徐行運転をしつつ進む。終点の北千住には定刻29分遅れの18時22分に到着した。
【2011/10関東】(目次)
9,東武日光線:臨時快速(東武1800系):2011/10/15【2011/10関東】【←本記事】
10,東武佐野線:2011/10/16【2011/10関東】