松山を15時27分に出発した予讃線の特急宇和海19号は、宇和島に16時49分に到着した。宇和島から列車で先に進もうとすると、17時30分に予土線の窪川行きがある。ただ、予土線は別の機会に譲り、今回は、宇和島から宿毛までバスで行き、土佐くろしお鉄道の宿毛線・中村線に乗車することにした。
愛媛県の宇和島から高知県の宿毛へは、宇和島自動車が直通のバスを出しており、1~2時間に1本の間隔で運行、両区間を約2時間で結んでいる。途中、愛媛県愛南町の城辺までの区間便も設定されている。
2023/10/20:宇和島自動車:宇和島駅→宿毛駅
宇和島駅。駅の上層階は、JR四国系列のJRホテルクレメント宇和島である。
駅前には椰子の木が並んでいる。南国に来たという感じがする。
宇和島駅前。宇和島市の代表駅で、市の中心街に近いようであるが、駅前の往来は多くなく、この時間にしてはやや寂しい感じがある。
宿毛行きのバスは宇和島駅前のロータリー1番乗り場から出発する。
バス停。
宿毛行きのバスは17時15分に宇和島駅を出発する。2時間ほどの乗車時間であるが、路線バスタイプの車両である。
車内。
すぐに恵美須町という停留所に到着した。ここには宇和島自動車の案内所と待合室がある。
宇和島バスセンターには17時20分に到着した。頭端式のホームとなっている。
バスは国道56号に沿って進む。
17時58分に若松営業所に到着した。順調に進んでいるように見えたが、10分遅れである。市内中心部で乗ってきた高校生も既に降りており、この時点で客の数は3名であった。
もう辺りは暗く、車窓はよく分からない。山の中を走っている感じとなる。実際には、山の中を走りつつも、嵐というバス停を出た後はしばらく豊後水道に沿うのだが、あまりよく分からない。昼間であればきっと良い車窓なのだろうと思う。
18時15分、鳥越トンネルを通り、宇和島市から南宇和郡愛南町に入る。
鳥越トンネルを抜けると、国道56号から一旦脇道に入り、鳥越トンネルの停留所を通過する。停留所には、バンが停車している。調べたところ、あいなんバスという愛南町のコミュニティバスで、由良半島の先端に近い本網代というところまで行くようであった。
18時35分、街の中に入る。久々に信号機があり、沿道には郊外型大型店やファミリーレストランも見られる。御庄という街であった。ここまで降車も乗車もほとんどなかったが、南宇和高校で高校生が2名乗車した。
そこから数分、城辺にある城辺営業所には18時44分に到着した。営業所内にあるバス乗り場に停車した。
城辺を出ると、再び山道に入る。19時07分、県界という停留場を通過する。まさに県の境界に位置し、その直後に愛媛県愛南町から高知県宿毛市に入った。
山道を走り、最後のトンネル抜けると、街に入った。宿毛である。土地にはかなりの余裕があるようで、建物がパラパラと点在しているように見える。見慣れたチェーン店もある。
宿毛駅には19時19分に到着した。10分遅れであった。
この日、19時26分に宿毛を出る高知行きの列車に乗らないと本日中に高知までたどり着けない。万一の際は中村に泊まっても明日の行程には差し支えが生じず、ホテルも確保できそうであったので、そこまでヒヤヒヤしていたわけではないが、列車に間に合う時刻に到着して一安心である。
【2023/10四国】(目次)
7,松山から宇和島へ:JR予讃線・内子線:特急宇和海19号:N2000系:2023/10/20【2023/10四国】
8,宇和島から宿毛へ:宇和島自動車:2023/10/20【2023/10四国】【←本記事】
9,宿毛から高知へ:土佐くろしお鉄道・JR土讃線:特急あしずり18号:2700系:2023/10/20【2023/10四国】