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8,パレンバン(2):クルタパティ駅:2014/12/22【2014/12インドネシア】

投稿日:2019年8月26日

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15時、ホテルでタクシーを呼んでもらい、パレンバンの鉄道駅へ行く。ブルーバードタクシーであった。パレンバンに来たのは初めてだと言うと、運転手は、運転しながらガイドをしてくれる。

アンペラ橋(Jembatan Ampera)を渡るところで、「これは日本が作ったものだ」と言う。アンペラ橋はムシ川にかかる昇降橋で、日本の戦後補償によって1962年に作られたものである。作られた経緯を考慮するとなんとなく複雑な思いもあり、いささか反応にも困る。しかし、この橋がパレンバンの象徴的存在となっていることは、空港のモニュメントや、トランスムシをはじめとしてパレンバン市内でそのイラストをしばし目にすることから窺われる。好意的に見られているのは間違いないようであり、運転手の口調もそんな感じである。その点は素直にうれしく思う。

 

パレンバンは油田地帯であり、20世紀初頭から油田開発がなされていた。そのため、戦時中に日本軍の攻略対象とされたという。1942年2月14日、日本軍は空から落下傘によりパレンバンに降り立ち、油田設備をほぼ無傷で占領した。「パレンバン空挺作戦」あるいは「パレンバン降下作戦」などと呼ばれるものである。そういった場所である。

 

渋滞のおかげで30分ほどかかってクルタパティ(Kertapati)駅に到着する。料金はRp60,000ほど。意外と料金がかかった。

発着列車のない時間帯であるから、窓口にわずかながら人はいるものの、駅構内は静かである。

さしあたり、Tiket.comで購入していた翌々日のルブックリンガウからパレンバンまでの乗車券を発券する。改札口前にあるパソコンに予約番号を打ち込むと、何の面倒な手続きもなく印刷機から乗車券が発券された。これは便利である。これで、駅に来た目的の一つを達成する。

もう一つの目的は、インドララヤ(Indralaya)に行く列車の運行状況を知ることであった。パレンバン郊外のインドララヤにスリウィジャヤ大学という大学がある。この駅からインドララヤの間で、朝に通学客向けの列車が走っているらしい。せっかくなので、これにも乗りたかった。しかし、駅構内の掲示には時間が書かれていない。

カスタマーサービスに行ってみる。英語がどれくらい通じるか分からないので、ノートに「Palembang→Indoralaya 23 DEC Jadwal」と書いて係員に見せつつ、英語で用件を伝える。"Jadwal"とは時刻表の意味である。あちらは英語で返答してくれたが、12月中は運休なのだという。それであれば仕方がない。

 

【2014/12インドネシア】(目次

7,パレンバン(1):ホテル付近を散策:2014/12/22【2014/12インドネシア】

8,パレンバン(2):クルタパティ駅:2014/12/22【2014/12インドネシア】【←本記事】

9,パレンバン(3):夕刻:2014/12/22【2014/12インドネシア】

 

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