このまま東京の祖父母宅に行くのは早すぎる。とりあえずJR日光線に乗ってみようと思う。以前から青春18きっぷの期間に乗ろうと思っていたのだが、毎回何らかの都合でダメになっていたのである。
JR日光線は、栃木県の宇都宮と日光の40.5kmを結ぶ路線であり、1890年に開業した歴史のある路線である。
JR日光駅駅舎は、1912年築造で、明治から大正期の建物によく見られる木造白壁のものである。
内部はレトロ調に改装されている。
宇都宮までの往復乗車券を購入した。金券ショップで少し安く仕入れていたオレンジカードを使う。
2011/10/15:JR日光線:普通:日光→宇都宮
13時35分発の普通宇都宮行きに乗車する。
普段は駅舎側の1番線から出発するらしいが、この日は修学旅行専用列車が停車しており、宇都宮行きは跨線橋を渡った2番線からの出発であった。
1番線ホームからは貴賓室に入ることができるようになっている。
JR日光線の車両は、ロングシートの107系4両編成である。車両には「西洋風レトロ調」のシックな塗装がなされている。
もっとも、車内は一般的な通勤列車と同じで、観光地に向かう列車としてはやや残念な感じがする。
定刻に日光を出発する。宇都宮まではたったの6駅であるが、所要時間は41分である。駅間距離が長いのが特徴である。
車内は空いていた。土曜日なのだが、観光客よりも地元客が多いようであった。
車窓風景は、正直あまり覚えていない。際だった特徴がなかったと言えば日光線に対して失礼なのかもしれないが、のどかな風景であったことは覚えている。夜行バスに乗るとこの時間に決まって眠くなるので、あまり集中力が働いていなかったのだろう。
宇都宮には14時16分に到着した。
2011/10/15:JR日光線:普通:宇都宮→日光
いったん改札を出て、もう一度入って、駅弁屋で弁当を1つ購入して、再び先ほどの列車に戻る。この列車が、折り返し14時33分発の日光行きになる。
ロングシートではあるが、お腹が空いていたし、車内も空いていたので、弁当を開ける。いわゆる幕の内弁当であった。ごくごく平凡な感じであったが、美味しかった。
日光行きの列車も空いていた。日光には15時16分に到着した。
【2011/10関東】(目次)
7,日光:東照宮:2011/10/15【2011/10関東】
8,JR日光線:2011/10/15【2011/10関東】【←本記事】
9,東武日光線:臨時快速(東武1800系):2011/10/15【2011/10関東】