知床観光船を下り、ウトロバスターミナルへ向かう。船が定刻に着けば、14時10分の斜里行きの観光バスに乗ることができることは分かっていた。しかし、乗れるかどうかはいささか微妙に感じたので、予約はしていない。
少し急ぎ足でバスターミナルへ向かう。
2014/8/1:斜里バス:知床浪漫ふれあい号Cコース:ウトロバスターミナル→知床斜里駅
14時05分にウトロバスターミナルに到着する。窓口で聞いてみると、知床斜里行きの観光バスにはまだ空席があるとのことで、14時10分の観光バスの乗車券を購入する。通常の定期バスよりも150円ほど高い1800円であるが、ガイドさんが案内してくれるので、お買い得であると思う。
この日の乗客は13名であった。ガイドさんは、なかなかの盛り上げ上手な方であった。観光案内のほか、鹿肉が女性の美容にとって良いことなどの雑学、さらに、歌の名前は忘れたが、知床に纏わる歌を一曲披露された。
28kmにわたる直線道路というのがあり、その一部は定期路線バスでも走るのだが、定期路線バスが走らない部分をこの観光バスは走る。これが、この観光バスの一つの目玉であるという。その入口のところでは、バスが一旦停車する。天気が良く、視界も良いので遠くまで見渡せる。
斜里に近づいてくると、1人1本、にんじんジュースがおみやげにと配られる。
斜里の街に入る。
1807年、ロシア船に備えた警備のため、幕府から命じられ、津軽藩から斜里に100人ほどが派遣された。しかし、寒さと飢えでそのうちの72人が死亡するに至った。その事実は長らく明らかにされてこなかったらしいが、戦後明らかになり、慰霊が行われるようになったという。このことが縁となり、1983年に斜里町と弘前市が友好都市提携を結び、それ以降、夏祭りでは「しれとこ斜里ねぶた」が開催されるようになったという。
15時、バスは知床斜里駅前の斜里バスターミナルに到着した。
斜里バスターミナルは8年前とは変わっていた。建て替えられたのだろう。
【2014/7北海道】(目次)
5,知床:知床観光船「知床岬航路」:2014/8/1【2014/7北海道】
6,ウトロから知床斜里駅へ:斜里バス「知床浪漫ふれあい号Cコース」:2014/8/1【2014/7北海道】【←本記事】
7,知床斜里から網走へ:JR釧網本線:2014/8/1【2014/7北海道】
【斜里バスの過去の乗車記録】
16,知床斜里からウトロへ:斜里バス:2006/8/1【2006/7北海道】
【その他の知床行きのバスの乗車記録】
4,女満別空港から知床・ウトロへ:網走バス「知床エアポートライナー」:2014/7/31【2014/7北海道】