南海高師浜線は、南海本線の羽衣駅を起点に高師浜までの1.4kmを結ぶ短い路線である。近年は、2021年5月から、羽衣駅~伽羅橋間の連続立体交差事業のため3年ほど全線運休となり、バス代行輸送が行われていたが、高架化工事が完了の後、2024年4月6日に運行を再開した。現在、朝晩は1時間に4本、昼間は1時間に3本の列車が設定されている。
2024/6/21:南海本線:急行:貝塚→羽衣
水間鉄道を水間観音まで往復して、貝塚駅には10時07分に戻ってきた。ここから、高師浜線の始発駅である羽衣へ向かう。10時12分発の空港急行難波行きに乗車し、羽衣には10時26分に到着した。車内は、大型のスーツケースを持った客で混雑していた。
2024/6/21:南海高師浜線:普通:羽衣→高師浜
高師浜行きの列車は、切欠式の3番線から出発する。難波行きの列車が到着する2番線ホームの和歌山方に3番線があり、難波行きの列車から対面乗換が可能である。
次の高師浜行きは10時29分発である。車両は2ドアの2230系2両編成であった。
車内。
車端部。
今回乗車した車両は、1970年(昭和45年)に東急車輌で製造されたものであった。
定刻10時29分に羽衣を出発した。すぐに右方向へ分かれ、新設の高架線を伽羅橋へ向かう。
羽衣から0.9kmで伽羅橋に到着する。唯一の中間駅であるこの駅は、「きゃらばし」と読む。伽羅橋は、かつて近隣の芦田川に架けられていた紀州街道の橋梁の名称で、当初は木橋だったが、1865年に花崗岩を用いた石造りの3連桁橋に架け替えられたという。1988年の芦田川の改修工事に伴い、橋は高石市内の高砂公園に移設、保存され、2008年には登録有形文化財に指定されている。
伽羅橋駅からの風景。
伽羅橋~高師浜間は1970年に高架化されており、ここからは既存の線路である。
終点の高師浜には10時32分に到着した。起点の羽衣からわずか3分での到着である。
高師浜駅。
周辺の観光案内には、堺泉北臨海工業地帯の工場夜景が挙げられていた。
高師浜駅は無人駅である。
時刻表。
2024/6/21:南海高師浜線:普通:高師浜→羽衣
高師浜から、10時36分発の羽衣行きで羽衣へ折り返す。羽衣には10時40分に到着した。
【2024/6関西】(目次)
3,南海加太線:7100系「めでたいでんしゃ さち」:2024/6/21【2024/6関西】
4,南海多奈川線:2200系:2024/6/21【2024/6関西】
5,水間鉄道水間線:1000形:2024/6/21【2024/6関西】
6,南海高師浜線:2230系:2024/6/21【2024/6関西】【←本記事】
7,南海高野線(汐見橋線):2230系:2024/6/21【2024/6関西】
8,大阪から高野山へ:南海高野線:観光列車「天空」:2024/6/21【2024/6関西】
9,高野山から大阪へ:南海高野線:特急こうや8号:31000系:2024/6/21【2024/6関西】
10,大阪から関西空港へ:南海本線・空港線:特急ラピートβ65号:50000系:スーパーシート:2024/6/21【2024/6関西】
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8,和歌山市から和歌山港へ:南海和歌山港線:7100系「めでたいでんしゃ かしら」:2023/12/29【2023/12四国】
7,難波から和歌山市へ:南海本線:特急サザン29号:指定席(10000系):2023/12/29【2023/12四国】