水間鉄道は、大阪府貝塚市の貝塚と水間観音の間で水間線を運行している。この路線は、水間寺(水間観音)への参詣路線として1926年に全線開通した。わずか5.5kmという短い路線だが、駅の数は両端の駅を含めて10駅で、全線乗り通すと15分ほどである。現在、平日の朝晩は20分間隔、平日の昼間と土休日の大半の時間帯は30分間隔で運行している。
2024/6/21:水間鉄道水間線:貝塚→水間観音
9時20分、南海本線の列車を貝塚で降りる。南海本線の貝塚駅は橋上駅舎で、駅の東出口を地上階まで降りたところに、水間鉄道の貝塚駅がある。
一度、駅の外に出てみたが、南海と水間鉄道を乗り換えるのであれば、外に出ることなく乗換が可能である。
水間鉄道貝塚駅。
貝塚駅には自動券売機がある。行きは水間観音まで紙の乗車券を購入した。330円也。
改札には自動改札機はないが、交通系ICカードの端末があり、Suicaなどの交通系ICカードも使用可能である。
水間鉄道貝塚駅のホームは1面2線である。
次の列車は9時30分発である。
貝塚駅駅名標。
車両は1000形2両編成である。この車両、もともとは日本初のオールステンレス車両として知られている東急7000系で、1990年に東急電鉄から譲渡され、水間鉄道では現在2両編成4本が運用に就いているという。
今回乗車した1007編成は、1963年~1964年に製造された車両で、製造から既に60年ほど経過している。顔つきがオリジナルの東急7000系とは異なるが、これはもともと中間車であった車両を先頭車に改造したためである。
列車はワンマン運転である。貝塚駅と水間観音駅は有人駅であり、全てのドアが開く。
車内はロングシートである。
頭上には扇風機がある。
運転台の後ろには運賃箱がある。列車はワンマン運転であり、中間駅での降車は前のドアからとなる。
中間駅からの乗車は、1両目の中央のドアからとなる。ドア脇に整理券発行機とICカードの端末が設置されている。
運転室の上と連結面の上に案内表示器が設置されている。
列車は、定刻9時30分に貝塚を出発した。
列車は、住宅の間をゆっくりと進む。5.5kmの間に両端駅を含め10駅設置されているから、駅間距離は短く、発車するとすぐに次の駅である。
貝塚らから2つ目の近義の里を出ると、JR阪和線の線路と立体交差する。ただ、交差部やその近くに駅は設けられていない。
半分ほど進んだところにある名越で、対向の貝塚行きと行き違いをする。水間線の中で交換可能な駅は名越だけである。
貝塚から15分ほどで終点の水間観音に着く。
水間観音には9時45分に到着した。
水間観音駅の駅舎は、1926年の開通時から使われている。最寄りに水間寺があることから、駅舎は正面中央部が卒塔婆となっている。
水間寺(水間観音)へは、水間観音駅から600m、徒歩10分程度である。
改札口。
改札内にはカフェ「まち愛Cafe みずがめ庵 和」がある。
2024/6/21:水間鉄道水間線:水間観音→貝塚
折返し、9時51分発の貝塚行きで貝塚まで折り返した。
帰りも、途中の名越駅で、対向列車とすれ違いをした。
終点の貝塚には10時07分に到着した。
【2024/6関西】(目次)
4,南海多奈川線:2200系:2024/6/21【2024/6関西】
5,水間鉄道水間線:1000形:2024/6/21【2024/6関西】
6,南海高師浜線:2230系:2024/6/21【2024/6関西】
【東急7000系の乗車記録】
7,北陸鉄道石川線:北陸鉄道7000系:2022/10/21【2022/10北陸】
10,弘南鉄道弘南線:2006/2/19【2006/2北東北】
4,大鰐から弘前へ:弘南鉄道大鰐線:2006/2/18【2006/2北東北】