高知から徳島へは、とさでん交通、徳島バス、JRバス四国の3社が共同で運行する「高知徳島エクスプレス」を利用することにした。この路線は1日4往復で、高知発、徳島発ともに、朝に2本、夕方に2本設定されている。高知から徳島まで通しで乗車すると所要時間は3時間弱、運賃は4,000円である。座席指定制で、発車オーライネットで予約が可能である。
高知市内では高知駅バスターミナル、はりまや橋、一宮バスターミナルに停車する。また、徳島県内では、徳島市内の徳島駅、徳島大学前、鈴江のほか、徳島自動車道上の土成BS、脇町BS、三好BSに停車する。
2025/6/18：とさでん交通：高知徳島エクスプレス：高知駅バスターミナル→徳島駅
2025年6月18日水曜日。高知駅前観光のバスで東京から高知まで来たばかりであるが、東京へ戻るべく、高知で朝食を食べた後、まずは10時に高知駅を出るバスで徳島まで向かう。
高知駅バスターミナルは高知駅北口にある。
9番乗り場には、9時50分発の高松行きが停車していた。高松行き「黒潮エクスプレス」は1日9往復の運行で、所要2時間20分である。現在、高知から高松に直通する特急列車は朝と晩の1日2本のみであり、昼間に鉄道で移動する場合は、多度津～宇多津間のいずれかの駅で乗り換えをする必要がある。所要時間も特急列車とバスとでほとんど変わらず、時刻表上はバスの方が短い場合もある。
高松行きが出発すると、後ろで待機していたバスが、徳島行きの表示で入ってきた。10時発の徳島行きはとさでん交通の担当であった。
発車オーライネット上では、前方が横3列、後方が横4列のシートマップが表示されていたが、実際には夜行バスでおなじみの3列独立シートの車両であった。なお、4便ある高知徳島エクスプレスのなかで、3列独立シート車両で運行するのは、今回乗車する高知10時発の便と、その折り返しである徳島17時45分発の便の1日1往復とのことである。
座席。
レッグレストと足置きを展開する。
携帯電話の充電用コンセントが設置されている。
車内中程にトイレが設置されている。
バスは、高知駅バスターミナルを定刻10時に出発した。高知駅からの客は2名であった。
はりまや橋には10時05分に到着した。ここで2名乗車した。
一宮バスターミナルには10時15分に到着した。高知自動車道の高知ICの近くにあり、土讃線の土佐一宮駅から1km程度のところにある。ここで1名乗車した。乗車停留所はここまでである。
この「高知徳島エクスプレス」は、徳島県内、三好BS、脇町BS、土成BS、その後徳島市内に入り鈴江、徳島大学前、徳島駅に停車する。ただ、運転手からの案内によると、この日の乗客はいずれも徳島大学前と徳島駅までということで、徳島大学前まで直行するとのことであった。
一宮バスターミナルを出発すると、すぐに高知自動車道の高知ICから高速に入った。
車内のモニターでは、車内設備案内の動画が流された。
山中を進んでいく。
高知県から愛媛県に入り、11時05分、川之江東JCTで徳島自動車道に入る。列車で高知から徳島まで向かう場合は、阿波池田で土讃線から徳島線に乗り換えることとなり、愛媛県に入ることはないが、バスの場合は土讃線の西側を進み、愛媛県も通ることになる。
バスは愛媛県から徳島県に入り、11時25分、吉野川SAに到着した。ここで15分休憩となる。
三好BSは吉野川SAの脇にある。
今回乗車した車両は日野・セレガ「高知230あ505」であった。
吉野川SAはこの辺りを走る高速バスの定番の休憩場所なのだろうか、横には松山発大阪行きのジェイアール四国バス「松山エクスプレス」が停車しており、直後に、高知発新大阪行きの阪急観光バスが到着した。この後、休憩から戻ると、松山発大阪行きの伊予鉄バス「オレンジライナーえひめ」が到着した。
11時40分に吉野川SAを出発した。
12時23分、藍住IC付近を通過する。徳島市にだいぶ近づき、長閑な雰囲気ではあるものの、住宅は多い。
12時30分、徳島ICで高速を降りる。
吉野川大橋で吉野川を渡る。
12時36分、徳島大学前に到着した。ここで1名降りていく。
終点の徳島駅には12時43分に到着した。定刻が12時50分であるから、7分の早着であった。
JR徳島駅。
【2025/6四国】（目次）
2,東京から高知へ：高知駅前観光「スマイルライナー」：ソメイユプロフォン：2025/6/17【2025/6四国】
3,高知から徳島へ：とさでん交通「高知徳島エクスプレス」：2025/6/18【2025/6四国】【←本記事】
＜つづく＞