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16,ジャカルタからチラチャップへ:プルウォジャヤ(Purwojaya)72列車:2013/11/3【2013/10インドネシア】

投稿日:2019年8月14日

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2013年11月3日日曜日。この日はジャカルタからチラチャップへ向かう。

なぜかなかなか寝付けなかったが、それでもいつの間にか寝入ったようで、5時に目覚ましで起床する。5時15分にモーニングコールがフロントからかかる。

5時45分にチェックアウト。デポジットの返金をうけて、ホテルを出る。ホテルの前に立っていたブルーバードの運転手と目が合い、そのタクシーでガンビル駅へ向かう。朝のジャカルタは、ジョキングをしている人や競技用自転車に乗っている人が多い。マンガブサールにいると夜の街という印象があるが、ジャカルタは朝も早いようである。トランスジャカルタも既に続々と運行していた。料金はRp21,840也。Rp23,000払う。

ガンビル駅は人が多かった。朝方に出発する列車も多く、また各地から到着する夜行列車も数多くあるからであろう。開いている店も多い。

パスポートと乗車券のチェックを経て、構内に入る。

乗車券。

チラチャップ行きのプルウォジャヤ(Purwojaya)72列車は、4番線からの出発であった。階段を上がってホームへ行く。

ホーム。

反対側のホームに、スラバヤからの夜行スンブラニ(Sembrani)号が到着する。列車が停車する前に赤帽が列車に飛び乗っている。到着前から商売が始まっているという感じである。

 

2013/11/3:Purwojaya:72:Gambir → Cilacap

チラチャップ行きプルウォジャヤ72列車は、マンガライ方から6時20分頃入線した。1等車"Eksektif"の車両、電源車、そして2等車"Bisinis"の車両と続く。

"Bisinis"の3号車に乗車する。座席は8Dで窓側。座席は転換クロスシートである。

エアコンは家庭用のものが取り付けられているが、後付けであろう。

各座席にコンセントがある。

隣にはインドネシア人の大学生が座り、英語で少し会話をする。もっとも、この人、通路を挟んだ8Bと座席を間違えていて、その後、結構体格の良いおばさんが座る。愛想が良く、インドネシア語だけであったが意思疎通を図ることができた。プルウォケルトまで行くとのことであった。

6時42分、定刻12分遅れでガンビルを出発する。

直前に列車が走っているのか、徐行運転で高架線を走る。ゴンダンディアを通過し、チキニ駅に入る手前で5分ほど停車する。6時56分、マンガライを通過する。7時01分にジャティネガラを通過すると、途端にスピードが上がる。

複々線工事の用地だろうか。

係員が、メニューを持って食事の注文に来る。注文している客が多い。まだ朝飯を食べていないので、メニューを見せてもらう。ナシゴレンを注文する。

車窓から。

7時15分、ブカシに停車する。

注文した朝飯が届く。ナシゴレン弁当とオレンジジュースのセットであった。弁当箱は、日本で見るそれなのだが、空間の使い方の問題なのか、やたらとすかすか感がある。ナシゴレンは辛めであった。

食べると眠くなる。寝ていると、おばさんに起こされる。横に係員が立っている。弁当の料金徴収であった。Rp30,000を払う。領収書をくれる。

車窓から。

9時06分、Telagasariに停車する。すぐに発車する。9時10分、ジャティバラン(Jatibarang)に停車する。20秒程度の停車で発車する。

 

9時40分、チルボンに到着した。時刻表によると定刻は9時18分であるから、既に22分ほど遅れている。

隣にはファジャール・ウタマ(Fajar Utama)が停車している。ジャカルタのパサールスネンを6時50分に出発したジョグジャカルタ行きである。時刻表では、チルボンには9時37分に到着して42分に出発することになっているから、あちらは定刻での運行である。

 

9時42分、隣のホームからファジャール・ウタマ(Fajar Utama)が定刻に出発する。プルヴォジャヤ号は、さらに7分停車して、定刻26分遅れの9時49分にチルボンを出発した。

チルボン出発直後。

チルボン・プルジャカン(Cirebon Prujakan)駅。3等Ekonomiの列車はチルボンではこちらの駅に停車するらしい。

車窓から。

Linggapura駅を通過する。

列車はしきりに警笛を鳴らしながら山間部を走る。見た感じ、線路を歩いている人が少なからずいる。幹線道路しか整備されていない山間部では、線路が生活道路の一部をなしているのかも知れない。丸太や藁を担いで歩いている人も見かける。警笛で線路歩行者に注意を促しているのだろう。

 

車内では、汽車旅に飽きたのか、最初はおとなしかった子どもが数人で車内を走り回っている。

12時07分、Karanggandulを通過する。

車窓から。

ちなみに、列車の窓は黒っぽく色がついているものが大半である。直射日光を遮るためであろう。しかし、私の席を含め、一部の窓は色がついていない。投石等で窓が割れて、その修復のとき、色付きのガラスがなかったなどの理由で、このようなことになったのだろう。窓にはカーテンがないので、色がついていないと、直射日光が差し込んだときにまぶしい。もっとも、写真を撮るにはこちらの方が都合がよい。

 

12時15分、プルウォケルト(Purwokerto)に到着した。定刻は11時29分着であるから、46分遅れである。特に途中で運転停車をしていたわけではないが、遅延が拡大している。ダイヤに余裕がないのだろう。駅を見る限り、プルウォケルトは特急列車が止まるにふさわしいような大きな駅であるが、その周囲にどのような街が形成されているのかはよく分からなかった。

列車が停車する前に赤帽が乗り込み、降りる客と荷物の運送の交渉をしている。契約が成立した赤帽は多くなく、大半が手持ちぶさたな様子であった。ここで半分程度の客が席を立つ。

12時21分、隣のホームに、Eksektifのみの編成が到着する。時刻通りであれば、ジョグジャカルタを10時に出たジャカルタ行きタクサカ(Taksaka)号であろう。

 

プルウォケルトを12時22分に発車した。

 

12時50分、クロヤに到着する。定刻43分遅れである。ここで、さらに客が降りていく。クロヤは、バンドンからの線が合流する駅である。この列車は、ここでスイッチバックをして、ほんの少しバンドン方へ進み、マオス(Maos)からチラチャップへの支線に入る。

 

最初に隣に座った大学生が話しかけてきた。チラチャップに実家があるらしい。スラバヤに住んでいたことがあり、私が3月にスラバヤに行ったと言うと、どこに行ったのかなどと聞かれる。英語が不自由なくでき、話が弾む。

ホテルはどこかと聞かれたので、Dafamというホテルを予約していると答えると、よく知っているという。新しいホテルで、SPAやカラオケがあり、そこそこ名が知れたホテルらしい。どうやっていくのかと聞いてくるので、タクシーか何かあるだろうと言うと、チラチャップにはタクシーはほとんどないという。台数が少なく、捕まえられない可能性が高いという。そして、友人のバイクを呼ぶから、そのバイクに乗っていけばよいと言う。いくら払えばよいのか聞くと、Rp20,000も払えば良いと言う。初めてのところなので、お言葉に甘えることにした。早速、その友人に電話してくれる。

13時05分、クロヤを出発する。転換クロスシートの座面を反対側に倒して、進行方向に向ける。

プルウォケルト方から列車が来る。時間からして、パサールスネン発クトアルジョ行きのSawunggalih Pagiだろうか。

車窓から。

マオス(Maos)には13時21分に到着した。定刻47分遅れである。

 

マオスでバンドン方面への線と別れ、チラチャップへの線に入る。

 

13時27分、カスギハン(Kasugihan)に到着する。

車窓から。

13時40分、列車が停車する。たぶんグミリール(Gumilir)だろう。

 

終点のチラチャップ(Stasiun Cilacap)には13時50分に到着した。45分遅れであった。

停車中のプルタミナ石油輸送列車。

 

乗っていた車両がホームにかかっていないので、前寄りの車両へと進み、そこからホームへ降りる。

 

駅から出る。ベチャ(人力車)やバイクが客引きをしている。タクシーは数台いるが、いずれも既に客が乗っている。件の大学生の友人はまだ来ておらず、しばし駅前で待つ。大学生の方は、長い禁煙から解放されたという感じで、美味しそうにたばこを吸っている。

チラチャップの駅は、1日1本しか列車の運行がない割には立派な建物であった。

 

しばし待つと、バイクが1台やってきた。ホテルまで乗せていってくれる。結構飛ばすので怖かった。ホテルには5分程度で到着した。

 

【2013/10インドネシア】(目次

15,ジャカルタの通勤列車(1):2013/11/2【2013/10インドネシア】

16,ジャカルタからチラチャップへ:プルウォジャヤ(Purwojaya)72列車:2013/11/3【2013/10インドネシア】

17,チラチャップ:ホテルダファム・チラチャップ(Hotel Dafam Cilacap):Deluxe:2013/11/3【2013/10インドネシア】

 

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