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東京臨海高速鉄道りんかい線:70-000形:2021/7/11

投稿日:2021年7月18日

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東京臨海高速鉄道りんかい線は、東京都江東区の新木場と品川区の大崎の12.2kmを結ぶ路線である。1996年にまず新木場から東京テレポートまでが開業し、その後、2001年に天王洲アイルまで延伸、2002年12月に大崎まで延伸し、全線開業となった。現在は、両端の駅を含め8駅で構成されている。りんかい線内で完結する列車もあるが、大崎からJR埼京線に直通する列車が多い。

 

2021/7/11:東京臨海高速鉄道:りんかい線:大崎→新木場

2021年7月11日日曜日。りんかい線に乗車することにした。最後に乗車したのは10年以上前である。

りんかい線の片方の始発駅は大崎である。大崎駅では、りんかい線はJRと改札口もホームも共有している。

ただ、改札外の自動券売機を見ると、JRのものと並んで、りんかい線の自動券売機があった。もっとも、この券売機でJR線の乗車券も購入可能のようである。大崎から新木場までりんかい線を利用すると、料金は400円であった。なお、JR線で行くならば310円である。

 

運行間隔は等間隔ではなく、5分で次の列車が来るときもあれば、10分以上待たないといけない時間帯もある。次の列車は20時59分発の新木場行きである。これに乗車することにした。

 

20時59分発の新木場行きは川越始発で、車両はりんかい線の70-000形であった。りんかい線の車両として、1995年から2002年にかけて製造された。JRの209系に準じた仕様の車両であると言うが、209系とは顔の形がまったく異なる。

行先表示は、「新木場」と「りんかい線」を交互に表示している。

 

ドア付近。(新木場にて撮影)

 

りんかい線の車両は何れも東臨運輸区の所属である。東臨運輸区は品川区八潮三丁目に位置し、八潮車両基地と呼ばれることもあるという。

 

車内(後ほど撮影。一部は別列車にて撮影。)

ロングシートは鮮やかな青色である。

車端部の優先席は紫色のモケットである。

車いす・ベビーカースペース。

 

ロングシートの端には、しっかりとした仕切りがある。

 

ドア上にはLCDと路線図がある。路線図にはりんかい線のほか乗り入れ先の埼京線・川越線が書かれている。

埼京線内では快速・通勤快速の列車も、りんかい線内は各駅に停車する。

 

列車は定刻に大崎を出発した。もう乗客は少なく、1両に数人乗車している程度であった。

大崎を出ると1分程度でトンネルに入る。ここから東雲の手前まで地下を走る。

 

大崎の次の大井町を出ると、品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポートと、駅名にカタカナが入る駅が3つ続く。

品川シーサイド駅は、品川区東品川四丁目に位置する。シーサイドというと海岸であり、たしかに東京湾は近いが、駅名にするほど近いわけではない。駅名の由来はと調べていると、品川シーサイドフォレストという商業施設やオフィス棟などの複合施設が近隣にあるらしく、そこからこの駅名になったようである。

中国語表記だとこうなるのかと思う。

品川シーサイド駅の副駅名は「ビックローブ本社前」である。ビッグローブ本社も品川シーサイドのオフィス棟にある。

 

品川シーサイドの次は天王洲アイルである。天王洲アイル駅は品川区東品川二丁目に位置し、東京モノレールとの乗換駅である。現在は埋立地である東品川二丁目界隈であるが、埋立前は海中の土砂が堆積してできた州であり、加えて、江戸時代に、当地で漁師の網に牛頭天王の面が入ったことから、この海域が天王洲と呼ばれるようになったのだという。

天王洲アイルの「アイル」は、島を意味するアイランドの略である。駅名の英語表記も、”Tennozu Isle”である。

中国語表記だと、「島」である。

天王洲アイル駅の副駅名は「寺田倉庫本社前」である。

 

天王洲アイルの次は、東京テレポートである。ゆりかもめのお台場海浜公園駅、青海駅の最寄り駅である。副駅名の「ダイバーシティ東京プラザ」は、駅から徒歩数分のところにある大型の複合商業施設である。

東京テレポート駅、一見するとよく分からぬ駅名である。テレポートと聞くと瞬間移動を彷彿させるが、かつて臨海副都心エリアの名称が東京テレポートタウンであったことに由来するらしい。現在は娯楽施設がひしめく臨海副都心エリアであるが、乗りものニュースの記事「東京テレポート駅の「テレポート」って何? 駅名に刻まれた臨海副都心の「先進」構想」(2019年1月9日)によれば、臨海副都心エリアにはもともとは最新の情報システムを備えたオフィス都市にする計画があり、1988年に副都心の名称が「東京テレポートタウン」となったのだという。たしかに、テレポート(teleport)には、瞬間移動の意味のほかに、通信ネットワーク拠点という意味もある。もっとも、バブル崩壊と共にこの計画は頓挫し、副都心の名称として「東京テレポート」という言葉が使われなくなり、現在に至る。

この駅が開業した1996年には、ギリギリこの名称が残っていたということだろう。

中国語表記だとこのようになる。

東京テレポート駅のホームは1面2線であるが、広い作りである。

 

ちなみに、各駅に到着前、ドアが開く側のLCDにはイルカのイラストが表示される。このイルカは、りんかい線のイメージキャラクターで「りんかる」という。りんかい線のホームページによれば、りんかるはキャンディやポップコーンが好きらしい。

開かない側のドアは駅員さんである。

 

東京テレポートの次は国際展示場である。ゆりかもめの有明駅の最寄りである。

 

国際展示場を出ると、地上に出て、東雲に停車する。東雲と書いて「しののめ」と読む。京成や平和交通の高速バス、東北急行バスの時刻表でもたびたび目にする地名である。

駅のすぐ横には首都高速湾岸線が走っており、さらにその奥には豊洲だろうか、タワーマンションが見える。

 

東雲から新木場までは、首都高速湾岸線に沿って地上を走る。

終点の新木場には21時18分に到着した。

 

乗車してきた列車は、折り返し21時28分発の大崎行きとなった。

 

新木場駅の改札内にはNewDaysがある。

よく見ると、NewDaysのロゴの横にりんかい線のマークがある。

 

新木場駅の改札外。自動券売機が4台並んでいる。

運賃表を見る。川越までの各駅と、天王洲アイル乗り継ぎで東京モノレール線の駅までの運賃が書かれていた。

 

新木場駅りんかい線改札口。

 

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