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7,富山から宇奈月温泉へ:富山地方鉄道本線:14760形:2025/5/17【2025/5北陸】

投稿日:2025年6月17日

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富山地方鉄道本線は、電鉄富山~宇奈月温泉の53.3kmを結ぶ路線である。2025年5月現在、電鉄富山から上市までの区間列車は多く運行されているものの、電鉄富山から宇奈月温泉まで通しで運行する列車は多くなく、昼間は2時間近く空く時間帯もある。

ところで、富山駅から宇奈月温泉駅まで行く場合、富山地方鉄道の列車で行くと、運賃は2,160円、所要時間は1時間40分から2時間程度である。ただ、富山駅から新幹線で黒部宇奈月温泉まで行き、隣接する新黒部から富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉まで向かっても、運賃は2,210円と、ほとんど変わらない。新黒部と宇奈月温泉の間では時間帯によってノンストップの特急列車が設定されており、新幹線とこの特急とを乗り継ぐと、富山から宇奈月温泉まで1時間弱で向かうこともできる。そういった事情から、富山から宇奈月温泉まで行くために富山地方鉄道本線を乗り通す人は、あまり多くないのかもしれない。

 

2025/5/17:富山地方鉄道:本線:電鉄富山→宇奈月温泉

今回は、電鉄富山を11時30分に出発する宇奈月温泉行の列車に乗車した。

 

車両は14760形2両編成である。1979年から1981年にかけて2両編成7本と増結用1両が製造された。

地元サッカーチーム「カターレ富山」のラッピングが施されていた。

車内には転換クロスシートが並んでいる。

現在はワンマン運転であり、運転席後ろには運賃箱がある。前のドアと運転台の間には窓3つ分のスペースがあり、ワンマン運転を実施する前は座席があったのだろうが、現在では取り外されている。そのため、運賃箱がぽつんと鎮座している感がある。

 

今回の車両は1980年に日本車輛で製造されたものであった。

 

電鉄富山を出ると、北陸新幹線、あいの風とやま鉄道の線路と分かれる。

 

まもなく稲荷町に到着した。不二越・上滝線との分岐駅である。

 

稲荷町を出ると、稲荷公園を左側に見つつ進む。

 

立山線との分岐駅である寺田には11時47分に到着した。

本線と立山線は電鉄富山方で分岐する構造となっており、右側に立山線のホームを見つつ、本線のホームに到着した。ここまでで車内はだいぶ空いて、1両目は6人となった。

 

上市には11時54分に到着した。上市駅はスイッチバックの構造となっている。

反対側には12時発の電鉄富山行きが停車している。

 

上市では7分ほど停車して、12時01分に出発した。

 

西滑川を出ると、左側にあいの風とやま鉄道の線路が寄り添う。

中滑川には12時13分に到着した。あいの風とやま鉄道の方にはホームはない。

滑川には12時15分に到着した。ここでは、あいの風とやま鉄道と接続する。

 

浜加積には12時17分に到着した。歴史を感じさせる木造駅舎がある。駅名標もさび付いている。

 

車窓から。

 

早月加積には12時19分に到着した。

 

あいの風とやま鉄道の東滑川駅の脇を通過する。富山地方鉄道には駅はない。

 

早月川を渡る。向こう側にはミラージュランドの観覧車が見える。

 

あいの風とやま鉄道の線路を潜り、互いの位置が入れ替わる。

 

電鉄魚津には12時26分に到着した。高架の1面1線の駅である。

 

新魚津には12時30分に到着した。電鉄富山行きと行き違いをする。向こう側にはあいの風とやま鉄道の魚津駅があり、乗り換えが可能である。

 

長閑な風景である。

 

電鉄石田を出ると、今度はあいの風とやま鉄道の上側を立体交差して、宇奈月の方へ進路を向ける。

 

電鉄黒部には12時39分に到着した。

富山地方鉄道の拠点駅の1つであり、ここを始発とする宇奈月温泉行の列車もある。

 

東三日市には12時43分に到着した。駅舎に沿って長いベンチがあるのが印象的であった。

 

新黒部には12時48分に到着した。北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅に隣接している。新幹線からの乗り換え客であろう、ここで一定の乗車があった。前述の通り、富山から宇奈月温泉へ向かう場合、ここまで新幹線を使っても、運賃はほとんど変わらない。

 

新黒部を出ると、すぐに次の舌山に到着する。両区間の距離は300mで、富山地方鉄道の鉄道線の中で最も駅間距離が短い区間であるという。舌山駅の駅舎は、歴史を感じさせる木造駅舎である。

 

浦山には12時57分に到着した。ここで8分停車して、新魚津行きと行き違いをする。雨降っているからか湿度が高く、冷房が効いていないため、車内は蒸し暑くなってくる。

 

内山には13時13分に到着した。電鉄黒部から宇奈月温泉までの間の行き違い可能駅は、舌山、浦山とこの内山だけである。

 

木々の中からホテルが見えてくると、まもなく終点の宇奈月温泉である。

 

終点の宇奈月温泉には13時22分に到着した。隣には、黒部峡谷鉄道の車両基地がある。

 

ここまで乗車してきた車両は、折り返し電鉄富山行きとなった。

 

宇奈月温泉駅ホーム。

 

黒部峡谷鉄道の宇奈月駅は、駅を出て200mほど歩いたところにある。

 

宇奈月温泉駅。

 

黒部峡谷鉄道の宇奈月駅へ向かう。

 

【2025/5北陸】(目次

4,富山地方鉄道:市内電車:2025/5/16【2025/5北陸】

5,富山:富山地鉄ホテル:シングルルーム:2025/5/16【2025/5北陸】

6,富山から岩峅寺へ:富山地方鉄道不二越・上滝線:17480形:2025/5/17【2025/5北陸】

7,富山から宇奈月温泉へ:富山地方鉄道本線:14760形:2025/5/17【2025/5北陸】【←本記事】

8,宇奈月から猫又へ:黒部峡谷鉄道:リラックス車両:2025/5/17【2025/5北陸】

 

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