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山形から水戸・赤塚へ:茨城交通「仙台・山形線」:2025/1/18

投稿日:2025年3月30日

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茨城交通は、2013年に、水戸と仙台の間で高速バス「仙台線」の運行を開始した。当時は、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響で常磐線が寸断されていたため、茨城県と仙台を乗り換えなしで結ぶ唯一の交通手段として、1日2往復で運行を行っていた。ただ、2020年に新型コロナウイルス感染症が流行すると、1往復に減便となり、その後は運休と再開を繰り返した。それでも、2023年8月に運行を再開した後は、従来の東北自動車道経由から常磐自動車道経由に変更して経由地に相馬が加わり、同年11月には山形まで延伸し、さらに同年12月末からは4列シート車両から3列独立シート車両へ変更した。

この路線にも興味はあったが、仙台に住んでいた際には乗らずじまいで、東京に引っ越してからも、乗るのが困難なため後回しにしていた。というのも、2023年の運行再開後の時刻表を見ると、茨城県側の始発地である赤塚駅発の時刻は朝5時で、赤塚から乗車するには前泊が必須である。一方、山形発赤塚行きの赤塚駅到着時刻は22時57分で、バスが15分以上早着しない限り東京方面へ帰ることはできず、後泊がほぼ必須であった。

ただ、2024年12月末に、2025年2月1日に運行廃止するとのニュースリリースを茨城交通が出したため、廃止前に乗りに行くことにした。1月18日の山形発便に乗車することにして、京王バス系の予約サイト「ハイウェイバスドットコム」で予約をした。始発の山形から終着の赤塚まで6,500円であった。

 

2025/1/18:茨城交通:仙台・山形線:山交ビルバスターミナル→赤塚駅北口

2025年1月18日土曜日。

赤塚駅行きの高速バスは、山形では山交ビルバスターミナルから出発し、山形駅には立ち寄らない。山形駅から山交バスターミナルまでは徒歩5分程度であるので、まずは山交ビルバスターミナルに向かう。

山形駅東口を出てまっすぐ歩く。

2つ目の信号を渡ったところ、右側に山交ビルがある。

ちょうど、茨城交通のバスが到着するところであった。

 

山交ビルの地下にはスーパーマーケット「ヤマザワ」があり、そこで土産物等、少し買い物をする。

1階の奥に山交バス案内センターがあり、外に出るとバスターミナルがある。

時代を感じさせるベンチがある。

 

3番乗り場から出発する仙台行きは、宮城交通と山交バスが共同で運行しており、平日1日70往復以上、土休日も1日60往復設定されている。

【→「仙台-山形線」の乗車記録はこちら

 

赤塚駅行きは4番乗り場からの出発である。

路線廃止のお知らせも掲示されていた。

 

出発2分ほど前に4番乗り場に到着した。

 

ウェブサイトには3列独立シート車での運行と書かれていたが、この日は4列シート車での運行であった。出発後に運転手からお詫びの案内があったが、本来の車両が故障のため、4列シート車で代走をしているとのことであった。

乗車時に、運転手から「隣も空いておりますので」と言われる。ハイウェイバスドットコムで予約をして事前座席指定をした際に、3列独立シートの座席表が表示されつつ、中央席がすべて埋まっていたのだが、これは敢えて中央席を販売しないようにして、1人で2席使うことができるようにしていたのであった。結果的に、本来の3列シート車よりも座席定員が減っているはずだが、それで問題の無い乗車率ということなのだろう。

 

乗車券。

乗車券の確認は乗車時に行われたが、乗車券を確認したことの証明のためだろうか、紙片が渡された。降りるときに回収する旨案内される。この路線は乗車地、降車地によって運賃が異なるため、このようなことをしているのだろう。

 

車内には2+2の4列シートが並んでおり、最後尾にトイレが設置されている。

座席。

各座席にテーブルがある。

 

足元にはフットレストがある。

 

各座席にコンセントがある。

 

茨城交通はみちのりホールディングスの一社であり、車内誌みちのりがシートポケットに入れられていた。

 

山交バスターミナルを定刻16時35分に出発した。乗客は3名であった。

山形県庁を通過すると、まもなく山形ICである。

16時52分、山形ICから山形自動車道に入る。

 

山交ビルの地下にあるヤマザワで購入していた今川焼をいただく。

 

村田JCTで東北自動車道に入り、17時34分、仙台宮城ICで高速を降りて、仙台西道路、立町トンネルを経て、仙台市中心部に入る。

広瀬通から東二番町通り、青葉通りと進み、仙台駅へ向かう。東二番町通りと青葉通りの交差点にあるイオン仙台店は2025年2月28日に閉店とのことで、ちょうど閉店売り尽くしセール中であった。イオン仙台店になる前はダイエー仙台店であり、仙台に住んでいた頃にはよく利用していたので、寂しい思いがある。

 

17時49分に仙台駅の宮交高速バスセンターに到着した。出発時刻の18時まで10分ほど停車する。ここで7名乗車した。

 

18時に仙台駅を出発すると、バスは左折して長町方面へ向かう。18時22分、長町ICから仙台南部道路に入る。仙台若林JCTで仙台東部道路に入り、仙台空港の近くを走行した後、亘理から常磐自動車道へ入る。

 

福島県に入り、19時02分、相馬ICで高速を降りる。

相馬ICバスターミナルには19時04分に到着した。この停留所の扱いは少し特殊で、仙台~相馬間のみの利用はできないが、山形から相馬、相馬から茨城県内への利用は可能である。この便では降車客はおらず、また、相馬からの乗車客はいない。定刻19時11分まで停車した後、出発する。

 

再び常磐自動車道に入ったのち、19時21分に南相馬鹿島SAに到着した。ここで20分休憩となる。

今回乗車した車両は、いすゞ・ガーラ「水戸200か1534」であった。

 

南相馬鹿島SA。売店がまだ営業しており、軽食を購入する。

 

「相馬名物ほっき飯おにぎり」。450円也。

バターロールハンバーガー。地元はらまち製パン製造の、バターロールにハンバーグを挟んだパンで、168円と安価である。

 

バスは南相馬鹿島SAを19時41分に出発した。

 

福島県から茨城県に入り、21時03分、北茨城インターに到着する旨の放送が流れる。降車ボタンは押されず、運転手からも通過する旨の案内があり、そのまま通過した。いつの間にか10分ほど遅れている。

 

中郷SAに21時11分に到着した。ここで10分休憩となる。中郷SAには売店があるが、21時で閉店である。

 

出発前に、運転手から、この路線が1月末で廃止になる旨の案内があった。この路線が東日本大震災の復興の半ばである2013年に運行を開始、当初は常磐線も常磐自動車道も分断されていた中で、水戸と仙台を乗り換えなしで結ぶ路線として運行を開始した旨、1日2往復、客も多く繁忙期には2台で運行することもあり、黒字路線であったこと、コロナ禍で運休となり、5類になって運行を再開した後、相馬への乗り入れ、山形延伸をしたものの客足が伸びず、いわゆる「2024年問題」もあり、廃止に至ったことなどが語られた。まるで最終営業日であるかのような放送であったが、運転手にとって思い入れのある路線であったとのこと、聞いているこちらとしてもその通りなのだろうと感じさせるものであった。

また、日立駅での降車客がいないため、日立では高速を降りない旨の案内がなされた。

 

21時45分、新田中内の到着案内で降車ボタンが押される。運転手から、「夜も遅い時間ですので、気をつけてお帰りください」との放送が入る。以降の各停留所でも同様の放送があった。

日立南太田ICで高速を降り、21時52分、新田中内に到着した。定刻であった。ここで4名降りていく。辺りには何もなさそうな感じであるが、高速バス専用駐車場が併設されており、降りた客はそちらへ向かっていった。空港バスも停車する停留所である。

 

22時12分、茨城交通勝田営業所に到着した。ここで1名降りる。

 

22時24分、勝田駅西口に到着した。ここで1名降りた。ちなみに、仙台をほぼ同時刻の18時02分に出発する常磐線経由の特急ひたち30号は、バスより1時間早く21時20分に勝田に到着している。特急ひたちに乗車すると特急券込みの運賃は7,060円であるが、バスであれば5,000円(土日祝は5,500円)である。

 

水戸駅では降車客はいない。

 

水戸駅から赤塚駅までは、南町二丁目、泉町一丁目、大工町、自由ヶ丘、新原三差路、石川三丁目と、細目に停留所が設定されている。この設定は、水戸と東京を結ぶ「みと号」の赤塚経由便と同じである。

 

新原三差路で2名の降車があった。

 

終点の赤塚駅北口には定刻22時57分に到着した。赤塚まで乗車した客は2名であった。

 

バスが到着した3番乗り場が、仙台・山形線の乗り場であった。

赤塚から仙台・山形へ向かう便の出発時刻は早朝5時である。

「二本松」がテープで消されているが、この路線、2023年以前は磐越自動車道、東北自動車道経由で運行しており、東北自動車道上の二本松バスストップにも経由していた。

 

赤塚駅北口。

 

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