2011/8/14:Amtrak/Cantrail 8957:Vancouver→Seattle
シアトルへの帰りは、アムトラックのWEBで予約していたバスに乗る。既に乗車券はシアトルでもらっている。
バス停の場所を聞くためにアムトラックのカウンターに行ったところ、前の客が、「シアトルに行くならバスと鉄道どちらがよいのか」と聞いている。係員は、「バスは17時発で所要3時間半、鉄道は17時40分発で所要4時間かかる。もちろんバスの方がよい」などと説明していた。
駅を出て右側にバスが1台止まっており、人々が列を作っている。ここが17時発のシアトル行きアムトラック8957便の乗り場であった。バスはアムトラックの塗装ではない。"Cantrail"と書かれている。後で調べたところによると、このバスは、バンクーバーに本社を置く"CANTRAIL COACH LINES LTD."による運行らしい。飛行機でいう共同運行の形態をとっているのだろうか。よく分からない。
運転手にチケットを見せると、アメリカの入国書類が手渡される。私の場合は、税関申告書のみが渡される。
バスは40人乗りであった。一番後ろの一角にはトイレが設置されていて、ほっとする。
ほぼ満席となり、16時58分にバンクーバーを出発する。出発後、運転手から放送が入り、18時過ぎに国境に着き、15分程度で入国審査を受け、その後シアトルまで直行するとのことであった。
一時よりは良くなったものの胃腸の調子が優れないので、バスの中では目をつむって過ごす。座席はリクライニングシートだが、壊れていて動かないので、そのままの体勢で眠る。
途中、17時30分にリッチモンド(Richmond)のサンドマン・シグネチャーホテル(Sandman Signature Hotel)に停車する。運転手はホテルの中に入るが、客はいなかったようで、そのまま戻ってきて出発する。その後、17時50分にサレー(Surrey)のパシフィック・イン(Pacific Inn)に停車する。ここでも客は乗ってこない。
18時に国境に着く。ただ、前にバスがいるためか、しばらく待たされる。前のバスが出発してから、入国審査場の前に横付けされる。
全員がバスから荷物を持って降り、建物の中に入る。そこでアメリカの入国審査を受ける。先日の空港におけると同様に、身分、旅行目的や旅行日程については詳しく聞かれた。2回の入国審査だけで結論を出すことはできないが、どうやら審査官は、学生ビザを取得しないで学校に通うのではないかということをを恐れているように感じられた。
入国審査を終えると、その次に税関である。申告書を提出すると、食べ物は持っているかと聞かれる。水だけだと答えると、問題ないとのことで通過できる。
ただ、その後、アメリカ入国のスタンプが押されていないことに気がつく。ちょうど先ほどの審査官と目があったので、合図すると、「こっちに来い」と言われる。そこで、入国スタンプについて聞いてみると、シアトルの空港で入国スタンプが押されており、そのスタンプの有効期限内だから再度押す必要はないのだと説明された。
無事アメリカに入国し、再び同じバスに乗って、シアトルへ向かう。高速道路を快調に走る。列車は海沿いを走っていたが、バスは内陸部を走る。
国境で時間がかかったのか、バスがシアトルのキングストリート駅に横付けしたのは定刻を15分ほど遅れた20時45分であった。日はかなり沈んでいた。
到着と同時に、緊張がほぐれたのか便意を催し、駅のトイレに駆け込む。
2011/8/14:Sound Transit:Link light rail:Central Link:International Districr/Chinatown→Seatac/Airport
インターナショナルディストリクト・チャイナタウン(International District/Chinatown)駅から、リンクライトレールで空港まで行く。
ターミナルの電話でバスを呼び出し、ホテルに戻る。
どうにも食欲がないので、近くのセブンイレブンでバーガーとバナナとレモネードを買ってホテルに戻る。バナナは食べたが、バーガーは翌日の朝飯となった。
【2011/8アメリカ合衆国】(目次)
18,バンクーバー:パシフィックセントラル駅:2011/8/14【2011/8アメリカ合衆国】
19,バンクーバーからシアトルへ:アムトラック8957便:2011/8/14【2011/8アメリカ合衆国】【←本記事】
20,シアトル:ミュージアムオブフライト(1):2011/8/15【2011/8アメリカ合衆国】
【シアトル~バンクーバー間の列車の乗車記録】
13,シアトルからバンクーバーへ:アムトラック・カスケーズ(Amtrak Cascades)510列車(1):2011/8/14【2011/8アメリカ合衆国】