北条鉄道は、神戸電鉄粟生線の終点でありJR加古川線の途中駅である粟生を起点に、北条町までの13.6kmで北条線を運行している。1915年に開通、かつては国鉄の路線であったが、1985年に第三セクター方式に転換され、現在に至る。
2024/1/28:北条鉄道北条線:普通:粟生→北条町
北条鉄道北条線の始発駅である粟生は、JR加古川線、神戸電鉄粟生線との接続駅である。今回、新開地を9時52分に出た神戸電鉄の普通列車は粟生に11時に到着した。粟生では、9分の乗り継ぎ時間で、北条鉄道の北条町行きに乗り継ぐことができる。
神戸電鉄の改札を出て、跨線橋を渡ると、北条鉄道のホームがある。
昼間の北条町行きは1時間に1本の運行である。
粟生駅駅名標。
11時07分には、JR加古川線の西脇市行き、加古川行きが相次いで到着した。
今回は、11時09分発の北条町行きに乗車した。
車両はフラワ2000形であった。3編成在籍しているが、全てで色が異なり、今回乗車した車両は紫色を基調とした車両であった。車内はロングシートである。製造は2001年である。
神戸電鉄粟生線、JR加古川線からの乗り継ぎ客を乗せて、北条町行きの列車は11時09分に粟生を出発した。終点の北条町まで13.6km、中間駅は6駅、所要23分である。乗客は20名弱であった。
粟生を出ると、JR加古川線と分かれて大きく左へ曲がる。(以下、車窓写真の一部は復路に撮影したものもある)
車窓は両側共に開けている。
11時13分に網引に到着した。
次いで、11時16分に田原駅に到着した。1名乗車した。
法華口には11時19分に到着した。2020年に交換設備ができて2面2線の構造になったという。ここで2名降りる。
駅舎は1915年の開業当初の木造建築で、2014年に国登録有形文化財に登録された。駅舎には「駅舎工房モン・ファボリ」というパン屋があるという。
車窓から。
播磨下里駅。この駅も木造駅舎で、1918年に建設されたものだという。法華口駅、この先の長駅と同様、2014年に国登録有形文化財に登録されている。この駅では3名降りた。
車窓から。
長駅には11時26分に到着した。駅舎は1915年の開業時に建てられた木造のものである。
車窓から。
街が現れると、終点の北条町である。
終点の北条町には11時32分に到着した。北条町駅には車庫が併設されており、JR東日本から譲渡されたキハ40形も停車していた。かつて五能線で運行をしていた車両である。
粟生からの運賃は420円である。車内で支払って列車を降りた。
北条町駅駅名標。
粟生行きは1時間に1本の運行である。
北条町駅。北条鉄道の本社、車庫がある。
切符売り場。
レンタサイクルがある。
北条町駅前には、アスティアかさいというショッピングセンターがある。
2024/1/28:北条鉄道北条線:普通:北条町→粟生
折返し、11時39分発の粟生行きで粟生へ戻る。
北条町駅には自動券売機があり、粟生までの切符を購入した。
粟生行きの列車には20名ほどの客が乗車した。
終点の粟生には12時02分に到着した。
【2024/1京阪神】(目次)
13,神戸電鉄粟生線:6500系:2024/1/28【2024/1京阪神】
14,北条鉄道北条線:フラワ2000形:2024/1/28【2024/1京阪神】
15,神戸電鉄粟生線:3000系:2024/1/28【2024/1京阪神】