埼玉高速鉄道2000系は、2001年3月の埼玉高速鉄道線の開業にあわせて、2000年から2001年にかけて6両編成10本が製造された。埼玉高速鉄道線のほか、相互直通運転先の東京メトロ南北線、東急目黒線、また2023年3月以降は東急新横浜線で運用に入っている。車体は、直通運転先の東京メトロ9000系(営団9000系)と仕様を合わせているという。
埼玉高速鉄道2000系。
(2110F編成)
(2109F編成)
車体前面と側面には埼玉高速鉄道のマークが入れられている。
側面の行先表示器。
先頭車。
中間車。
座席。ドア間は7人掛けである。
車端部。
優先席。
車いすスペースは2号車と5号車にある。
ドア上には千鳥配置で「ダイナミックビークルスクリーン」が設置されている。埼玉高速鉄道の2020年3月30日のプレスリリースによると、これは株式会社ビズライト・テクノロジーが開発したデジタルサイネージで、筐体内にカメラとIoT機器を搭載し、車両内の混雑状況、温度、湿度などをAIで解析し、リアルタイムな環境変化に応じて動的に表示内容や広告を切り替えることができるものらしい。右下に「センシングサイネージ作動中」の文字があるが、このことであろう。鉄道車両でこのデジタルサイネージを採用したのは世界初とのことである。
他のドアにはLEDのスクロール式案内表示器が設置されている。
浦和美園駅停車中は1段で表示されていた。
出発すると2段表示となる。
2010F編成の6号車で撮影。この車両は2001年に川崎重工業で製造された。
ついでではあるが、今回、久々に浦和美園駅で降りた。
浦和美園駅は通常1番線と2番線で運用がなされているが、近隣の埼玉スタジアム2002でサッカーの試合などが行われる際は、3番線が現れるらしい。3番線は東口の駅前ロータリーからそのまま入ることができる構造となっている。使用されないときは、シャッターが閉まっている。
通常使用される1番線、2番線は、2階に改札口がある。2階の改札口からは3番線に行くことができないようである。
2階の通常の改札口。
2番線と3番線は線路が共通である。1、2番線から3番線ホームを見ることができる。柱には浦和レッズのロゴが掲出されている。