博多を9時54分に出て、西唐津、佐賀を経て、鳥栖には13時30分に到着した。ここからは熊本の方へ向かうが、少し時間があるので、駅の外に出てみた。
鳥栖駅が開業したのは1889年である。九州の鉄道は、1889年に九州鉄道が博多から久留米の手前までを開通させたところから始まったのであるが、鳥栖駅は、その際に開業した駅の1つであるという。
現在の鳥栖駅の駅舎は、1903年7月に作られた2代目のものである。
改札口。
鳥栖駅には中央軒という駅弁屋兼うどん屋がある。ここで昼食にした。
かしわそば、390円也。美味しくいただいた。
訪れたのは、西九州新幹線開業まで、あと14日のときであった。
2022/9/9:JR鹿児島本線:区間快速:鳥栖→熊本
鳥栖からは、13時55分発の区間快速八代行きに乗車して熊本へ向かう。
鳥栖駅のホームの屋根を支える鉄柱は、古レールを利用しているらしい。
このように、製造会社と製造年が書かれた板が吊されている。ドイツ・ウニオン社、1889年製造ということで、鳥栖駅の開業と同じ年である。
他を見ると、こちらは、イギリス・キャンメル社製の古レールであった。
ホーム上のベンチ。どことなく味がある。
ホーム側から見た鳥栖駅駅舎。
13時55分発の区間快速八代行きは815系2両編成であった。
区間快速は、鳥栖を出ると、久留米、荒木、羽犬塚、筑後船小屋、瀬高、大牟田の順に停車し、大牟田から先は各駅に停車する。八代まで乗り通すと2時間以上であるが、快速運転をするのは前半の40分弱である。
車内はロングシートであった。
窓がない部分には枕も設置されている。
長いロングシートの中央には手すりがある。
ドアは黄色く塗られている。
ドア上には、千鳥配置で案内表示器が設置されている。
洗面所。
乗車したのは1999年(平成11年)製造の815系であった。
列車は、鳥栖を定刻13時55分に出発した。
線形は良いので、速度は速い。途中駅での長時間停車もなく、淡々と進んだ。特段空いているわけでも混んでいるわけでもない。ちょうど良い乗車率という感じである。
居眠りをしていると、熊本には15時19分に到着した。ここで列車を降りた。
【2022/9九州】(目次)
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8,JR三角線:キハ147形:2022/9/9【2022/9九州】