高尾山ケーブルカーは、高尾山口駅から徒歩5分のところにある清滝駅を起点に、高尾山駅までの1kmを6分で運行する。清滝駅の標高は201m、高尾山駅は472mであり、高低差は271mである。高尾山駅手前には608パーミル(31度18分)の勾配があり、これはケーブルカーの線路では日本一の急勾配であるという。歴史は古く、開業は1927年である。
2019/12/8:京王電鉄京王線・高尾線:準特急:新宿→高尾山口
2019年12月8日日曜日。
12時47分に新宿を出る京王線の準特急高尾山口行きに乗車して高尾山口へ向かう。
乗車した8000系電車は、全体が緑色であり、高尾山のラッピングが施されていた。
準特急という種別は京王でしか聞いたことがない。特急と急行の中間の種別である。京王線内は、新宿を出ると笹塚、明大前、千歳烏山、調布、府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、北野に停車する。特急より2駅停車駅が多く、急行より3駅停車駅が少ない。北野から先の高尾線内は各駅停車である。
高尾線に入り、高尾で人が乗ってきた。JRからの乗り換え客が多いのだろうか。高尾から先は単線であり、高尾で若干停車して新宿行きと交換する。
高尾から3分で終点の高尾山口に到着する。
列車の窓には紅葉を模したシールが貼られていた。
高尾山口到着は13時42分であった。
2019/12/8:高尾登山鉄道:高尾山ケーブルカー:清滝→高尾山
高尾山ケーブルカーの起点の清滝駅は、高尾山口駅から徒歩5分のところにある。
清滝駅はケーブルカーとリフトの供用駅であり、ケーブルカーは駅の左側から、リフトは駅の右側から出発する。こちらは先日の筑波山とは反対に混雑していた。日曜日であるし、まだぎりぎり紅葉シーズンということもあったのだろう。
往路はケーブルカーに乗る。
ケーブルカーは7分間隔での運行であった。本来は15分間隔であるらしいから、多客期ということで増便したのだろう。
高尾山駅から到着したケーブルカーは満員であった。
高尾山行きのケーブルカーも大混雑であった。一番下の部分に押し込まれるように乗車することとなった。もっとも、そのおかげで、下側の窓から車窓を楽しむことができた。
車両は平成20年製造であった。
清滝駅を出発する。
トンネルを抜けた。
まだ紅葉を楽しめる。
中間地点で対向列車と交換する。
この付近がケーブルカーで日本一の急勾配だろうか。たしかに結構な角度である。
終点の高尾山駅には6分ほどで到着した。
車内。
折り返しの清滝行きも満員であった。
高尾山駅駅名標。
高尾山駅付近を少し歩く。混雑しており、売店も繁盛していた。
ここから約1時間歩くと山頂に着くらしいが、この日はここで戻ることにした。
2019/12/8:高尾登山鉄道:エコーリフト:山上駅→山麓駅
帰りはリフトで下山する。高尾山のリフトは「エコーリフト」と呼ばれている。リフトは清滝駅に隣接する山麓駅と、高尾山駅の近くにある山上駅との872mを結んでおり、高低差は237m、所要12分とのことである。
山上駅へ向かう。列はできていたが、リフトであるから、どんどんと前へ進む。そこまで待つことなく、順番が来た。
乗車する。
途中で下にいるカメラマンが客にカメラを向ける。ここで撮影された写真は、降車後に売店で購入することができるという。
12分で山麓駅に着く。12分間の空中散歩は楽しかった。見頃は終えたのかもしれないが、それでも紅葉を楽しむことができた。
山麓駅はケーブルカーの清滝駅に隣接している。ここから徒歩で高尾山口駅へ向かう。
高尾山口駅の横に京王高尾山温泉がある。せっかくなので温泉に入ろうかと思う。入館料は1,200円であった。
とりあえず昼ご飯をと思うが、食堂はほとんど席がなかった。かろうじて残っていた長テーブルの1席を確保し、おすすめの「肉吸いと卵かけご飯定食」を注文する。960円也。無難な味であった。
その後、温泉に入る。脱衣所からして大混雑である。中は檜風呂、露天炭酸風呂、露天岩風呂など数種類の風呂があり、楽しむことができる。とはいえ、一つ一つの風呂はそこまで広くなく、人も多いので、足は伸ばせるが肩は隣の人とぶつかる。ゆっくりしようという気分にはなれない。正直なところ、入ったのを若干後悔した。
もっとも、ほとんど紅葉が終わっている時期でこの混雑であるから、本来の紅葉シーズンは大変な混雑になるのだろうと思う。
【その他のケーブルカーの乗車記録】
3,筑波観光鉄道筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー):2019/12/6【2019/12筑波山】
3,大山観光鉄道大山鋼索線(大山ケーブルカー):2019/10/20【2019/10神奈川】