高知から土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線で奈半利まで乗車し、高知東部交通のバスで室戸まで行き、阿佐海岸鉄道のDMVに乗り継いで徳島県の阿波海南まで来た。阿波海南からはJR牟岐線で徳島へ向かう。
JR牟岐線は、徳島と阿波海南の77.8kmを結ぶ、徳島県内完結の路線である。2020年10月までは阿波海南~海部の1.5kmもJR牟岐線であったが、阿佐海岸鉄道のDMV運行開始に伴い、この区間が阿佐海岸鉄道に編入された。
JR牟岐線は、徳島近郊の徳島~阿南間では1時間に2本の列車が設定されているが、阿南以南では列車数が少なくなり、先端の阿波海南まで来るのは1日8往復のみである。そのため、阿南以南では徳島バスと連携し、阿南駅~海部高校(阿波海南駅)間で徳島バスの高速バス「室戸・生見・阿南-大阪線」にJRの乗車券で乗車することができるという。
2023/10/21:JR牟岐線:普通:阿波海南→徳島
阿波海南駅には阿波海南駅前交流館があり、待合スペースとトイレがある。
阿波海南駅から徳島方を見る。
阿波海南駅駅名標。
16時08分発の徳島行きに乗車した。徳島までは2時間ほどである。
車両は1200形1両編成であった。1200形は、1500形気動車との併結を可能とするために1000形を改造した車両である。
車内は、クロスシートとロングシートを組み合わせた配置となっている。
ワンマン運転に対応しており、ワンマン機器が設置されている。
ドアは半自動式である。
車いす対応のトイレがある。当初は設置されておらず、2000年以降に新設されたという。
阿波海南駅の整理券。
阿波海南を定刻16時08分に出発した。客は20名ほどであった。意外と乗っている感じであるが、DMVからの乗り継ぎ客が大半だろうか。
牟岐には16時20分に到着した。
日和佐には16時40分に到着した。
後方から日和佐駅を見る。
進行方向右側には日和佐城が見える。
木岐駅。牟岐線は比較的海岸に近いところを走る区間が多いが、その一方で、山間部を走る路線という雰囲気も併せ持っている。
木岐を出ると海に近づく。良い景色だなと思っていたら田井の浜駅を通過した。この駅は、田井の浜海水浴場の最寄りにある海水浴シーズンのみ営業の臨時駅で、2023年は7月15日から8月6日の間のみ営業を行った。
由岐駅。
阿波海南行きと行き違いをした。向こうは1500形である。
阿南には17時21分に到着した。ここからは車掌が乗務した。また、高校生を中心に、車内の人数も一気に増えて、立つ客も出てきた。
終点の徳島には18時11分に到着した。日が落ちて、外は暗くなっていた。
徳島駅。
【2023/10四国】(目次)
13,室戸から阿波海南へ:阿佐海岸鉄道:DMV:2023/10/21【2023/10四国】
14,阿波海南から徳島へ:JR牟岐線:1200形:2023/10/21【2023/10四国】【←本記事】
15,JR鳴門線:キハ47形:2023/10/21【2023/10四国】
【JR牟岐線の乗車記録】
3,阿波橘から徳島へ:JR牟岐線:特急むろと2号:キハ185系:2023/10/20【2023/10四国】