13,摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー：2024/6/22【2024/6関西】

投稿日：2024年7月23日

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今回、神戸では、乗り残していた摩耶ケーブル線に乗車することにしていた。摩耶ケーブル線は、株式会社こうべ未来都市機構が運行する、摩耶山に登るケーブルカーである。摩耶ケーブル線と、同じくこうべ未来都市機構が運行する摩弥ロープウェーを乗り継ぐことで、摩耶山の山頂近くまで向かうことができる。

2024/6/21：神戸市営バス：18系統：三宮駅ターミナル前→摩耶ケーブル下

三宮駅から摩耶ケーブル駅へは、JR六甲道行きの神戸市営バス18系統で行くことができる。昼の時間帯、平日は1時間間隔、土休日は30分間隔での運行である。

ポートライナーの三宮駅から階段を降りて地上に出ると、そこがバスの三宮駅ターミナルとなっている。神戸市営バスの18系統は、このターミナルの3番乗り場から出発する。

13時45分発のJR六甲道行きに乗車した。

三宮駅ターミナル前を出ると、JRの高架を潜り、地下鉄三宮駅に停車する。

地下鉄三宮駅を出て2つめに布引という停留所がある。ここが新神戸駅の最寄り停留所として案内されている。ただ、この便を含め、土休日の18系統の一部便は新神戸駅にも停車する。

摩耶ケーブル駅付近は住宅街となっているが、道幅の狭い急な坂の左右に家が並ぶ。大型バスが走るにしては狭いのではという道を進んでいく。

「摩耶ケーブル下」という停留所が、摩耶ケーブル駅の最寄り停留所である。14時10分過ぎに到着した。運賃は210円である。バス停を降りると、すぐ目の前に摩耶ケーブル駅がある。

2024/6/21：摩耶ケーブル線：摩耶ケーブル駅→虹の駅

摩耶ケーブルは、摩耶ケーブル駅から虹の駅までの0.9kmを結ぶ路線で、1929年に開通した。両駅間の標高差は312m、最急勾配は虹の駅手前の29度とのことである。

今回は、ケーブルカーと、さらにその上まで行くロープウェーがセットになった往復乗車券を購入した。1,560円也。

摩耶ケーブルは昼間20分間隔での運行である。

14時20分発の虹の駅行きは、出発直前に改札が始まった。

車内（後ほど撮影）。

14時20分に摩耶ケーブル駅を出発した。

トンネルを走行する。

中間地点で対向車両とすれ違う。向こう側は赤を基調としたデザインである。

最後に一気に29度の急坂を上り、14時25分に終点の虹の駅に到着した。

虹の駅の駅舎は、1925年のケーブルカー開通当初からのものだという。

駅を出てロープウェー方面へ向かう前に、展望台に行ってみた。

虹の駅は、副駅名が「旧摩耶観光ホテル前」である。摩耶観光ホテルは1929年に開業し、ホテルとしては1967年に営業を取りやめ、その後は学生向け合宿所として使用されていたそうだが、1993年に閉鎖され、廃墟となったという。ただ、アールデコ調のデザインを取り入れたモダニズム建築としての価値が評価され、保存プロジェクトの尽力もあり、廃墟でありながら2021年に国の有形文化財に登録された。展望台から全貌は見えないが、屋上部分の一部は見える。