鉄道 日本の鉄道 日本の街めぐり 2024/10北陸 街めぐり 民鉄(西) 記録

5,立山黒部アルペンルート(2)黒部湖から黒部平、大観峰を経て室堂へ:黒部ケーブルカー・立山ロープウェイ・立山トンネルトロリーバス:2024/10/25【2024/10北陸】

投稿日:2024年11月17日

【スポンサーリンク】



扇沢を13時に出る関電トンネル電気バスで黒部ダムまで向かい、黒部ダムの展望台からダムと黒部湖を見た後、黒部ダムの上を歩いて、黒部湖駅まで来た。ここから、立山黒部貫光の黒部ケーブルカーで黒部平、立山ロープウェイで大観峰を経て、立山トンネルトロリーバスで室堂まで向かう。

 

2024/10/25:立山黒部貫光:黒部ケーブルカー:黒部湖→黒部平

まずは黒部ケーブルカーで黒部湖から黒部平まで向かう。運行するのは立山黒部貫光である。「貫光」とは聞きなれない言葉であるが、公式ウェブサイトの説明によると、創業者佐伯宗義社長による造語だという。「貫」は時間を、「光」は宇宙空間、大自然を意味すると書かれている。

黒部ケーブルカーは、黒部湖と黒部平の828mを5分で結ぶ。黒部湖駅は1,455m、黒部平駅は1,828mであり、駅間の標高差は373m、全区間がトンネルである。今回は通しの切符を購入しているので個別に運賃を支払う必要はないが、この区間の運賃は1,150円である。

 

黒部ダムの上を通り、黒部湖駅へ向かう。

 

14時発のケーブルカーは5分前に改札が始まった。通常は20分間隔であるが、団体客が多く、定期便の間に臨時便を挟んで10分間隔での運行を行っていたようである。14時発の便もかなりの混雑であった。ツアー客が多く、海外からの客も半数近くいたように思う。

 

混雑のため座席は既に埋まっており、奥に詰めてくださいという声がかかる。一番前の全面展望ができるところに押し込められた。

 

黒部ケーブルカーの最急勾配は31度とのことである。

 

定刻14時に出発する。

 

中間ですれ違う。

 

14時05分に黒部平に到着した。

 

2024/10/25:立山黒部貫光:立山ロープウェイ:黒部平→大観峰

黒部平では、立山ロープウェイに乗り換える。このロープウェイは黒部平と大観峰の1.7kmを結ぶ。黒部平は1,828m、大観峰は2,316mで、標高差は488mである。この区間の運賃を個別に支払う場合は1,700円である。

20分間隔での運行であるが、こちらも定期便の合間に臨時便が設定されていたようである。

次の便は14時20分発である。

 

係員の誘導でホームに入り、ロープウェイの到着を待つ。ロープウェイが到着して、大観峰からの客が降りると、係員の誘導で乗車する。

 

14時20分に黒部平を出発した。

中間地点で対向のロープウェイとすれ違う。

このロープウェイには中間に支柱が1本もない。

 

14時27分に大観峰に到着した。

 

大観峰駅には展望台がある。

 

2024/10/25:立山黒部貫光:立山トンネルトロリーバス:大観峰→室堂

大観峰では、立山トンネルトロリーバスに乗り換える。このトロリーバスは大観峰と室堂の3.7kmを10分で結ぶ。大観峰は2,316m、室堂は2,450mで、標高差は134mである。全区間、雄山の直下を貫通する立山トンネル内を走行する。この区間の運賃は、個別に支払うのであれば2,200円である。

大観峰から室堂までの立山トンネル区間は、開業当初はディーゼルバスによって運行されていたが、1996年に、架線からトロリーポールで電気を取り入れて走行するトロリーバスに転換された。それにより、トンネル内での排気ガスの滞留などの問題もなくなったという。ただ、現在日本でトロリーバスを運行しているのはこの立山黒部貫光の立山トンネルトロリーバスのみで、修理用部品の調達が困難であるなどの理由から電気バスへ置き換えられることになり、2024年シーズンをもって運行を終了することが報じられていた。

 

立山トンネルトロリーバスは30分間隔での運行で、次の出発は14時45分である。

改札口の前で待っていると、係員がラストランカードを配ってくれる。

 

改札を経て、乗り場に誘導される。立山トンネルトロリーバスも、最初に乗車した関電トンネル電気バスと同じく、数台で隊列を組んで運行する形式となっている。誘導されて1台目のバスに乗車した。

周りを見るとトロリーバスを目当てで来た客も何名かいたようである。そのほかにも、今年で最後と知ってか、バス乗り場で写真撮影をする客も多い。

 

座席。

 

トロリーバスの正式名称は「無軌条電車」で、日本では法令上、鉄道の一種として扱われている。車内の案内表示器でもその旨が案内されている。

かつては途中に雷殿駅があった。雷殿駅につながる登山道が崩壊したことから、駅自体が廃止となったという。降車ボタンはその名残である。

 

定刻14時45分に大観峰を出発した。3台での運行で、1台目に立ち客はいなかった。

 

立山トンネルにも、関電トンネルと同様、青いライトで照らされた箇所がある。破砕帯である。

その破砕帯を過ぎると、中間地点に到着した。こちらのトンネルも1車線で、中間地点に行き違いができるスペースがある。ここで、室堂からの大観峰行きと行き違いをした。

 

室堂には14時55分に到着した。

 

乗車した車両は8000形無軌条電車である。

 

【2024/10北陸】(目次

4,立山黒部アルペンルート(1)扇沢から黒部ダム・黒部湖へ:関電トンネル電気バス:2024/10/25【2024/10北陸】

5,立山黒部アルペンルート(2)黒部湖から黒部平、大観峰を経て室堂へ:黒部ケーブルカー・立山ロープウェイ・立山トンネルトロリーバス:2024/10/25【2024/10北陸】【←目次】

6,立山黒部アルペンルート(3)室堂から美女平を経て立山へ:高原バス・立山ケーブルカー:2024/10/25【2024/10北陸】

 

【スポンサーリンク】



-鉄道, 日本の鉄道, 日本の街めぐり, 2024/10北陸, 街めぐり, 民鉄(西), 記録
-, ,

Copyright© ピーナッツの旅行記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.